※イチオシ馬&特注馬は3/7(金)に更新します!

フィリーズR

弥生賞

  • 3/8()夕方発行
    東京スポーツ(弥生賞の予想を掲載)
  • 3/8()13:30頃~
    ラジオ日本「土曜競馬実況中継」午後の部後半
    (中山7~9Rパドック解説)

キャッスルレイク

牝3
[栗]松下厩舎

レース適性星
仕上がり星
サートゥルナーリア
パラダイスリッジ
母父:ディープインパクト
通算成績 5戦2勝[2-0-0-3]
前走時馬体重 468kg
詳細
寸評

前肢が短く、後肢は飛節の折りが深い「曲飛」の構造で、四肢の回転が速い。筋肉量も豊富で短距離向き。肩の角度は立ち気味で、掻き込むようなフットワークで走るタイプ。蹄底に厚みがあり、繋ぎは短く立っている。不良馬場のファンタジーSで7着に敗れているものの、脚元の構造からは水分を含んだ馬場を苦にしない印象を受ける。良化の余地を残しつつも、体つきにはメリハリがあって、力を出せる状態に整った。

ダンツエラン

牝3
[栗]本田厩舎

レース適性星
仕上がり星
ロードカナロア
ミスチヴァスミスティ
母父:Into Mischief
通算成績 4戦2勝[2-0-1-1]
前走時馬体重 482kg
詳細
寸評

全体のバランスに対して、胴をやや長く見せる体型。骨格面に関しては、父ロードカナロアよりも母方の血が色濃く出ている。一方で、横広のトモは父譲り。飛節の折りが深い「曲飛」でも、一完歩は比較的大きく、クビさしはシャープ。ある程度距離に融通が利くタイプか。蹄底に厚みがあり、水分を含んだ馬場、荒れた馬場でも力を発揮できる。休み明けの分、前走比で腹周りには少しボリューム感を残すものの、ひと息入って馬体に成長が感じられ、好気配。

ランフォーヴァウ

牝3
[栗]福永厩舎

レース適性星
仕上がり星
ロードカナロア
キネオダンサー
母父:ディープインパクト
通算成績 4戦2勝[2-0-0-2]
前走時馬体重 448kg
詳細
寸評

素軽く、前後にまとまったバランスのいいフォルム。背中は短めで、腹側のラインは後肢に向かって引き締まっている。胴を柔軟に使えて、トモは仙骨の傾斜した「斜尻」の構造。飛節は垂直に伸びた「直飛」で、四肢の回転とストライドが両立、良質な瞬発力を秘めている。蹄は薄く、繋ぎにもクッションが利いて良馬場向き。キ甲の造りから、背丈はこれからさらに伸びてきそう。良化余地を残しつつも、太め無く仕上がっていて気配は悪くない。

リリーフィールド

牝3
[栗]小崎厩舎

レース適性星
仕上がり星
モズアスコット
ハイリリー
母父:アグネスタキオン
通算成績 4戦2勝[2-0-0-2]
前走時馬体重 434kg
詳細
寸評

前肢が短く、前重心で腰高に映るフォルム。小柄でも筋肉量は豊富で、短距離志向が強い。1400mへの距離短縮は好材料。繋ぎは短く立っていて、肩周りの筋肉は盛り上がるように発達している。デビュー戦をダートで挙げており、芝ならば高速決着よりも時計を要する、タフな馬場のほうが合いそうなイメージ。前走と比較して、筋肉の張りに良化の余地を残しているが、余分な肉は付いておらず、休み明けとしては及第点以上の仕上がり。

イチオシ馬

ルージュラナキラ

牝3
[美]加藤征厩舎

レース適性星
仕上がり星
アドマイヤマーズ
レッドアネラ
母父:カジノドライヴ
通算成績 2戦2勝[2-0-0-0]
前走時馬体重 466kg
詳細
寸評

筋肉量が豊富で、背中に伸びがあってバランスが整っている好馬体の持ち主。仙骨が傾斜した「斜尻」の構造でも、肉付きが豊かで力強い。後肢の飛節は「直飛」で、馬格の大きさと背中と脚の長さから、ストライドを伸ばして長くいい脚を繰り出せるタイプ。溜めを作って終いを伸ばす形が合う。総合力の高さはメンバーでも上位で素質は高い。冬時季でも毛艶は抜群、腹周りはスッキリ引き締まり、コンディションの良さが窺える立ち姿。いい状態でレースを迎えられそう。

