グレイスフルリープ

18年11/4(日)5回京都2日目10R 第18回JBCスプリント(Jpn1)(ダ1200m)

  • グレイスフルリープ
  • (牡8、栗東・橋口慎厩舎)
  • 父:ゴールドアリュール
  • 母:ラビットフット
  • 母父:Seeking the Gold
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マテラスカイが飛びだして先手を取っていく。33.7のハイペースだが、絡まれずに直線へ向かう。これまた好発を切ったグレイスフルリープ。うまくラチ沿いの4番手に潜りこみ、最後のカーブも手応えもよく廻る。ラスト1ハロンで2馬身と離したマテラスカイだが、ジワジワと差を詰めたグレイスフルリープがラスト100で並ぶ。マテラスカイも最後の力をふり絞って粘るが、勢いのいいグレイスフルリープルがクビ差前に出てのゴール。そこから2馬身半離れた3着に、キタサンミカヅキが上がった……。

もっと大勢の人が集まるJBC3競走と思っていたが、テラスの入りに空きが感じられた。ダートでは人気がないのだろうか?
前のレースでも、ゴール前の強襲で勝利したルメール。ここでもその勢いが違う。マテラスカイが逃げ込まんとするところを、最短コースで脚を貯めて最後に襲いかかり、勝利をもぎとった。

マテラスカイが自分の形で前を行っているのに、その後ろで楽な手応えで追走しているグレイスフルリープとルメール騎手。4角を廻る時に《実に嫌な手応えだな~》と内心思っていた。嫌な予感は、直線に入るとますます増幅してしまう。
どんどんと差を詰めるグレイスフルリープ。最後はクビ差、キッチリと交わした。33.7~45.3~57.4、最後の1ハロンが13.0だが、これは武豊騎手の作戦だと思う。後続に脚を使わせて自身は何とか粘ってしまう乗り方、過去に何度も見ているシーンだ。

この速いタイムの決着に、モーニンやレッツゴードンキはやっと終いだけ来て掲示板には乗ったが。何せマテラスカイは力は出し切った、だがそれをも上回る完璧な騎乗でルメール騎手に導かれたグレイスフルリープが、見事な勝利を収めた一戦だった。