【弥生賞】クラシックの登竜門に素質馬が集結!チューリップ賞の馬体診断も掲載
2024/3/1(金)
※イチオシ馬&特注馬は3/1(金)に更新します!
弥生賞
チューリップ賞
- 3/2(土)夕方発行
東京スポーツ(弥生賞の予想を掲載) - 3/2(土)14:30頃~
ラジオ日本「土曜競馬実況中継」午後の部後半
(中山10~12R)
シュバルツクーゲル
牡3
[美]鹿戸雄厩舎
父 | キズナ |
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母 | ソベラニア 母父:Monsun |
通算成績 | 2戦1勝[1-1-0-0] |
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前走時馬体重 | 474kg |
背中を長く見せる体型。骨格は父キズナとあまり似ていない。クビさしも長く、筋肉の付き方はなだらかで、柔軟性を感じさせる。飛節の折りが深い「曲飛」の構造をしているが、関節の可動域は広く、跳びの大きな走りをする馬。本質的には広いコースのほうが合っている印象も、先行力を活かすことができれば。距離は延びて良さが出そう。骨格・筋肉の両面でまだ成長余地を残すものの、毛艶に光沢があって代謝の良さが窺える。休み明けでも太めはなく、まずまずの仕上がり。
シリウスコルト
牡3
[美]宗像厩舎
父 | マクフィ |
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母 | オールドフレイム 母父:ゼンノロブロイ |
通算成績 | 4戦2勝[2-0-0-2] |
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前走時馬体重 | 480kg |
少しトモが薄い面はあるものの、全体に肉付きはいいタイプ。腹袋は少しふっくらと見せて、程よい重厚感がある。骨格のバランスが良く、1600~2000mの範囲であれば順当に力を発揮できそうなイメージ。後肢の飛節は「曲飛」で、コンパクトにまとまっており、四肢の回転力にも優れている。小回り中山コースへの適性は十分か。ホープフルS時よりも少し背が伸びて、完成度が高まってきた。少し冬毛が伸びていて毛艶はひと息も、半腱半膜様筋のスジが浮いて見え、馬体の張りは悪くない。
シンエンペラー
牡3
[栗]矢作厩舎
父 | Siyouni |
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母 | Starlet’s Sister 母父:Galileo |
通算成績 | 3戦2勝[2-1-0-0] |
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前走時馬体重 | 482kg |
長躯短背でまとまりのある、バランスのいい体型。筋肉量が豊富でありながら、同時に柔軟性も感じさせる。肩のラインは少し立ち気味ではあるものの、歩様や走法にさほど硬さはない。2000m前後の距離で安定して力を発揮できそう。蹄はやや薄く見せるが、繋ぎは平均よりやや立ち気味の角度。多少の道悪ならこなす。トモの横幅は広く、もっとボリューム感が出てきそう。骨格の完成度は低くない一方、成長の余地も残している。馬体の張りには良化の余地があり、本番を見据えた仕上げ。それでも太め感はなく、十分に力を発揮できそう。
ダノンエアズロック
牡3
[美]堀厩舎
父 | モーリス |
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母 | モシーン 母父:Fastnet Rock |
通算成績 | 2戦2勝[2-0-0-0] |
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前走時馬体重 | 486kg |
骨格に対して程よく筋肉が付いており、立ち姿は素軽い。肩の角度が傾斜していて、肩関節の可動域が広く、跳びの大きな走りが特徴。長躯短背で、筋肉の質感もしなやかなタイプ。斜尻直飛で走行時も飛節は綺麗に伸びるため、中距離も問題なく対応できる。胸も深く、心肺機能の高さが窺える。キ甲周辺を見る限り、まだ背は伸びそうなイメージ。発展途上でありながらレースで素晴らしいパフォーマンスを見せているように、潜在能力は高い。休み明けでも太めは感じさせず、いきなり走れる態勢に整っている。
トロヴァトーレ
牡3
[美]鹿戸雄厩舎
父 | レイデオロ |
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母 | シャルマント 母父:エンパイアメーカー |
通算成績 | 2戦2勝[2-0-0-0] |
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前走時馬体重 | 490kg |
背中が短く、腹側のラインが後躯に向かって引き締まっている。胴は詰まり気味で、飛節は折りの深い「曲飛」の構造。斜尻ではあるが、トモの横幅は広く、大腿筋膜周辺は膨らむように発達している。父レイデオロの身体的特徴をしっかりと受け継いでいる印象。スピード能力に優れており、、柔軟性のあるフォルムで溜めれば切れる脚を繰り出すことができる。やや腰高に映るものの、筋肉の張りはかなり良く見せていて、後躯にハッキリとスジが浮き上がっている。毛艶も黒光りして、体調面に関しても不安なし。
ファビュラススター
牡3
[美]萩原厩舎
父 | エピファネイア |
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母 | ヴンダーゾンネ 母父:グラスワンダー |
通算成績 | 2戦2勝[2-0-0-0] |
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前走時馬体重 | 498kg |
やや胴長のフォルム。父エピファネイアの特徴が骨格に表れている。クビさしもシャープで長さがあり、後肢の飛節は地面に対して真っ直ぐに伸びた「直飛」の構造。スッキリと見せる立ち姿で、水準以上の筋肉量を有しながらも、動きや走りは素軽いタイプ。ストライドも大きい。2000mより距離が延びても、問題なく対応できそう。持続力を活かした競馬が合うイメージ。メリハリのある体つきで、肋骨がわずかに感じ取れるように、1週前の時点で理想的なボディコンディション。完成度も水準以上に高く、筋肉の張りも上々。好仕上がり。
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※出走回避
筋肉量が多く、皮膚を薄く見せる好馬体。繋ぎは短く、角度が立っていて、蹄底にも厚みがある。芝ダート兼用タイプで、芝ならば若駒Sのような道悪も苦にしない。前後にまとまりがあり、肉付きのいいフォルムからも、距離は2000m辺りまでが上限のイメージ。斜尻で溜めが利けば、鋭い脚も繰り出せる。この時期の3歳馬としては、完成度は水準以上。腹周りはスッキリと引き締まり、力を出せる態勢に仕上がっている。