【天皇賞・春】古馬最強ステイヤー決定戦!先週ダブル重賞で勝ち馬ズバリのイチオシ馬は必見!
2024/4/26(金)
※イチオシ馬&特注馬は4/26(金)に更新します!
- 4/27(土)夕方発行
東京スポーツ(天皇賞・春の予想を掲載) - 4/27(土)14:30頃~
ラジオ日本「土曜競馬実況中継」午後の部後半
(東京10~12R)
タスティエーラ
牡4
[美]堀厩舎
父 | サトノクラウン |
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母 | パルティトゥーラ 母父:マンハッタンカフェ |
通算成績 | 8戦3勝[3-2-0-3] |
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前走時馬体重 | 494kg |
胴長・脚長のフォルム。瞬発力勝負よりも、長く脚を使う競馬が合っている。父サトノクラウンと同様に、腹袋には重厚感がある。心肺機能も高く、中長距離への適性は高い。3200mも十分に対応可能だ。繋ぎは短く、道悪は苦にしない印象。雨が降っても評価を下げる必要はない。当日の天候もあるが、前走よりも毛艶を良く見せて、血管も浮いているように筋肉の張りもアップ。叩き良化型であり、中3週のローテでもむしろ上積みがありそう。
チャックネイト
セ6
[美]堀厩舎
父 | ハーツクライ |
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母 | ゴジップガール 母父:Dynaformer |
通算成績 | 15戦5勝[5-1-7-2] |
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前走時馬体重 | 486kg |
ハーツクライ産駒らしい、背中周りに十分な伸びのあるシャープな体型。後肢の飛節は緩やかにカーブしているが、ストライドが綺麗に伸びる構造。3000m級のレースは初出走となるが、中長距離適性は高く、マークは必要。今回はAJCC出走時よりも余分な肉が少なく、細身な印象。3200mの距離を意識した仕上げを施されているか。レース間隔は少し開いたが、太め感は全く無い。毛艶も良好で、力を出せる状態に映る。
ディープボンド
牡7
[栗]大久龍厩舎
父 | キズナ |
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母 | ゼフィランサス 母父:キングヘイロー |
通算成績 | 27戦5勝[5-5-2-15] |
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前走時馬体重 | 510kg |
腹袋が大きく、重厚感のある体型。年齢を重ねてよりボリューム感が増して、パワー型の印象が強くなってきている。京都コースでの好走実績もあるが、本質的に長距離戦ならば阪神コース向きのタイプ。良馬場で決め手勝負になった際にどうか。繋ぎが立った脚元の構造から道悪は苦にしないため、ひと雨降れば。年齢的な上積みはさほど感じない一方で、阪神大賞典を使って筋肉の張りは良化。叩いた効果は十分で、仕上がりは前走以上。
ドゥレッツァ
牡4
[美]尾関厩舎
父 | ドゥラメンテ |
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母 | モアザンセイクリッド 母父:More Than Ready |
通算成績 | 7戦5勝[5-1-1-0] |
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前走時馬体重 | 472kg |
背中が短く、腹側のラインが後躯に向かって引き締まっている。菊花賞は早め先頭で押し切ったが、本来は溜めて切れるタイプ。後肢の飛節は真っ直ぐに伸びた「直飛」で、股関節の可動域は広く、ストライドは伸びる。3200mベストの体型ではなくとも、総合力の高さで対応できる。金鯱賞からの劇的な変化は感じられないが、順当に一度使って、馬体の張りはアップ。メリハリのある太め感ない体つきで、仕上がりは良好。
プリュムドール
牝6
[栗]奥村豊厩舎
父 | ゴールドシップ |
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母 | シュヴァリエ 母父:フレンチデピュティ |
通算成績 | 21戦4勝[4-3-4-10] |
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前走時馬体重 | 474kg |
皮膚を薄く見せると同時に、ムダ肉が少ない。長躯短背のフォルムで、牝馬特有の柔軟性も感じられる。四肢は長く、歩様・走法はダイナミック。胸の縦幅も深く、心肺機能は高い。牝馬離れしたスタミナを秘めており、京都の3200mも対応できる。斜尻でトモがやや甘いところがあり、出脚は遅いため、うまく流れに乗ることができれば。1週前の時点で腹周りはシャープに引き締まっていて、理想的なコンディションに仕上がっている。
ブローザホーン
牡5
[栗]吉岡厩舎
父 | エピファネイア |
