新潟記念

札幌2歳S

小倉2歳S

クランモンタナ

(牡7、栗東・音無厩舎)

ディープインパクト
エアトゥーレ
母父トニービン
通算成績40戦6勝
重賞勝利 16年小倉記念(G3)
連対時平均馬体重477kg (最高:488kg) (最低:470kg)
前走時馬体重480kg
POINTエアトゥーレの仔らしくスッキリと見せるシルエット。直飛気味に出るのもこの一族の特徴で、半兄キャプテントゥーレに近い形。背と腹回りの長さが同じくらいで、平均的にしか末脚を使えない。切れ味にやや欠けるのは血統面から受け継いだ馬体の造りが所以か。新潟でのスピード勝負、切れ味勝負に対応できるかがカギ。ただ、馬自体は7歳でも衰えなく、馬体の張りも毛艶も良く見せている。仕上がり上々といったところ。

エキストラエンド

(牡7、栗東・角居厩舎)

ディープインパクト
カーリング
母父Garde Royale
通算成績35戦6勝
重賞勝利 14年京都金杯(G3)
連対時平均馬体重469kg (最高:478kg) (最低:460kg)
前走時馬体重464kg
POINT前走は3年ぶりに2000mを走って3着好走。シルエットが美しい見栄えのする馬でバランスが良い。コテコテのマイラーには見えないし、実際2400mの勝利経験もあり、個人的な見立てでは距離は全く問題ないように感じる。皮膚を薄く見せ、筋肉の張りもかなりのもの。パッと見ただけでは35戦のキャリアをこなして来た7歳馬には見えない。仕上がりについては現状この馬のベストのデキと言って良いだろう。

ダコール

(牡8、栗東・中竹厩舎)

ディープインパクト
アジアンミーティア
母父Unbridled
通算成績44戦7勝
重賞勝利 15年新潟大賞典(G3)
連対時平均馬体重461kg (最高:480kg) (最低:450kg)
前走時馬体重474kg
POINT腰高なのは元々の体型。こういった馬は歳を重ねてもトモを緩く感じることが多く、後駆の力強さにやや欠ける。ただ、この馬はそれを筋肉量でカバーしているのでオープンまで出世できた。しかし、ここ一番の決め手に欠けるのはこの造りからくるものだと考える。毛艶も良く、8歳でも元気一杯。体調面で不安はなく、今回は得意の平坦、新潟コース。馬券には絡めておかなくてはいけない1頭だ。

ベルーフ

(牡4、栗東・池江寿厩舎)

ハービンジャー
レクレドール
母父サンデーサイレンス
通算成績14戦3勝
重賞勝利 15年京成杯(G3)
連対時平均馬体重476kg (最高:488kg) (最低:470kg)
前走時馬体重486kg
POINTトモがやや弱い面があり身体を持て余していたが、ここに来て筋肉量が充実してきており、歳を重ねて着実に成長していることがわかる。ただ、若干重たい面も見られ、スピードの絶対値は高いタイプではない。一方、腹袋はしっかりしていて他馬が苦しがるようなハイペースで底力、持続力を生かす競馬が合っていると見る。毛艶はピカイチで、体調はかなり良さそう。欲を言えばもう少し皮膚が薄く見えるような馬体の張りになれば完璧。

ルミナスウォリアー

(牡5、美浦・和田郎厩舎)

メイショウサムソン
ルミナスハッピー
母父アグネスタキオン
通算成績17戦5勝
連対時平均馬体重468kg (最高:482kg) (最低:456kg)
前走時馬体重478kg
POINT腹袋の逞しさと折りの深い飛節は父サムソン譲り。脚長のシルエットの持ち主で、大きなストライドで走るタイプ。瞬間的な加速力はないが、長く良い脚を使うにはもってこいの造り。キ甲も抜けて馬体は完成の域に近づいている。銭型が浮いているように、血行、代謝が良いのだろう。馬体も張っているし、筋肉量も十分。体調はかなり良さそうで上位争いできる仕上がりと見る。

インヴィクタ

(牡2、栗東・友道厩舎)

