【有馬記念】さあ大一番のグランプリ!出走予定16頭の馬体写真を掲載!
2024/12/20(金)
※イチオシ馬&特注馬は12/20(金)に更新します!
- 12/21(土)夕方発行
東京スポーツ(有馬記念の予想を掲載) - 12/21(土)14:30頃~
ラジオ日本「土曜競馬実況中継」午後の部後半
(中山10~12Rパドック解説) - 12/22(日)14:30頃~
ラジオ日本「日曜競馬実況中継」午後の部後半
(中山11~12Rパドック解説)
ジャスティンパレス
牡5
[栗]杉山厩舎
父 | ディープインパクト |
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母 | パレスルーマー 母父:Royal Anthem |
通算成績 | 17戦5勝[5-2-2-8] |
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前走時馬体重 | 468kg |
ディープインパクト産駒らしい、前後にまとまりがある長躯短背のフォルム。柔軟性を秘め、後肢の飛節は関節が真っ直ぐ、綺麗に伸びる直飛の構造。ストライドの大きな走りをする馬なので、基本的には広いコースが合うタイプ。コンパクトにまとまっている分、スタミナを消費しづらいため、距離延長は好材料。時季的に腹周りの毛艶は目立たないが、後肢の下腿部には血管が浮いて、筋肉の張りは上々。力を出せる状態に仕上がっている。
シャフリヤール
牡6
[栗]藤原英厩舎
父 | ディープインパクト |
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母 | ドバイマジェスティ 母父:Essence of Dubai |
通算成績 | 17戦4勝[4-2-4-7] |
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前走時馬体重 | 464kg |
長躯短背で小顔な父ディープインパクト似のフォルム。背中は柔軟性があり、タメを利かせることで鋭い末脚を引き出せるタイプ。ロスのない立ち回りで瞬発力を活かしたいところ。胴詰まりのバランスでもコンパクトにまとまり、中長距離も問題なくこなす。6歳馬でも筋肉の張りをかなり良く見せて、馬体に衰えは感じられない。毛艶も黒光りして、海外遠征明けでも体調面に不安はない。
シュトルーヴェ
セ5
[美]堀厩舎
父 | キングカメハメハ |
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母 | アンチュラス 母父:ディープインパクト |
通算成績 | 14戦6勝[6-3-0-5] |
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前走時馬体重 | 478kg |
やや胴詰まりで、後肢の飛節はカーブした「曲飛」の構造。前後の連動性に優れていて、ピッチの速い走りをするタイプ。全体にシャープな馬体で、父キングカメハメハよりも、母父ディープインパクトの特徴が色濃く出ている馬体。狭いところを割って伸びることができる、一瞬の切れを秘めた馬。内で溜める形で運ぶことができれば侮れない。休み明けのジャパンCを使って全体に引き締まったように映り、状態は前走以上か。
スターズオンアース
牝5
[美]高柳瑞厩舎
父 | ドゥラメンテ |
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母 | サザンスターズ 母父:Smart Strike |
通算成績 | 14戦3勝[3-5-4-2] |
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前走時馬体重 | 500kg |
骨格のバランスが整っていて、舞台を選ばずに力を発揮できるタイプ。筋肉量は豊富でパワーとスピードを秘める。胸は深く心肺機能が高いため、中長距離でも力を発揮できる馬だが、昨年当レースを好走した時よりも全体にボリューム感が出てきている。現状の体つきで距離延長をどうこなすかがポイント。冬時季であることを踏まえれば、毛艶は上々。ジャパンCを使って急上昇とまではいかないが、力は出せるデキにある。
スタニングローズ
牝5
[栗]高野厩舎
父 | キングカメハメハ |
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母 | ローザブランカ 母父:クロフネ |
通算成績 | 17戦6勝[6-2-1-8] |
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前走時馬体重 | 498kg |
肉付きのいいパワフルな馬体。仙骨の角度は傾斜している「斜尻」タイプでも、筋肉量が多いためスピード能力は高く、安定した先行力は魅力。スローペースを前々で立ち回って、ストライドの大きい走りから持続力を発揮したいところ。前走のエリザベス女王杯で2年ぶりの勝利を挙げたばかりだが、少し冬毛が出始めながらも、毛艶そのものは光沢があって体調はすこぶる良さそう。腹周りは幾分スッキリと見せており、引退レースでお釣りナシに仕上げてきた。