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母 | オートクレール 母父:デュランダル |
通算成績 | 19戦6勝[6-2-4-7] |
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前走時馬体重 | 426kg |
420キロ台と小柄だが、骨格のバランスが良く、肉付きも悪くない。数字以上に立ち姿は大きく見せる。斜尻で後肢の飛節は程よくカーブ、バネ感十分。脚質からも分かる通り、溜めて良さが活きる良質な瞬発力を秘める。腹袋をふっくらと見せているため、消耗戦は苦にしない。コンパクトな分スタミナは消費しづらく、3200mの距離にも不安はない。近走は常に良く見せているが、前走よりも一段階詰めた仕上げを施されており、シェイプアップ。毛艶・張りも申し分のない好仕上がり。
マテンロウレオ
牡5
[栗]昆厩舎
父 | ハーツクライ |
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母 | サラトガヴィーナス 母父:ブライアンズタイム |
通算成績 | 18戦3勝[3-2-0-13] |
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前走時馬体重 | 480kg |
母父ブライアンズタイムの影響で、ボリューム感のある体型。腹袋が大きく、末脚は切れづらいが上がりを要するような底力勝負で真価を発揮する。ハーツクライ産駒で背中周りは長く、持続力勝負に強い。全体に重たく見せる、パワー型のシルエットで、本質的に3200mはやや長い。もう一歩足りない競馬が続いているものの、今回は日当たりもあるにしろ、馬体は黒光りして毛艶は抜群にイイ。京都記念時と比較しても、体調面はグンと良化。デキは近走で一番良く見える。
ワープスピード
牡5
[美]高木登厩舎
父 | ドレフォン |
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母 | ディープラヴ 母父:ディープインパクト |
通算成績 | 21戦4勝[4-3-4-10] |
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前走時馬体重 | 502kg |
短距離、ダートで活躍馬の多いドレフォン産駒だが、本馬は母方の血が色濃く出て、胴に伸びがある。後肢の飛節も真っ直ぐに伸びた「直飛」の構造。ストライドの大きい走りが特徴で、腹周りもムダ肉が少なく、体型的に中長距離適性は高い。ただし、馬体重は500キロ前後と馬格が大きいため、京都よりは阪神向きの印象。毛艶は前走ほどではないが、筋肉の張りはしっかりと維持できており、太め感もない。
テーオーロイヤル
牡6
[栗]岡田厩舎
父 | リオンディーズ |
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母 | メイショウオウヒ 母父:マンハッタンカフェ |
通算成績 | 17戦7勝[7-1-2-7] |
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前走時馬体重 | 458kg |
全体のバランスに対して、四肢が長い。クビさしにも長さがあって、腹周りも余分な肉が付いていない。コンパクトにまとまった、典型的なステイヤーのイメージ。筋肉質な馬体だった父リオンディーズより、しなやかで切れる末脚が武器だった母父マンハッタンカフェの特徴が出ている。京都は初となるが、適性はかなり高そう。前走の立ち姿も良く見せたが、筋肉の張り・毛艶はさらに上昇。文字通り充実一途といった印象で、文句無しの好仕上がり。
シルヴァーソニック
牡8
[栗]池江寿厩舎
父 | オルフェーヴル |
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母 | エアトゥーレ 母父:トニービン |
通算成績 | 23戦6勝[6-3-7-7] |
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前走時馬体重 | 454kg |
コンパクトでスッキリと見せる、ステイヤーらしいフォルム。母父トニービンの影響で、背中・胴周りにも十分な伸びがあり、持続力を秘めている。3600mのステイヤーズS勝ちがあるように、スタミナを要する距離・条件でこそ輝く。淀の坂を二度登る京都芝3200mでは昨年も3着に好走、適性面において不安はない。8歳馬でも休養期間が長かったため、さほど衰えは感じない。1年ぶりの阪神大賞典を使って順当に引き締まり、叩いた効果が感じられる。
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530キロを超える、かなりの大型馬。筋肉量も豊富で、立ち姿に迫力がある。父キズナ同様、背中にまとまりがあり、腹袋は大きい。やや重たく見せる体つきのため、アップダウンが激しく、スタミナ勝負になりやすい京都芝3200mは少し距離が長い印象。徐々にムダ肉が削げ、完成度は高まっている。後肢の下腿部に血管が浮いて、筋肉の張りは前走よりも良く見せている。前哨戦を叩いて上向きか。