札幌記念

北九州記念

クラスターC

ヌーヴォレコルト

(牝5、美浦・斎藤誠厩舎)

ハーツクライ
オメガスピリット
母父スピニングワールド
通算成績17戦5勝
重賞勝利 15年中山記念(G2)
14年優駿牝馬(G1)
14年ローズS(G2)
連対時平均馬体重444kg (最高:450kg) (最低:438kg)
前走時馬体重456kg
POINTハーツクライ産駒らしくスッキリと見せる馬体で、筋肉量は今年春の状態を維持。5歳牝馬だが衰えた印象はない。昨年の春には馬体はほぼ完成されており、大きく変わってきたところはない。成長力に多少、疑問があるのも確か。馬体に余分な肉は無く、しっかり仕上がっており、体調はまずまず。力は出せそう。牡馬相手でもこのメンバーなら上位争い必至だ。 写真は美浦TCで撮影

マイネルフロスト

(牡5、美浦・高木登厩舎)

ブラックタイド
スリースノーグラス
母父グラスワンダー
通算成績23戦4勝
重賞勝利 14年毎日杯(G3)
連対時平均馬体重479kg (最高:488kg) (最低:464kg)
前走時馬体重490kg
POINT馬体全体のバランスが整っている馬で、綺麗なシルエット。もともと筋肉質なタイプではなく、ムダ肉が削げて良くなった感じ。母父がグラスワンダーで、以前はもっと腹回りをふっくらと見せていたのだが、今回の立ち写真はスッキリとして見え、このくらいが丁度良いだろう。直飛寄りなので瞬発力は今ひとつも、今回は洋芝でそれをリカバリーできるはず。体調面でも1度使われての上積みが馬体にも現れており、前進に期待だ。

トーセンレーヴ

(牡8、栗東・池江寿厩舎)

ディープインパクト
ビワハイジ
母父Caerleon
通算成績28戦8勝
重賞勝利 12年エプソムC(G3)
連対時平均馬体重467kg (最高:484kg) (最低:456kg)
前走時馬体重478kg
POINT8歳になったが、全く衰えた印象はない。まだまだ馬は若いので活躍の機会もありそうだ。ビワハイジ産駒だけあって、均整のとれたシルエット。直飛気味でありながら脚を長く見せるのは父ディープインパクト同様。前走はマイナス体重であったが、昨秋と同じくらいであったので、このくらいの造りで問題ないだろう。馬体の張り良く、あばらもうっすらと浮き、状態は申し分ない。モーリス、ヌーヴォレコルトの間に割って入る可能性も。

ベルカント

(牝5、栗東・角田厩舎)

サクラバクシンオー
セレブラール
母父ボストンハーバー
通算成績19戦6勝
重賞勝利 15、16年アイビスSD(G3)
15年北九州記念(G3)
14年フィリーズR(G2)
13年ファンタジーS(G3)
連対時平均馬体重477kg (最高:490kg) (最低:466kg)
前走時馬体重490kg
POINT楽なローテではないが、馬体を大きく減らすことなくキープ。状態は変わらず良い。前走のアイビスSD時は写真がなかったのだが、パドックで見ている限り100%のデキだった。今回はそれ以上、と言うのは難しいかもしれないが、十分に好勝負できる良いデキなのは疑いようのないところ。サマースプリントシリーズの頂点に一番近いところにいるのはこの馬だろう。このレース、シリーズ合わせての連覇に期待。

オウノミチ

(牡5、栗東・佐々晶厩舎)

オレハマッテルゼ
ナゾ
母父スターマン
通算成績14戦3勝
連対時平均馬体重472kg (最高:482kg) (最低:462kg)
前走時馬体重474kg
POINTトモの筋肉がかなり発達していて、胴の長さも短め。パッと見で短距離馬らしい馬体。直飛なので切れより持続力勝負タイプ。キ甲が抜けて背が伸び切っており、骨格は完成。肩周りの筋肉も充実し、ここに来て本格化してきたのだろう。格上挑戦だった前走の勝利も頷ける。酷暑の中でも体調は良さそう。骨折などもあり出世は遅れたが、元々素質は評価されていた馬。小倉への輸送を順当にこなせれば連勝まであって良いデキだ。