ダノンデサイル
牡3
[栗]安田翔厩舎
父 | エピファネイア |
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母 | トップデサイル 母父:Congrats |
通算成績 | 6戦3勝[3-0-0-3] |
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前走時馬体重 | 522kg |
大柄な骨格でバランスが整っており、筋肉量も豊富。非常に見栄えのする立ち姿。父エピファネイア似で背中周りに窮屈さがない。筋肉の質感、関節の可動域に柔軟性が感じられ、溜めても速い脚を繰り出せる、総合力の高いタイプ。後肢の飛節はカーブしている「曲飛」の構造で、馬格のサイズからも3000mより2500mのほうが合っている。菊花賞も太め無く仕上がっていたが、秋2戦目の今回はさらにコンディションアップして、前走以上のデキ。
ダノンベルーガ
牡5
[美]堀厩舎
父 | ハーツクライ |
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母 | コーステッド 母父:Tizway |
通算成績 | 13戦2勝[2-1-2-8] |
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前走時馬体重 | 492kg |
骨格のバランスに対して背中が長い。持続力に優れた父ハーツクライ、血統内包しているトニービンの特徴が強く出ている。一方、母方の影響か腹袋は比較的ふっくらと見せてパワフル。クビさしもやや太めで力強い。本質的には広い東京コースが合っている印象で、中山コースでの立ち回り、2500mの距離をどうこなすかがカギ。秋3戦目になるが、毛艶と筋肉の張りは一戦ごとに良化していて、気配は上向いている。
ディープボンド
牡7
[栗]大久龍厩舎
父 | キズナ |
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母 | ゼフィランサス 母父:キングヘイロー |
通算成績 | 30戦5勝[5-6-3-16] |
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前走時馬体重 | 516kg |
腹袋の大きい重厚感のある体型。年齢を重ねてよりボリューム感が増して、パワー型の印象が強くなった。後肢の飛節が「直飛」で脚長、ストライドが伸びて持続力勝負に強い。早めに動いてしぶとさを活かす形に持ち込みたい。繋ぎが立った脚元の構造から、道悪は苦にしない。スピード勝負になるよりは、時計が掛かったほうが良さそう。年齢的に大きな上積みは感じられないが、馬体の張りは悪くない。良い頃ほどの迫力はなくとも、現状の力は発揮できそう。
ドウデュース
牡5
[栗]友道厩舎
父 | ハーツクライ |
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母 | ダストアンドダイヤモンズ 母父:Vindication |
通算成績 | 16戦8勝[8-1-1-6] |
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前走時馬体重 | 510kg |
※出走取消
筋肉量が多いパワフルな馬体。胴長に見せる父とは似ておらず、前後に詰まったフォルムで、クビも短く、ピッチの速い走りが特徴的。一瞬の加速、瞬発力、コーナーでマクることができる機動力が本馬の武器。馬体からは中距離がベストに映るものの、終いに懸ける形の競馬で2400~2500mに対応している。天皇賞(秋)を叩いて馬体が締まったジャパンC、そして3戦目の今回も好馬体をキープ。充実期を迎えた状態で引退レースを迎えることができそうだ。
ハヤヤッコ
牡8
[美]国枝厩舎
父 | キングカメハメハ |
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母 | マシュマロ 母父:クロフネ |
通算成績 | 42戦7勝[7-5-4-26] |
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前走時馬体重 | 480kg |
クビが太く、肩周りの筋肉量も豊富で、前駆の発達が目立つ。ダート重賞・芝の道悪で良績を残しており、パワーを要する条件が合っている。跳びが大きく掻き込むような走法で、切れ味勝負は苦手とするものの、上がりが掛かるようなタフな条件は得意。スタミナ勝負になれば浮上の目も。8歳馬でも毛艶、筋肉の張りは衰えを感じさせない。力を発揮できる好仕上がり。
ブローザホーン
牡5
[栗]吉岡厩舎
父 | エピファネイア |
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母 | オートクレール 母父:デュランダル |
