【中京記念】今年は小倉芝1800m!小回りへの適性を馬体で考察!
2024/7/19(金)
※イチオシ馬&特注馬は7/19(金)に更新します!
- 7/20(土)夕方発行
東京スポーツ(中京記念の予想を掲載) - 7/20(土)14:00頃~
ラジオ日本「土曜競馬実況中継」午後の部後半
(福島10~12R) - 7/21(日)14:00頃~
ラジオ日本「日曜競馬実況中継」午後の部後半
(福島10~12R)
アルナシーム
牡5
[栗]橋口慎厩舎
父 | モーリス |
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母 | ジュベルアリ 母父:ディープインパクト |
通算成績 | 19戦5勝[5-2-0-12] |
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前走時馬体重 | 440kg |
牡馬としてはコンパクトな馬体。背中が短く、腹側のラインが後躯に向かって引き締まっており、瞬発力勝負に強い体型。3歳時よりもボリューム感が出て、充実期を迎えている。本質はワンターン向きの印象も、ピッチの利いた走りで器用な競馬も可能。小回りの小倉でも力は出せる。小さな馬だが筋肉量は豊富で高速決着も問題なし。後肢の下腿部に血管が浮き上がっていて、仕上がり良好。
エルトンバローズ
牡4
[栗]杉山厩舎
父 | ディープブリランテ |
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母 | ショウナンカラット 母父:ブライアンズタイム |
通算成績 | 12戦4勝[4-3-0-5] |
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前走時馬体重 | 520kg |
筋肉量が豊富で、胴は詰まり気味。腹周りをふっくらと見せて、母父ブライアンズタイム譲りのたくましさも感じさせる。後肢の飛節は「直飛」でストライドの大きい走りをするが、前後にまとまっていて機動力を秘めている分、コーナー4つの小回りコースも苦にしない印象。前走との直接比較はできないが、中山記念時の写真と比較すると筋肉の張りが良化。体つきにメリハリが出て、状態面は上向き。
セオ
牡4
[栗]上村厩舎
父 | スピルバーグ |
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母 | ルーラ 母父:Oasis Dream |
通算成績 | 15戦5勝[5-3-2-5] |
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前走時馬体重 | 484kg |
やや背中が短く、前後にまとまっていて、バランスがいい。筋肉量が豊富で、後躯は大腿筋膜から下腿部にかけて膨らむように発達している。力強いキックが推進力、素早いスタートダッシュに繋がっていて、安定した先行力を秘めている。馬体の伸縮性に長けていて、先行タイプでも溜めを作ることで良さが出る。小回りコースでも力は発揮できそう。わずかに肋骨が感じ取れるようにスッキリと引き締まっていて、毛艶も抜群。充実期を迎えている印象だ。
ロングラン
セ6
[美]和田勇厩舎
父 | ヴィクトワールピサ |
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母 | ノッテビアンカ 母父:Kendargent |
通算成績 | 21戦5勝[5-1-0-15] |
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前走時馬体重 | 480kg |
胴長で、筋肉の付き方はなだらか。やや緩く見せるくらいの柔軟性を秘めており、関節の可動域も広い。芝では2000m近辺を使われているが、もう少し長い距離にも対応できそうな馬体に映る。前駆に対してトモはやや薄く、ゆえに行き脚は付きづらいが、持続力に富んだ息の長い末脚を繰り出すことができる。筋肉量を考慮すると、時計は掛かったほうが力を発揮できそうなイメージ。少し間隔は開いたが太め感はなく、血管が浮いて見えるように、筋肉の張りも上々。
エピファニー
牡5
[美]宮田厩舎
父 | エピファネイア |
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母 | ルールブリタニア 母父:ディープインパクト |
通算成績 | 15戦6勝[6-1-2-6] |
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前走時馬体重 | 498kg |
大型馬で筋肉量が多い一方、筋肉の質感・肉付きは比較的しなやかで、立ち姿は重たく見せない。エピファネイア産駒らしい、背中周りをゆったりと見せるフォルム。一瞬の切れよりも、長くイイ脚を使う持続力勝負に強そうな体型。仙骨の角度は地面と平行に近く、トモの横幅が広い。スピード能力に優れていて、高速決着は得意。1ハロンの距離短縮も好材料。1週前の時点で太めなく、細すぎない理想的なボディコンディションに仕上がっていて、状態の良さが伝わってくる。
セルバーグ
牡5
[栗]鈴木孝厩舎
父 | エピファネイア |
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母 | エナチャン 母父:キンシャサノキセキ |
通算成績 | 20戦5勝[5-0-4-11] |
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前走時馬体重 | 438kg |
※最新の写真は24年エプソムC
コンパクトにまとまっている体型であるが、筋肉の輪郭はハッキリと浮いているように、骨格に対しての筋肉量は水準以上。時計勝負になっても不安はない。胸の深さも十分にあり、心肺機能の高さを感じさせる。全体のバランスに対して、胴周りに伸びがあり、切れよりも持続力を活かした競馬が得意。後肢の飛節は折りの深い「曲飛」の構造で、小回りのコーナーでもスピードをロスすることなく走ることができる。
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長躯短背でバランスのいいフォルム。父はマイルよりも短い距離で活躍していたが、本馬は距離の融通が利き、1800mへの延長も問題なし。クビは太く、前駆は盛り上がるように発達して、立ち姿は力強い。繋ぎは立ち気味で、初勝利はダートで挙げている。荒れ馬場、水分を含んだ芝も苦にしない印象。ふっくらと見せているが、腹袋の大きい体型で、太めには映らない。毛艶が良く、筋肉も張りも上々。力を出せる状態に仕上がっている。