ジャストドゥイング

(牡4、栗東・中竹厩舎)

ゼンノロブロイ
ストラテジー
母父フレンチデピュティ
通算成績13戦4勝
連対時平均馬体重532kg (最高:548kg) (最低:514kg)
前走時馬体重548kg
POINT馬体の造り自体は胴の長さにもゆとりがあり、コテコテの短距離馬という感じでは無いのだが、胸前、トモの筋肉を見ると短距離でも対応可能なスピードを発揮できそうなものを持っている。飛節の造りなどを見ると、距離は関係なく、瞬発力を生かした競馬に向きそうである。仕上がりに関してはこれ以上細くなるようだと割り引きたいところ。現時点で仕上がっている感がある。

プリンセスムーン

(牝6、栗東・安田隆厩舎)

アドマイヤムーン
スクービドゥー
母父Johan Cruyff
通算成績23戦6勝
連対時平均馬体重487kg (最高:500kg) (最低:472kg)
前走時馬体重498kg
POINT牝馬ながら筋肉質で、いかにも短距離馬といった感じのシルエット。脚が短めで、ピッチに走るので一瞬の加速に秀でている。繋が立ち気味で短く、ダート向きと言っても過言ではないが、素軽さも兼ね備えているので芝のスピードでも勝負できるのだろう。仕上がりに関してはメンバー中でもトップクラスの良いデキ。馬体の張りも十分で、毛艶も良い。注文をつけるような部分はなく、小倉実績もあり、馬券からは消せないか。

ラヴァーズポイント

(牝6、栗東・高橋康厩舎)

マイネルラヴ
ハートフルシフォン
母父タマモクロス
通算成績31戦4勝
連対時平均馬体重496kg (最高:508kg) (最低:484kg)
前走時馬体重506kg
POINT前走は6歳にして今までの持ちタイムを更新する1分7秒2でゴール。勝利からは1年近く遠ざかっているものの、馬体を見て衰えているような印象は全く受けない。元々腰高な造りで、直飛に寄った飛節。背と胴回りの長さが同じくらいで、脚もやや長めなので、後方から瞬発力を使うような競馬は不向き。平均的な脚を使う競馬を希望する。毛艶は良く見え、筋肉の張りもしっかりしており、力は発揮できそうに見える。

ローズミラクル

(牡6、栗東・羽月厩舎)

フジキセキ
ヴィアンローズ
母父Sevres Rose
通算成績21戦4勝
連対時平均馬体重543kg (最高:552kg) (最低:534kg)
前走時馬体重552kg
POINTフジキセキ産駒らしく、胴がギュッと詰まって腹袋が立派。短距離戦に向いた造りだ。全体的にムチムチしている馬体も、これがこの馬の特徴という感じで、特に太いというわけではない。特に曲飛節ではないが、丁度中間ぐらいの角度で、脚が短いこともあってか瞬発力はなかなかのものがありそう。ただピッチに走るタイプに見えるので長くは脚を使えない。もう一絞りできれば完璧になりそうだが、体調自体は良さそうで上位食い込みも。

ダノンレジェンド

(牡6、栗東・村山厩舎)

Macho Uno
My Goodness
母父Storm Cat
通算成績27戦12勝
重賞勝利 16年北海道スプリントC(Jpn3)
15、16年黒船賞(Jpn3)
15年東京盃(Jpn2)
15年クラスターC(Jpn3)
15年東京スプリント(Jpn3)
14年カペラS(G3)
連対時平均馬体重452kg (最高:456kg) (最低:448kg)
前走時馬体重452kg
POINT交流重賞路線を主に歩んできたため、立ち写真の撮影は初めてとのこと。当欄独占で貴重な機会をいただけた。450kg前後と決して大きい馬ではないのだが、ダート短距離馬らしく筋肉量が豊富で、数字以上に大きく見せている好馬体。6歳馬だがOP馬になってからはゆとりあるローテで使われており、馬がとても若い。今回の出走メンバーを見てもこの馬に先着できそうな馬は正直、見当たらない。涼しい北海道に滞在していることで、夏負けもせず体調は万全、馬体の張りや毛艶も申し分ない状態。このレース連覇は濃厚と見る。

札幌記念

北九州記念

クラスターC