【大阪杯】春の中距離チャンプ決定戦!重賞で連続好走中の特注馬は必見!
2024/3/29(金)
※イチオシ馬&特注馬は3/29(金)に更新します!
- 3/30(土)夕方発行
東京スポーツ(大阪杯の予想を掲載) - 3/30(土)13:00頃~
ラジオ日本「土曜競馬実況中継」午後の部前半
(中山7~9R)
スタニングローズ
牝5
[栗]高野厩舎
父 | キングカメハメハ |
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母 | ローザブランカ 母父:クロフネ |
通算成績 | 13戦5勝[5-2-1-5] |
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前走時馬体重 | 490kg |
全体に丸みのある、肉付きのいいパワフルな馬体。仙骨の角度は傾斜している「斜尻」タイプでも、筋肉量が多くスピード能力は高い。パワーとスピードで押し切る競馬が合っており、阪神芝2000mで行われた秋華賞を制している。既にコース適性を示している点は強みといえるだろう。今回は昨年のヴィクトリアマイル以来、10ヶ月半の休み明け。もともとふっくらと見せるタイプではあるものの、いい頃と比べてメリハリに欠ける印象。叩いてからがベターか。
ソールオリエンス
牡4
[美]手塚厩舎
父 | キタサンブラック |
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母 | スキア 母父:Motivator |
通算成績 | 8戦3勝[3-2-1-2] |
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前走時馬体重 | 466kg |
仙骨の角度が傾斜した「斜尻」の構造で、後肢の飛節は緩やかにカーブ。長躯短背のフォルムで、筋肉の質感はしなやか。良質な瞬発力を秘めている。母父モティヴェイターの影響で、腹周りはどっしりとした造り。それでも肋骨はわずかに浮いて、余分な肉は付いていない。もう一段階の成長が欲しいところではあるものの、ボディコンディションは上々といえる。トモの半腱半膜様筋も浮いて見え、筋肉の張りも悪くない。力を出せる態勢に整っている。
タスティエーラ
牡4
[美]堀厩舎
父 | サトノクラウン |
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母 | パルティトゥーラ 母父:マンハッタンカフェ |
通算成績 | 7戦3勝[3-2-0-2] |
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前走時馬体重 | 498kg |
父サトノクラウンと同様に、腹袋は比較的ボリューム感があるタイプ。瞬発力勝負よりも、長く脚を使う競馬が合っていそう。胴長・脚長の体型で、中長距離への適性は高い。時計が掛かる消耗戦が得意そうで、高速決着の2000m戦はカギ。繋ぎが短く、道悪は苦にしないため、雨が降ったら評価を上げたい1頭。有馬記念時と比較すると、筋肉の張りに物足りなさを感じるが、入念に乗り込みを重ねており、当週のひと追いで締まってきそう。
ハーパー
牝4
[栗]友道厩舎
父 | ハーツクライ |
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母 | セレスタ 母父:Jump Start |
通算成績 | 8戦2勝[2-2-2-2] |
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前走時馬体重 | 474kg |
後肢はやや長く、父ハーツクライ譲りで胴周りには伸びがある。中距離以上が合っている体型ではあるものの、マイル重賞を勝てるだけのスピードがあり、高速決着の2000mは十分に対応できそう。ストライドが大きく、広いコース向き。立ち回り自体は上手なタイプで、うまく流れに乗って持ち前の持続力を発揮することができれば。有馬記念は時季的なモノで毛艶が落ちていたが、今回は肌ツヤも良くなり、スッキリと見せて好仕上がり。
ハヤヤッコ
牡8
[美]国枝厩舎
父 | キングカメハメハ |
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母 | マシュマロ 母父:クロフネ |
通算成績 | 38戦6勝[6-5-3-24] |
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前走時馬体重 | 490kg |
クビ周りはやや太く映り、肩周りの筋肉量は豊富。前駆が勝っている印象があり、ダート重賞・芝の道悪で良績を残している点も頷ける。跳びが大きく掻き込むような走法で、切れ味勝負は苦手とするものの、上がりが掛かるようなタフな条件になれば浮上の目も。パワー型ではあるものの、腹周りはスッキリ。立ち姿は素軽い。年齢的な上積みは感じないが、中2週のローテで体つきにはメリハリが出ている。体調面に不安なし。
プラダリア
牡5
[栗]池添学厩舎
父 | ディープインパクト |
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母 | シャッセロール 母父:クロフネ |
通算成績 | 15戦4勝[4-2-2-7] |
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前走時馬体重 | 470kg |
背中を長く見せる体型で、飛節の角度は中間的な造り。水準以上の切れ味と持続力を秘めており、好位を上手に立ち回れる機動力が本馬の武器。蹄には厚みがあって、道悪でも能力を削がれずに走ることができる。雨が降って時計が掛かるようなら、より有利に働きそう。前走の京都記念も筋肉の張り具合は良く見せていたが、今回はさらに磨きがかかってきた印象。肋骨が感じ取れるシャープな仕上がりで、銭型模様が浮いて見えるように毛艶も抜群。デキは上向き。
