【マイルCS】トップマイラー精鋭12頭の馬体写真を掲載!先週ズバリのイチオシ馬は要チェック!
2023/11/17(金)
※イチオシ馬&特注馬は金曜日に公開します!
- 11/18(土)夕方発行
東京スポーツ(マイルCSの予想を掲載) - 11/18(土)14:30頃~
ラジオ日本「土曜競馬実況中継」午後の部後半
(東京11~12R)
イルーシヴパンサー
牡5
[美]久保田厩舎
父 | ハーツクライ |
---|---|
母 | イルーシヴキャット 母父:キングカメハメハ |
通算成績 | 15戦6勝[6-2-0-7] |
---|---|
前走時馬体重 | 480kg |
シュネルマイスター
牡5
[美]手塚厩舎
父 | Kingman |
---|---|
母 | Serienholde 母父:Soldier Hollow |
通算成績 | 16戦5勝[5-3-3-5] |
---|---|
前走時馬体重 | 500kg |
前後の連動性に優れた胴詰まりのフォルムに加えて、後肢の飛節は折りが深い「曲飛」の構造。年齢を重ねて反応速度はやや落ちてきているものの、エンジンが掛かってからの切れ味・瞬発力は現役馬の中でもトップクラス。毎日王冠でもラスト1ハロンで豪脚を披露。年齢的な衰えもない。非常にパワフルな体つきで、1800mよりも1600m向き。休み明けの前走よりも筋肉の張りは明らかに良化していて、後肢の下腿部には血管が浮き上がっている。使っての上積みを感じさせる、好仕上がり。
セリフォス
牡4
[栗]中内田厩舎
父 | ダイワメジャー |
---|---|
母 | シーフロント 母父:Le Havre |
通算成績 | 10戦5勝[5-2-0-3] |
---|---|
前走時馬体重 | 486kg |
胴周りにまとまりがあって、伸縮性に優れたフォルム。ダイワメジャー産駒の中では瞬発力に特化したタイプだ。素軽く、後躯の発達が目立ち、安田記念では好位から速い上がりを繰り出して2着に好走。京都コースを走るにあたって、以前より前目のポジションを確保できるようになった点は大きい。2歳時から一線級で活躍している馬で、早期から完成度は高かった。劇的な変化は感じないが、4歳秋になっても高いコンディションを維持。能力の高さは折り紙付きだ。富士Sをパスしてのぶっつけ参戦となるが、仕上がりやすいタイプで太め感はなし。筋肉の張りも上々で、問題なく力を出せるだろう。
ソウルラッシュ
牡5
[栗]池江寿厩舎
父 | ルーラーシップ |
---|---|
母 | エターナルブーケ 母父:マンハッタンカフェ |
通算成績 | 16戦6勝[6-1-1-8] |
---|---|
前走時馬体重 | 506kg |
キングマンボ系特有の横広なトモに加えて、胸前~肩周りの発達も顕著。当初は中距離を走っていたように、胴周りにも伸びが感じられる。飛節は真っ直ぐに伸びた「直飛」でストライドが大きい。一瞬の切れよりも、持続力を活かした競馬が合うタイプだ。前脚の繋ぎは長さがありつつ、角度は立ち気味で蹄にも縦幅がある。腹袋には膨らみがあり、ややパワー型。高速決着よりも、少し時計の掛かる馬場のほうが合っているイメージ。腰高なのはもともとの体型。使いつつ馬体にはメリハリが出て、体つきは研ぎ澄まされてきた印象。条件が噛み合えば一発あっても。
ソーヴァリアント
牡5
[美]大竹厩舎
父 | オルフェーヴル |
---|---|
母 | ソーマジック 母父:シンボリクリスエス |
通算成績 | 15戦5勝[5-2-3-5] |
---|---|
前走時馬体重 | 504kg |
胴長のフォルムで、持続力勝負を得意とする体型。胸周りは縦幅があって深く、心臓や肺など心肺機能に関連する部位の容量が大きい。後肢の飛節は真っ直ぐに伸びた「直飛」で、跳びの大きな走りをするため、広いコースが合っている印象だ。前走の富士Sは初のマイル戦で3着と好走しているが、骨格的には2000mが最も合っているイメージ。5歳秋を迎えて、キ甲にも明確な伸びが感じられるようになり、骨格は完成の域。1週前の時点で肋骨が薄っすらと浮き上がり、太めなく仕上がっている。
ダノンザキッド
牡5
[栗]安田隆厩舎
父 | ジャスタウェイ |
---|---|
母 | エピックラヴ 母父:Dansili |
通算成績 | 17戦3勝[3-2-5-7] |
---|---|
前走時馬体重 | 532kg |
2~3歳春よりも筋肉量が増えて、パワフルな体つきになってきたこともあり、体つきにまとまりが出てきた。それでも骨格は父ジャスタウェイ似で背中周りを窮屈に見せず、良質な持続力を秘めている。本来は中距離馬だが、1分32~33秒台程度の決着ならば、マイルにも対応はできそう。1600mであれば、少し時計が掛かるくらいが合っているイメージ。成長と共に母系が出てきたのか、腹袋もふっくら。それでも重め残りの感はなく、筋肉の張りは上々で、血管が浮いて見えるほど。休み明けとしては及第点以上の仕上がりか。
ダノンスコーピオン
牡4
[栗]安田隆厩舎
父 | ロードカナロア |
---|---|
母 | レキシールー 母父:Sligo Bay |
通算成績 | 12戦4勝[4-0-2-6] |
---|---|
前走時馬体重 | 460kg |
