※イチオシ馬&特注馬は10/4(金)に更新します!

毎日王冠

京都大賞典

  • 10/5()夕方発行
    東京スポーツ(毎日王冠の予想を掲載)
  • 10/5()14:30頃~
    ラジオ日本「土曜競馬実況中継」午後の部後半
    (東京10~12R)

エルトンバローズ

牡4
[栗]杉山厩舎

レース適性星
仕上がり星
ディープブリランテ
ショウナンカラット
母父:ブライアンズタイム
通算成績 13戦4勝[4-3-1-5]
前走時馬体重 516kg
詳細
寸評

筋肉量が多く、前後に詰まったフォルム。母父ブライアンズタイム譲りで、腹周りには重厚感がある。後肢の飛節は真っ直ぐに伸びた「直飛」の構造で、ストライドの大きな走りが特徴的。広い東京コースは合っている。昨年の当レースのように、早めに抜け出し持続力を活かす戦法がベストか。近走の写真と比較すると毛艶、筋肉の張りが目立ち、立ち写真のバランスも良くなってきた。立て直されてデキは上向いている。

オフトレイル

牡3
[栗]吉村厩舎

レース適性星
仕上がり星
Farhh
Rose Trail
母父:Kingmambo
通算成績 7戦3勝[3-2-1-1]
前走時馬体重 444kg
詳細
寸評

コンパクトにまとまっていて、背中は短く、筋肉の質感はしなやか。柔軟で伸縮性に富んだ馬体。ラジオNIKKEI賞では後方一気を決めたように、溜めて鋭く切れる末脚が本馬の武器。小柄でピッチの速い走りをするが、ストライドは伸びるため、直線の長いコースでも不安はない。骨格のバランスは現状でも整っているが、まだ成長しそう。3ヶ月ぶりの実戦でもシャープに引き締まり、力を出せる態勢に仕上がった。

ダノンエアズロック

牡3
[美]堀厩舎

レース適性星
仕上がり星
モーリス
モシーン
母父:Fastnet Rock
通算成績 5戦3勝[3-0-0-2]
前走時馬体重 492kg
詳細
寸評

長躯短背でバランスのいい馬体。骨格に対して程よく筋肉が付いていて、素軽いフォルム。肩の角度が傾斜していて、肩関節の可動域が広く、跳びの大きな走りが特徴。筋肉質な点は父と同じでも、本馬は柔軟性に富んでおり、より適性は中距離寄り。斜尻直飛で末脚を活かす形が合う。ダービー出走時よりも全体にふっくらと見せる。ひと夏越してボリュームアップしたのは成長の証。毛艶も上々で体調面に不安は感じない。

ホウオウビスケッツ

牡4
[美]奥村武厩舎

レース適性星
仕上がり星
マインドユアビスケッツ
ホウオウサブリナ
母父:ルーラーシップ
通算成績 10戦4勝[4-1-2-3]
前走時馬体重 506kg
詳細
寸評

父マインドユアビスケッツと骨格面はあまり似ておらず、本馬は前肢が長い。筋肉量が増えてきたため、目立たなくなってきているが、背中には程よくゆとりのあるタイプ。後躯は充実していて、ボリューム感たっぷり。スピードの持続力を活かした競馬でこそ、この馬の良さを引き出す。広い東京コースでもマイペースを奪えればしぶとい。1週前の時点でも後肢の下腿部には薄っすらと血管が浮き上がり、張りツヤ良好。上々の仕上がりで臨めそう。

ヨーホーレイク

牡6
[栗]友道厩舎

レース適性星
仕上がり星
ディープインパクト
クロウキャニオン
母父:フレンチデピュティ
通算成績 10戦4勝[4-1-3-2]
前走時馬体重 518kg
詳細
寸評

仙骨が傾斜した「斜尻」と真っ直ぐに伸びた「直飛」は父ディープインパクト譲り。後肢が長く、腰高に映るフォルム。前重心のバランスで、グリップ力が高そう印象。渋った馬場でも力は発揮できそうだ。6歳馬でも数を使われていない分、消耗度は低く、馬が若い。筋肉質で1ハロンの距離短縮も問題なくこなす。いつも良く見せるタイプの馬ではあるものの、馬体の張りツヤは抜群。肋骨が薄っすらと浮き上がり、理想的なコンディションに仕上がっている。