ミッキーゴージャス
牝4
[栗]安田翔厩舎
父 | ミッキーロケット |
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母 | ミッキークイーン 母父:ディープインパクト |
通算成績 | 7戦5勝[5-0-0-2] |
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前走時馬体重 | 450kg |
トモ脚が長く、腰高に映る体型。元来のバランスもあるが、まだキ甲は伸び切っておらず、成長の余地を残している。そんな中でも重賞を制しているように、潜在能力は確かだ。父ミッキーロケットと同様に、腹周りにボリューム感があって、ふっくらと見せる。前走の愛知杯はハイペースを早めに押し上げて勝利したが、消耗戦で強気な立ち回りをしてこそ、本馬の良さが出る印象。毛艶はまだ良くなる余地を残すものの、下腿部に血管が浮いて見え、筋肉の張りは上々。
ルージュエヴァイユ
牝5
[美]黒岩厩舎
父 | ジャスタウェイ |
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母 | ナッシングバットドリームズ 母父:Frankel |
通算成績 | 12戦4勝[4-3-0-5] |
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前走時馬体重 | 478kg |
胴に伸びが感じられる体型。父ジャスタウェイ-ハーツクライと続くサイアーライン特有の骨格で、トニービンの因子が強く表れている。スッキリと見せることもあって、スタミナを消費しづらい印象があり、中長距離への適性は高い。持続力に長けていて、長くいい脚を繰り出せる。スピード勝負がどうかも、以前よりもトモの大腿筋膜に膨らみが感じられ、たくましさが増してきた点は好印象。京都記念は当日+10キロで、やや余裕のある体つき。今回は一度使ったことでシャープになっており、ひと叩きしての上積みは感じる。
ローシャムパーク
牡5
[美]田中博厩舎
父 | ハービンジャー |
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母 | レネットグルーヴ 母父:キングカメハメハ |
通算成績 | 11戦6勝[6-2-1-2] |
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前走時馬体重 | 496kg |
四肢をスラっと見せるフォルムで、跳びが大きい。背中周りに程よく伸びが感じられて、持続力勝負は得意なタイプ。3歳時よりも身体の厚みが出て、トモのボリュームもアップ。キ甲も伸びて、バランスも良化している。ハービンジャー産駒らしく、古馬になって本格化している印象だ。これならある程度勝ち時計が速くなっても対応はできそう。繋ぎはやや立ち気味で、蹄には厚みがあり、道悪はさほど苦にしない。香港カップ以来のレースでも肋骨がわずかに感じ取れる理想的なボディコンディション。毛艶、筋肉の張りも上々で、見栄えがする。
ベラジオオペラ
牡4
[栗]上村厩舎
父 | ロードカナロア |
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母 | エアルーティーン 母父:ハービンジャー |
通算成績 | 7戦4勝[4-1-0-2] |
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前走時馬体重 | 506kg |
ロードカナロア産駒らしい、トモの横幅が広い馬。3歳春までの緩い印象は解消され、体つきにメリハリが出てきている。特に後躯の充実ぶりが目立ち、中身が詰まって迫力が増してきた。太い血管が下腿部にハッキリと浮いていて、素晴らしい張り具合。蹄も薄く、スピード勝負が合うイメージ。良馬場でこそのタイプに映る。レース間隔がやや開いていた京都記念をひと叩きして、よりスッキリと引き締まってきた。暖かくなってきた分、毛艶も良化。状態面は前走以上。
ステラヴェローチェ
牡6
[栗]須貝尚厩舎
父 | バゴ |
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母 | オーマイベイビー 母父:ディープインパクト |
通算成績 | 14戦4勝[4-2-2-6] |
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前走時馬体重 | 510kg |
※写真は21年共同通信杯
全体にまとまりを感じさせるフォルム。身体の伸縮性に優れており、溜めを利かせて速い脚を繰り出せる構造。飛節は地面と垂直に、真っ直ぐに伸びた「直飛」で、ストライドは大きいタイプ。息の長い末脚が特徴的で、持続力勝負にも十分対応できるだろう。道悪での良績が目立つものの、500キロ超の馬格があり、朝日杯FSを好時計で2着しているように、高速決着への適性も秘める。2000mも問題なし。
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胴周りに伸びのある骨格、シャープに見える体型は母似。肩周り~胸前の厚みがあり、力強いフォルム。前駆を中心に、筋肉質な体つきへと変化して、よりパワー型になってきた。時計の掛かる馬場でこそのタイプに映る。全体のバランスに対して、前が勝っているイメージ。後躯にボリューム感が出るとなおいいが、前走3着と復調の気配は見せている。前走比で大きな変化は感じられないが、休み明けを叩いたことでシェイプアップ。スッキリと仕上がっている。