やーしゅん
整ったバランスから素質の高さが窺える1頭。瞬発力と持続力を兼備している馬ですが、溜めたほうが良いタイプに映り、内目の枠を上手く捌ければ重賞でも勝ち負け可能と見ています。毛艶、筋肉の張りも申し分のない状態で、仕上がり良好です。
特注馬

モズナナスター

牝3
[栗]矢作厩舎

レース適性星
仕上がり星
モズアスコット
グランプリエンゼル
母父:アグネスデジタル
通算成績 7戦1勝[1-3-1-2]
前走時馬体重 448kg
詳細
寸評

馬格は水準からやや小柄なサイズだが、肩周りを中心に前躯、そして後躯も横幅が広く筋肉の発達が目立つ。胴詰まりでクビの短い体型から、本質的には短距離がベスト。1600mから1400mへの短縮は好材料。現時点でキ甲に伸びがあって、骨格の完成度は比較的高い。スピードの活きる競馬になれば巻き返しも。休養を挟み、馬体はパンプアップ。太いのではなく、全体に成長したイメージ。太め感はなく、力を発揮できそうな好仕上がり。

やーしゅん
非常に筋肉量が多いスピードタイプの馬体構造。阪神JFは1600mの距離と、外が伸びる馬場、淀みないペースで先行と厳しい条件が重なって9着に敗れてしまいましたが、短距離なら見限りは早計。完成度も高く、短縮での巻き返しに期待しています。

アスクシュタイン

牡3
[栗]藤原英厩舎

レース適性星
仕上がり星
ドゥラメンテ
ヴィクトリアズワイルドキャット
母父:Bellamy Road
通算成績 4戦2勝[2-0-0-2]
前走時馬体重 496kg
詳細
寸評

クビさし、腹周りをシャープに見せる体型。四肢もスラっと見せて、トモは斜尻寄りではあるものの、横幅が広く肉付きも良い。背中に長さがあって、ストライドが大きく、一瞬のキレよりも持続力を活かした競馬が合うタイプ。自分の形に持ち込めれば。まだ多少冬毛は残っているものの、毛艶そのものは悪くなく、肋骨が感じ取れるように休み明けでも太め感なし。成長の余地を残すが、力を出せる態勢には整っている。

ヴィンセンシオ

牡3
[美]森厩舎

レース適性星
仕上がり星
リアルスティール
シーリア
母父:キングカメハメハ
通算成績 2戦2勝[2-0-0-0]
前走時馬体重 506kg
詳細
寸評

骨格のバランスが整った、好馬体の持ち主。前走時で506キロと大型でありながら、立ち姿は素軽く、まとまりがあって柔軟性を感じさせる。トモの仙骨は傾斜した「斜尻」で、飛節は真っ直ぐに伸びた「直飛」の構造。バネが利いてストライドは大きく、良質な瞬発力と持続力を兼ね備えており、総合力の高さが窺える。まだ良化の余地は残すものの、後肢の下腿部には薄っすらと血管が浮いている。春先でも毛艶に光沢があり、体調面に不安無し。

ジュタ

牡3
[栗]矢作厩舎

レース適性星
仕上がり星
ドゥラメンテ
シャンパンエニワン
母父:Street Sense
通算成績 3戦2勝[2-0-0-1]
前走時馬体重 498kg
詳細
寸評

大型馬でありながらクビが細く、胴長でスッキリと見せる体型。骨格のバランスから中距離以上に適性がありそう。飛節の折りが深い「曲飛」の構造で、四肢の回転に優れた、ピッチの速い馬。東京、中京と広いコースで勝利を収めているが、小回り中山でも問題無く力を発揮できそう。晩成傾向の強い馬だが、腰高な面は少しずつ解消。昨年末と比較して、肉付きも良くなってきている。腹周りも引き締まっていて、毛艶が良く、好仕上がり。