ハービンジャー
ラスティングソング
母父フジキセキ
通算成績1戦1勝
連対時平均馬体重464kg (最高:464kg) (最低:464kg)
前走時馬体重464kg
POINT曲飛、胴長のシルエットは父の産駒に良く見られる特徴。脚も長く、長い距離が合いそうだ。全体に緩さを残すが、パーツの造り、バランスはともに良い。あばらも浮き一叩きされて体が絞まってきた。ここでも上位を狙えるデキだ。

コリエドール

(牡2、美浦・堀厩舎)

クロフネ
レクレドール
母父サンデーサイレンス
通算成績1戦1勝
連対時平均馬体重492kg (最高:492kg) (最低:492kg)
前走時馬体重492kg
POINTややスッキリとしたスピードタイプに出た。シルエットの美しい馬であり、また無駄肉もほとんど付いておらず、この時期の2歳馬としては体は仕上がっている。スパッと切れる体の柔軟性はなさそうだが、持続力勝負に持ち込めば勝ち負けだろう。

ブラックオニキス

(牝2、美浦・加藤和厩舎)

ブラックタイド
ラリマー
母父チーフベアハート
通算成績5戦2勝
連対時平均馬体重406kg (最高:408kg) (最低:404kg)
前走時馬体重408kg
POINT仕上がり早の牝馬で、完成度はこの中でも上位。ただ、今後どこまで成長力があるかはやや疑問。脚をスラッと見せ、バランスは良い馬。適距離は中距離以上だろう。仕上がりに関してはしっかり体も出来上がっているし、特に問題はない。小柄な牝馬だが、滞在競馬なので馬体減りの心配はなさそうだ。

トラスト

(牡2、川崎・河津裕厩舎)

スクリーンヒーロー
グローリサンディ
母父エイシンサンディ
通算成績3戦2勝(うちJRA1戦0勝)
連対時平均馬体重444kg (最高:456kg) (最低:444kg)
前走時馬体重456kg
POINT折りの深い飛節で、瞬発力はありそう。ただ筋肉の質がやや固そうで、その辺りがどうでるか。全体に素軽さがあり、ダートよりは芝向きだろう。バランスの良い馬で、適性は中距離前後か。太め感なく馬体は仕上がっているし、1度使われての上積みが期待できる。

メイソンジュニア

(牡2、栗東・渡辺厩舎)

Mayson
アナアメリカーナ
母父American Post
通算成績1戦1勝
連対時平均馬体重492kg (最高:492kg) (最低:492kg)
前走時馬体重492kg
POINT胴が詰まった造りでいかにも短距離馬といった形。筋肉量のかなり多いタイプで、距離の融通は利かないタイプ。完成度が高く、早熟タイプなのか、それとも純粋に能力が高いのか分かりかねる部分はあるが、現時点のスピード能力はこの馬が1枚抜けているだろう。馬体の張り、毛艶ともに申し分なく、注文をつけるところはない。文句なしに診断メンバーで1番のデキだ。

レーヌミノル

(牝2、栗東・本田厩舎)

ダイワメジャー
ダイワエンジェル
母父タイキシャトル
通算成績1戦1勝
連対時平均馬体重458kg (最高:458kg) (最低:458kg)
前走時馬体重458kg
POINTいかにも仕上がり早の牝馬という馬体。ただ、まだ腰が高い面があるので、意外と成長力を秘めている可能性も。素軽いフォルムからはスピード能力の高さを感じさせる。思いのほか、胴の長さにゆとりがあり、脚も長いので距離は持つタイプかもしれない。毛艶はそこまで目立たないが、ムダ肉もなくしっかり仕上がった印象。この馬の力は発揮できそうだ。

ドゥモワゼル

(牝2、美浦・粕谷厩舎)

ショウナンカンプ
ステキプレゼント
母父ジェニュイン
通算成績3戦1勝
連対時平均馬体重430kg (最高:432kg) (最低:428kg)
前走時馬体重444kg
POINT華奢な牝馬で、素軽いフォルム。馬格の割にトモの筋肉量があり、水準以上のスピード能力はありそう。腰高で完成度自体は高くないが、皮膚も薄く見せるように馬体の張りもあるので、現時点のメンバーレベルを考慮しても好走可能だろう。1つ心配なのが馬体減り。もともと馬格のない馬であり、写真撮影時でもあばらが浮き気味であるから、極端に減っているようだと減点対象になる。

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