通算成績 | 23戦7勝[7-3-4-9] |
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前走時馬体重 | 430kg |
小柄でも骨格のバランスが整っている馬。斜尻で後肢の飛節は緩くカーブしており、良質な瞬発力を秘めている。腹袋は大きいタイプで消耗戦は苦にしない。ロングスパート勝負になりやすい中山芝2500mへの舞台替わりは好材料だ。蹄は大きいが繋ぎは短く立っていて、道悪での実績は豊富。一戦ごとに筋肉の張りが良化して、後肢の下腿部には血管が浮いている。秋3戦で一番の状態といえそう。
プログノーシス
牡6
[栗]中内田厩舎
父 | ディープインパクト |
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母 | ヴェルダ 母父:Observatory |
通算成績 | 16戦7勝[7-4-2-3] |
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前走時馬体重 | 478kg |
胴詰まりで伸縮性・前後の連動性に優れている、瞬発力タイプのバランス。後肢は長めで、いい脚を持続して繰り出せる点が本馬の武器。跳びが大きいため、小回りの中山では外を回す競馬が理想。ディープインパクト産駒としては腹袋が大きく、母方は重厚なラインが形成されており、母系の血が出ている。丸みのある体型から2500mはやや長い印象も、終いに懸ける形なら。海外帰りでも筋肉の張りは上々で、仕上がりに不安なし。
ベラジオオペラ
牡4
[栗]上村厩舎
父 | ロードカナロア |
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母 | エアルーティーン 母父:ハービンジャー |
通算成績 | 10戦5勝[5-1-1-3] |
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前走時馬体重 | 514kg |
ロードカナロア似でトモの横幅が広い。後躯の発達は目を惹くものがあり、下腿部から大腿筋膜にかけて血管が浮いている。宝塚記念では道悪の中で3着と好走しているが、蹄が薄く繋ぎもクッションが利く造りで、本質は良馬場向き。筋肉量が多いことから、本質は2000mベストの印象も、スピードの持続力、器用さは上位。前々でうまく立ち回れれば。常に良く見せるタイプではあるが、今回も筋肉の輪郭が隆起して迫力十分。
ローシャムパーク
牡5
[美]田中博厩舎
父 | ハービンジャー |
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母 | レネットグルーヴ 母父:キングカメハメハ |
通算成績 | 15戦6勝[6-4-1-4] |
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前走時馬体重 | 502kg |
胴長、脚長の体型で、跳びの大きな走りをする持続力タイプ。ストライドランナーではあるものの、函館記念でのコーナリングを見ても、小回りでも減速することなく走ることができており、中山でも勝ち星があってコース適性は高い。胸は深く、心肺機能に優れており、バテずに伸び続けられる面からも2500mは十分に守備範囲。海外帰りでも毛艶に光沢があって疲れは感じさせず、好走した大阪杯時に近いイメージ。薄っすらと肋骨が浮いているように体つきは締まっている点も好印象。
レガレイラ
牝3
[美]木村厩舎
父 | スワーヴリチャード |
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母 | ロカ 母父:ハービンジャー |
通算成績 | 7戦2勝[2-0-1-4] |
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前走時馬体重 | 472kg |
背中を長く見せる胴長の体型と、折りの深い飛節は父スワーヴリチャード似。牝馬らしいしなやかさ、軽さ、柔軟性を感じさせるフォルムで、鋭く切れる脚、瞬発力こそ本馬の武器。体型的に中長距離適性は高い。自ら動けるタイプではないものの、終いの脚は今回のメンバーでも上位の存在で、うまく末脚がハマれば。時季的なモノで少しずつ冬毛が伸び始めているものの、馬体は緩むことなくキープできていて、力を発揮できる状態にある。
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父スワーヴリチャード似で背中、クビさしにゆとりのある造り。前肢を長く見せ、ストライドの大きい持続力に富んだ走りをするタイプ。本質的には広いコースのほうが合うイメージも、3歳秋を迎えて後躯が充実して、春よりも器用な立ち回りができるようになってきた。ロングスパート勝負に対応できる点は魅力。筋肉の張り感は菊花賞時のほうが見栄えするが、引き続き毛艶は良好で、高い次元で状態はキープできている。