ローシャムパーク

牡5
[美]田中博厩舎

レース適性星
仕上がり星
ハービンジャー
レネットグルーヴ
母父:キングカメハメハ
通算成績 13戦6勝[6-3-1-3]
前走時馬体重 506kg
詳細
寸評

脚長で背中周りにも程よく伸びがあり、跳びの大きい走りをする持続力タイプ。コーナー4つの舞台で早めに動く競馬で優れたパフォーマンスを見せているが、広いコースに不安はない。ただし同じ位置からのヨーイドンよりも、位置取りにおけるアドバンテージを活かしたいタイプ。若い頃の写真と比較すると、キ甲に伸びが出て、筋肉にもメリハリが感じられるようになり、完成の域を迎えている。前走と変わらない気配ではあるものの、太め感はなく、仕上がりは悪くない。

イチオシ馬

シックスペンス

牡3
[美]国枝厩舎

レース適性星
仕上がり星
キズナ
フィンレイズラッキーチャーム
母父:Twirling Candy
通算成績 4戦3勝[3-0-0-1]
前走時馬体重 488kg
詳細
寸評

父キズナ似の筋肉質でまとまりのあるフォルム。後肢の仙骨は傾斜した「斜尻」で、総合的に見て瞬発力勝負向きの体型。米国色の強い血統が影響して、腹袋は発達。体つきから2400mのダービーは距離が長かった印象。マイル志向が強く、1800mへの距離短縮は好材料。筋肉量が多いため高速決着にも対応可能か。成長の余地を残しつつも、春より背丈が伸びてバランスが良くなってきた。休み明けでも太め感は無い。

やーしゅん
筋肉質な瞬発力タイプは過去の毎日王冠勝ち馬と似通う部分。開幕週のスピード勝負にも強そうなたくましい体つきで適性の高さを感じます。距離短縮も好材料、巻き返しは濃厚と見ました。
特注馬

ニシノスーベニア

牡5
[美]上原厩舎

レース適性星
仕上がり星
ハービンジャー
リップル
母父:アグネスタキオン
通算成績 20戦4勝[4-3-4-9]
前走時馬体重 524kg
詳細
寸評

500キロを優に超える大型馬だが、体つきやパドックでの歩様は重苦しさがなく、素軽さが目立つ。前後の連動性に秀でたバランスで、上がり勝負にも対応可能。骨格が大きいため、時計の速い決着になっても不安はない。1600~1800m辺りはベストの距離と見ていいだろう。晩成型の血統ゆえ、今季に入って馬体面が充実している点は好印象。

やーしゅん
雄大な馬格から繰り出される力強い走りは開幕週の綺麗な馬場でこそ活きてきそうなイメージ。バランスが良く前後の連動性に優れ、一定レベル以上の決め手も秘めています。充実期を迎えていて、秋も注目の1頭です。

サトノグランツ

牡4
[栗]友道厩舎

レース適性星
仕上がり星
サトノダイヤモンド
チェリーコレクト
母父:Oratorio
通算成績 11戦4勝[4-1-2-4]
前走時馬体重 498kg
詳細
寸評

父サトノダイヤモンド似の背中周りをゆったりと見せる体型。シャープで余分な肉が少なく、飛節は中間的な角度で、四肢は長め。一瞬の切れよりも、持続力勝負に向いているタイプ。3コーナーすぎの下り坂からジワッとスピードに乗せて、長く脚を使う展開に持ち込む競馬が合う。距離も2400m前後がベスト。日経新春杯の出走時と比較して、後肢の下腿部には血管がハッキリと浮き上がり、馬体の良化は顕著。ひと夏越して馬が成長している印象を受ける。

ディープボンド

牡7
[栗]大久龍厩舎

レース適性星
仕上がり星
キズナ
ゼフィランサス
母父:キングヘイロー
通算成績 29戦5勝[5-5-3-16]
前走時馬体重 508kg
詳細
寸評

腹袋の大きい重厚感のある体型。年齢を重ねてよりボリューム感が増して、パワー型の印象が強くなった。スピード勝負になるよりは、時計が掛かったほうが良さそう。繋ぎが立った脚元の構造から、道悪は苦にしない。後肢の飛節が「直飛」で脚長、ストライドが伸びて持続力勝負に強い。今までのスタイルと同様に、下り坂からスピードに乗せる競馬が理想。年齢的に上積みはどうかも、この馬の休み明けとしては引き締まっていて、馬体の張りも悪くない。秋初戦から動けそう。

