新潟2歳S

キーンランドC

アンジュシャルマン

(牝2、栗東・佐々晶厩舎)

マンハッタンカフェ
シーズアン
母父Zieten
通算成績1戦1勝
連対時平均馬体重480kg (最高:480kg) (最低:480kg)
前走時馬体重480kg
POINTマンハッタンカフェの仔はトモの緩い馬が多く、新馬は能力で勝って、2戦目でアッサリ負けることが多いのだが、この馬は比較的完成度が高い。父の産駒らしく曲飛で、瞬発力がありそう。前走は道悪であったから、良馬場ならもっと切れる脚を使えるはず。脚はやや短めも、極端に胴詰まりのわけではないので、マイルはベストの距離だと思う。一度使って体も引き締まってきており、上位争いが期待できる。

イブキ

(牡2、美浦・奥村武厩舎)

ルーラーシップ
ピサノドヌーヴ
母父アグネスタキオン
通算成績1戦1勝
連対時平均馬体重462kg (最高:462kg) (最低:462kg)
前走時馬体重462kg
POINT全体のシルエットが綺麗で、バランスの良い馬。完成度は水準以上で、特に幼い印象は受けない。脚がスラっと長い馬で、新馬戦の映像で見ても大跳びで綺麗な走法であることがわかる。なので、道悪になると力を発揮できない可能性大。筋肉量は前駆、後駆ともに文句はないのだが、いかんせん腹回りが寂しく映るのが気になる。一度使われて締まってきたのもあるかもしれないが、大幅に馬体減りがあるようだと心配だ。

マイネルバールマン

(牡2、美浦・栗田博厩舎)

ジョーカプチーノ
クリスビーナス
母父シンボリクリスエス
通算成績2戦1勝
連対時平均馬体重497kg (最高:498kg) (最低:496kg)
前走時馬体重498kg
POINT曲飛寄りで、瞬発力タイプ。ただ、母父シンボリクリスエスで多少硬そうな筋肉の持ち主であり、32秒台の切れ味まではどうか。完成度の面で言えば診断メンバー中でも上位。胸前、トモの筋肉ともにこの時期の2歳馬としてはいいものを持っている。体調面で言えば、特に良く見える感じではないが、悪くもない。余分な肉もないし、仕上がり自体は力を発揮できるレベルにある。

ヴゼットジョリー

(牝2、栗東・中内田厩舎)

ローエングリン
フレンチビキニ
母父サンデーサイレンス
通算成績1戦1勝
連対時平均馬体重466kg (最高:466kg) (最低:466kg)
前走時馬体重466kg
POINT全体的にスッキリと見せ、父の産駒は全体的にこういったタイプが多いように思う。ローエングリン自体、気性で走るタイプの馬であったので、筋肉量などの観点は度外視して良いかも。飛節、繋の角度は理想に近く、バランスが良い。1400mでデビュー勝ちしているが、脚もスラっと長く、大跳びで四肢を大きく伸ばす走法なので、距離は長くても大丈夫だろう。銭型も浮いて、代謝も良さそう。体調に関して心配はない。

キャスパリーグ

(牝2、栗東・浅見厩舎)

ディープインパクト
レジェンドキャット
母父Storm Cat
通算成績1戦1勝
連対時平均馬体重432kg (最高:432kg) (最低:432kg)
前走時馬体重432kg
POINT馬格は小さいのだが、胸前、トモの筋肉量が多く、ガッチリしたタイプ。ディープ×ストームキャットの組み合わせはキズナ、リアルスティール、ラングレーのように筋肉量が多いタイプになりやすく、この馬もそのタイプ。胴が詰まり気味で、脚も長いタイプではないので、距離はマイルくらいが良さそう。腰高で、トモはもっとパンとしてきてほしい。素質は秘めていそうなので、今後の成長に期待したい1頭。今回は抑え評価で。

モーヴサファイア

(牝2、栗東・池添学厩舎)

ハービンジャー
モルガナイト
母父アグネスデジタル
通算成績1戦1勝
連対時平均馬体重484kg (最高:484kg) (最低:484kg)
前走時馬体重484kg
POINT初見で、胴が長くハービンジャーらしい馬、という印象を受けた。父の産駒は体の立派な馬が多いのだが、トモがついてこない緩い馬が多く、この馬も全体のシルエットに対してトモの筋肉量が控えめといったところ。曲飛で、瞬発力勝負には強い。完成度の高い馬ではないが、全体のバランスはとても良い馬。2000m以上の長い距離に向くタイプに見える。スピードが必要な今回は、診断メンバーの中での評価は下げ気味も、今後がとても楽しみな1頭。

レッツゴードンキ

(牝4、栗東・梅田智厩舎)

キングカメハメハ
マルトク
母父マーベラスサンデー
通算成績14戦2勝
重賞勝利 15年桜花賞(G1)
連対時平均馬体重459kg (最高:466kg) (最低:450kg)
前走時馬体重476kg
POINT昨年の秋はもっとコロッとした印象があったのだが、今回は非常にスッキリと見せ、別馬のよう。結果論になるが、昨年の秋はやや絞り切れない面があったのかもしれない。スッキリして見えるが、筋肉量は今までと同じくらい維持しているし、馬体の張りも良い。前走は桜花賞以来の馬券内であったが、フロックでは無いと判断。今回も人気にならないようなら一考してみたい存在。

サトノルパン

(牡5、栗東・村山厩舎)

ディープインパクト
エリモピクシー
母父ダンシングブレーヴ
通算成績19戦5勝
重賞勝利 15年京阪杯(G3)
連対時平均馬体重453kg (最高:458kg) (最低:448kg)
前走時馬体重452kg
POINT歳を重ねてどんどん短距離向きのがっしりとした体つきになってきた。コンパクトな馬体だが、ギュッと詰まった感じの筋肉量でいかにもスピード勝負向き。ディープ産駒の割には曲飛寄りで、一瞬の瞬発力に秀でたタイプ。ただ、多少筋肉が硬そうな雰囲気があるので、より短距離にシフトしてきたのだろう。5ヶ月ぶりの実戦になるが、太め感もなく、馬体の張りも十分で、仕上がりに不安なし。パワーもありそうなので、初の洋芝もこなせるだろう。

新潟2歳S

キーンランドC