胴詰まりで伸縮性・瞬発力を感じさせるフォルム。飛節の折りは深い「曲飛」で、柔軟性とピッチの速さ、脚の回転力で一気に加速する末脚が武器。昨年の富士S以来、着外に敗れるレースが続いているが、馬体はG1で好勝負していた頃の姿と大きくは変わらない。ただ、緩さは解消されつつも、やや成長力に乏しい感もあり、一線級相手にはもう一段階上積みは欲しいかも。中京記念以来のレースとなるが、腹周りには余分な肉が付いておらず、太めなくスッキリと引き締まっている。休み明けとしてはまずまずの仕上がり。
ナミュール
牝4
[栗]高野厩舎
父 | ハービンジャー |
---|---|
母 | サンブルエミューズ 母父:ダイワメジャー |
通算成績 | 12戦4勝[4-2-1-5] |
---|---|
前走時馬体重 | 454kg |
柔軟性に優れていて、牝馬らしいしなやかな質感の筋肉が特徴的。胴は短く、前後にまとまりがある。1600m戦はこの馬の決め手が最大限活かされる距離だ。今春の立ち姿と比較しても、後躯はボリュームアップしていて、かなり迫力が出てきている。前走の富士Sは過去最高体重で勝利、馬自身の成長も窺えるところ。休み明け一発目が走るタイプで、今回は秋2戦目がカギとなるが、体つきを見る限り馬体は細くなっておらず、時季を考えれば毛艶も上々。体調面に関して不安は無さそうだ。
マテンロウオリオン
牡4
[栗]昆厩舎
父 | ダイワメジャー |
---|---|
母 | パルテノン 母父:キングカメハメハ |
通算成績 | 14戦2勝[2-3-0-9] |
---|---|
前走時馬体重 | 482kg |
背中が短い、胴詰まりの体型。ピッチが利いて瞬発力を秘めていると同時に、後肢の飛節は緩やかにカーブして、長さもある。飛節が伸びる造り・走りのため、脚はそれなりに長続きする。ガッシリとした体型は父ダイワメジャー、母父キングカメハメハの双方から受け継いだ特徴。腹袋は大きめで、パワーを要する馬場や展開も苦にしない。繋ぎは短めで角度も立っており、荒れた馬場や水分を含んだ馬場でも力は出せる。1年以上連対から遠ざかっているが、張りツヤ良好で体調は悪くない。もう少し後躯にボリューム感が出ると、なお良いイメージ。
レッドモンレーヴ
牡4
[美]蛯名厩舎
父 | ロードカナロア |
---|---|
母 | ラストグルーヴ 母父:ディープインパクト |
通算成績 | 11戦5勝[5-3-0-3] |
---|---|
前走時馬体重 | 506kg |
500キロ超の馬格がありながら、長躯短背でバランスが良く、立ち姿のシルエットは非常に素軽い。筋肉の質感にも柔軟性があって、見た目に末脚が切れそうな馬だ。父方の影響で、トモの大腿筋膜周辺は膨らむように発達。相当なキック力を秘めている印象。時計の速い決着は問題なし。京都外回りコースで持ち前の瞬発力を活かすことができれば。安田記念出走時よりも、馬体のメリハリは良く見せていて、皮膚を薄く感じさせるほど筋肉の張りがいい。この時期でも毛艶はピカピカで、代謝の良さが窺え、体調は万全か。
エルトンバローズ
牡3
[栗]杉山厩舎
父 | ディープブリランテ |
---|---|
母 | ショウナンカラット 母父:ブライアンズタイム |
通算成績 | 8戦4勝[4-3-0-1] |
---|---|
前走時馬体重 | 506kg |
非常に筋肉量が多いガッシリとしたフォルム。1800mで重賞連勝を飾っているが、体型はむしろ1600m向き。胴は詰まり気味で、母父ブライアンズタイム譲りのパワーも感じさせる。後肢の飛節は真っ直ぐに伸びた「直飛」の構造。ストライドが綺麗に伸びる、跳びの大きな走りが特徴的。スパッと切れる印象こそないものの、長く脚を使って押し切るスタイルが合う。今回は先行馬が少なく、前目でリズム良く運べれば侮れない。まだ背は伸びそうで成長余地を残すものの、ムダ肉なく仕上がっていて、肋骨がわずかに感じ取れる理想的なボディコンディション。
ジャスティンカフェ
牡5
[栗]安田翔厩舎
父 | エピファネイア |
---|---|
母 | カジノブギ 母父:ワークフォース |
通算成績 | 16戦5勝[5-5-1-5] |
---|---|
前走時馬体重 | 500kg |
父エピファネイアの影響で、胴周りは窮屈に見せない。後肢の飛節は緩やかにカーブしており、良質な瞬発力を秘めている印象。ピッチの速い走りで、一瞬の加速力に秀でているため、京都の外回りコースでロスなく運べれば面白い。ベタ蹄で本来は綺麗な馬場でこそ、持ち味が活きてくるタイプ。毎日王冠時もキッチリと仕上がっていたので、体つきこそ大きく変わらないものの、筋肉の張りは落ちることなくキープできている。毛艶も光沢があり、代謝の良さが窺えて好気配。
※馬体フォーカス内の記事・写真・映像などに関して、一切の引用、無断複製、転載を禁じます。
後ろ脚が長い馬で腰高には映るものの、以前よりキ甲が伸びてバランスは良化。骨格面はほぼ完成の域。背中はやや短めで、ハーツクライ産駒の中でも前後にまとまったタイプ。飛節も折りの深い「曲飛」の造りで回転力に優れ、良質な瞬発力を秘めている。右回りでの立ち回りはカギとなるが、成長と共に前目のポジションを取れるようになってきている点は評価できる。時季を考えれば毛艶は上々で、体つきはひと叩きした効果で引き締まっており、力を出せる状態に仕上がった。