【中山記念】2頭の皐月賞馬など豪華メンバーが出走!阪急杯も馬体診断
2024/2/23(金)
※イチオシ馬&特注馬は2/23(金)に更新します!
中山記念
阪急杯
- 2/24(土)夕方発行
東京スポーツ(中山記念の予想を掲載) - 2/25(土)14:30頃~
ラジオ日本「土曜競馬実況中継」午後の部後半
(中山10~12R)
エルトンバローズ
牡4
[栗]杉山厩舎
父 | ディープブリランテ |
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母 | ショウナンカラット 母父:ブライアンズタイム |
通算成績 | 9戦4勝[4-3-0-2] |
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前走時馬体重 | 514kg |
ジオグリフ
牡5
[美]木村厩舎
父 | ドレフォン |
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母 | アロマティコ 母父:キングカメハメハ |
通算成績 | 13戦3勝[3-1-0-9] |
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前走時馬体重 | 504kg |
母アロマティコと同じ栗毛の馬体。胴周りに伸びのある骨格、シャープに見える筋肉の付き方は母と似ている。肩周り~胸前の厚みがあって非常に力強い。前駆を中心に、筋肉質な体つきへと変化して、よりパワー型になってきた印象。バランスに対して前が勝っているイメージがあり、後躯にもっとボリューム感が出てくればなお良い。休み明けでもスッキリと引き締まって、毛艶にも光沢が感じられる。体調そのものは良さそう。
ソールオリエンス
牡4
[美]手塚厩舎
父 | キタサンブラック |
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母 | スキア 母父:Motivator |
通算成績 | 7戦3勝[3-2-1-1] |
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前走時馬体重 | 466kg |
仙骨の角度が傾斜した「斜尻」の構造で、後肢の飛節は緩やかにカーブ。長躯短背のフォルムで、筋肉の質感もしなやか。良質な瞬発力を秘めている印象だ。母父モティヴェイターの影響で腹袋はやや大きいが、肋骨もわずかに浮いているように、余分な肉は付いていない。皐月賞馬だが、本来は広いコースでこそのタイプと見ている。高速決着よりは、多少時計を要する馬場のほうが合っていそう。当日の馬場傾向は要注意。有馬記念以来でも後肢の下腿部に血管が浮き上がり、馬体の張りがイイ。力を出せる状態に仕上がった。
ヒシイグアス
牡8
[美]堀厩舎
父 | ハーツクライ |
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母 | ラリズ 母父:Bernstein |
通算成績 | 20戦7勝[7-5-1-7] |
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前走時馬体重 | 490kg |
ハーツクライ産駒の中では胴周りにまとまりがあるタイプで、背中は短め。腹側のラインは後躯に向かって引き締まっており、後肢の飛節も程よくカーブ、バネ感十分。加速力に秀でていて、切れる脚を使える。一瞬の脚が活きる中山コースは合っている。しなやかな体つきで、高速決着よりは多少、時計の掛かる馬場のほうが合っているイメージ。8歳馬で大きな上積みはどうかも、1週前の時点でスッキリと引き締まっており、動ける態勢に整っている。毛艶も悪くない。
レッドモンレーヴ
牡5
[美]蛯名厩舎
父 | ロードカナロア |
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母 | ラストグルーヴ 母父:ディープインパクト |
通算成績 | 12戦5勝[5-3-0-4] |
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前走時馬体重 | 498kg |
長躯短背でバランスが良く、立ち姿のシルエットは非常に素軽い。父方の影響で、トモの大腿筋膜周辺は膨らむように発達。相当なキック力を秘めている。筋肉の質感にも柔軟性があって、見た目に末脚が切れそうな瞬発力タイプ。胴が短いため、本質的にはマイル以下が合っているイメージ。1800mへの距離延長はカギになりそう。立ち姿は常に良く見せる馬とはいえ、冬場でも毛艶が良く、筋肉の張りも上々。状態の良さが伝わってくる。
ラーグルフ
牡5
[美]宗像厩舎
父 | モーリス |
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母 | アバンドーネ 母父:ファルブラヴ |
通算成績 | 14戦5勝[5-1-1-7] |
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前走時馬体重 | 500kg |
筋肉量が豊富で、ガッシリとしたフォルム。ファルブラヴの血が入っているため、本質的にはパワー型の印象。ただし筋肉の質感は柔軟性があって、背中は短く前後の連動性に秀でている。溜めて末脚を伸ばす形でこそ、この馬の良さが活きるイメージ。中山コースの実績も豊富で、適性面に不安なし。前走のAJCCは夏以来のレースで、肌ツヤがひと息に映った。今回は一度使って体つきが締まり、毛艶にも光沢があるように、馬体のコンディションが明らかに良化している。一変に期待できそう。
イルーシヴパンサー
牡6
[美]久保田厩舎
父 | ハーツクライ |
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母 | イルーシヴキャット 母父:キングカメハメハ |
通算成績 | 16戦6勝[6-2-0-8] |
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前走時馬体重 | 480kg |
※最新の立ち姿は23年マイルCS
後肢が長いため腰高に映るものの、以前よりキ甲が伸びてバランスは良化、骨格面は完成されている。背中は短めで、ハーツクライ産駒の中でも前後にまとまったタイプ。飛節も折りの深い「曲飛」の造りで回転力に優れ、良質な瞬発力を秘めている。昨年の京都金杯では最内を突いて差し切り勝ちを収めたように、狭いところを突くことも可能。タイトな立ち回りができれば差はない。
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筋肉量が多いガッシリとしたフォルム。胴は詰まり気味で、腹周りには母父ブライアンズタイム譲りのたくましさも感じさせる。後肢の飛節は真っ直ぐに伸びた「直飛」の構造。ストライドが綺麗に伸びる、跳びの大きな走りが特徴的。スパッと切れる印象こそないものの、長く脚を使って押し切る競馬が合っている。スピード能力は高そうで、開幕週の馬場は好材料。骨格面は昨秋よりも成長。休み明けの分、馬体の張りはまだ良化の余地を残すものの、春初戦としては上々の仕上がり。