ファウストラーゼン

牡3
[栗]西村厩舎

レース適性星
仕上がり星
モズアスコット
ペイシャフェリス
母父:スペシャルウィーク
通算成績 3戦1勝[1-0-1-1]
前走時馬体重 454kg
詳細
寸評

父母ともに1600m以下で活躍した馬同士の配合も、本馬は前肢を長く見せるバランス。腹周りは肋骨が浮いて見えるように、余分な肉が付いておらず、ゆえに距離には融通が利くタイプ。後肢の飛節は折りの深い「曲飛」で、父モズアスコットと近い角度。回転の速いフットワークで、ホープフルSではコーナー手前から動いて一気に進出して機動力の高さを見せたように、小回りコースは苦にしない。完成度は高く、筋肉の張りは上々で皮膚を薄く見せるほど。体調はかなり良さそう。

ミュージアムマイル

牡3
[栗]高柳大厩舎

レース適性星
仕上がり星
リオンディーズ
ミュージアムヒル
母父:ハーツクライ
通算成績 4戦2勝[2-1-1-0]
前走時馬体重 494kg
詳細
寸評

骨格のバランスが整っている、垢抜けた好馬体の持ち主。長躯短背で程よくまとまりがあり、伸縮性を秘める。後肢は緩やかにカーブしてバネ感十分、追ってからの決め手も抜群。リオンディーズは母方の血をうまく引き出す種牡馬だが、本馬はサイズ感から全体のフォルムも含めて父似。距離は比較的融通が利くタイプ。朝日杯FS以来の出走でも、肋骨がわずかに浮く理想的なボディコンディションに仕上がっている。

イチオシ馬

ナグルファル

牡3
[栗]杉山厩舎

レース適性星
仕上がり星
エピファネイア
ランドオーバーシー
母父:Bellamy Road
通算成績 2戦2勝[2-0-0-0]
前走時馬体重 502kg
詳細
寸評

父エピファネイア似で胴周りに伸びがある体型。トモの横幅が広く、筋肉量豊富で持続力勝負向き。スピードを要求される競馬にも問題なく対応できる。胸の縦幅が深く、心肺機能の高さが窺え、500キロ超の馬格を有しているがクビや四肢が長いため、距離は延びて良さが出そう。大跳びでも機動力に長け、小回りコースもこなす。1週前の時点でムダ肉なく引き締まっており、筋肉の張りも上々。休み明けでも仕上がりに不安無し。

やーしゅん
近年の弥生賞では胴長体型で持続力に秀でたタイプが活躍。父エピファネイア譲りのゆとりあるフォルムで、長くイイ脚を好位から繰り出せる本馬にとって適条件と考えます。毛艶、馬体の張りも良好で、好仕上がりです。
特注馬

ブラックジェダイト

牡3
[美]大竹厩舎

レース適性星
仕上がり星
キタサンブラック
ウェルアウェイ
母父:Monsun
通算成績 1戦1勝[1-0-0-0]
前走時馬体重 450kg
詳細
寸評

デビュー戦450キロとコンパクトにまとまっているが、胴周りにゆとりがあり、四肢をスラっと長く見せる。父キタサンブラック譲りのバランスで、素軽い体つき。後肢の飛節はキックした際綺麗に伸びる「直飛」の構造で、ピッチの速さとストライドの大きさが両立。良質な持続力を秘めている印象。距離は延びて良さそうなタイプ。まだ幼い面を残すものの、整ったバランスから潜在能力は高い。

やーしゅん
弥生賞と同じ中山芝2000mの新馬戦を好位から抜け出し勝ち。スローペースで勝ち時計は目立ちませんが、持続力を活かした走りで2馬身差の内容は高く評価できます。レースの流れに乗って今回も先行できれば、粘り込みがあっても驚けません。
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