プラダリア

牡5
[栗]池添学厩舎

レース適性星
仕上がり星
ディープインパクト
シャッセロール
母父:クロフネ
通算成績 17戦4勝[4-2-2-9]
前走時馬体重 468kg
詳細
寸評

背中を長く見せる体型で、飛節の角度は中間的な造り。持続力を活かした競馬が得意で、好位を立ち回ることのできる機動力を秘めている。下り坂を使える京都は得意舞台。蹄底に厚みがあり、道悪でも能力を削がれずに走ることができる。高速決着はどうかも、雨が降って時計が掛かるようなら有利に働くか。休み明けの分、宝塚記念時と比べると状態面は良化の余地を残すが、秋初戦としては悪くない仕上がり。

ブローザホーン

牡5
[栗]吉岡厩舎

レース適性星
仕上がり星
エピファネイア
オートクレール
母父:デュランダル
通算成績 21戦7勝[7-3-4-7]
前走時馬体重 428kg
詳細
寸評

小柄でも骨格のバランスが良く、肉付きも悪くない。斜尻で後肢の飛節は緩くカーブしており、バネ感十分。良質な瞬発力を秘めている。腹袋をふっくらと見せているため、消耗戦は苦にしない。蹄は大きいが、繋ぎは短く立っていて、道悪での実績は豊富。スピード勝負よりスタミナ比べを望むタイプ。コンパクトな分、休み明けでもキッチリと仕上がっている印象で、太め無く筋肉の張りも上々。叩けばより良くなりそうだが、ステップレースとしては文句のない仕上がりに映る。

イチオシ馬

ドクタードリトル

牡4
[栗]今野厩舎

レース適性星
仕上がり星
デクラレーションオブウォー
ブルックデイル
母父:キングカメハメハ
通算成績 15戦4勝[4-3-2-6]
前走時馬体重 460kg
詳細
寸評

デクラレーションオブウォー産駒は骨量・筋肉量が豊富でガッシリとした体型の馬が多く見られるが、本馬は460キロ前後と比較的コンパクトで、肉付きもしなやか。立ち姿から柔らかさと素軽さを感じる。マンハッタンカフェを輩出した母系の影響が強いと見ており、今回は初の2400m戦となるが、折り合えばむしろ距離延長はプラスに働くかも。筋肉の輪郭が浮いていて、肋骨がわずかに感じ取れるように馬体はシャープ。いい状態に仕上がっている。

やーしゅん
体型的にムダ肉が少なく、距離延長で持ち前の切れがより活きてきそうな印象を受けます。馬体のコンディションも良好で、4歳秋を迎えて本格化。一気の相手強化でも勝ち負けできると見て本命に指名します。
特注馬

シュヴァリエローズ

牡6
[栗]清水久厩舎

レース適性星
仕上がり星
ディープインパクト
ヴィアンローズ
母父:Sevres Rose
通算成績 29戦3勝[3-5-2-19]
前走時馬体重 458kg
詳細
寸評

立ち写真の掲載は3年ぶり。3歳時とは平均して10キロ程度馬体重は増加しているが、筋肉量が増して全体にメリハリのある体型に成長していることが窺える。長躯短背で斜尻直飛、ディープインパクト産駒らしい馬体構造で、しなやかなムダ肉の少ないフォルム。近走で距離を延ばしてパフォーマンスを上げてきた点は頷ける。平坦の京都コースも合うイメージ。キャリア30戦を迎える今回も毛艶は黒光りして、血管が浮いている。状態面に関しても不安は感じられない。

やーしゅん
父似の素軽い体型。近走は距離を延ばして結果が出たように、中長距離への適性は高さが感じられます。スローペース濃厚の今回、溜めの利きそうな体つきをした本馬にとってマッチする流れになりそうで、引き続きマークが必要な1頭です。

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