先週の原稿を見直す度によくもあれだけ大口を叩いたものだと。恥ずかしいを通り越して呆れてしまっている。今週から2週間は新潟、札幌の2場競馬で特に新潟は中休みが長~い変則な時間の競馬。

メインのアイビスサマーダッシュは7Rとなっている。馬券は?、人は?と気にした処で始まらない。競馬開催があるだけでもいい。現地に人が入れるだけでも嬉しい。文句は言うまい。

新潟名物の直線の1000芝。以前は外から買えば当たると言い切るぐらい極端に外有利な芝だった。使う頻度が違うから外、それも大外へ寄るほどに芝の状態がいいのは歴然。まずは外に近い枠を引くのが前提だ。5月の韋駄天Sでの1、2着。チェイスザドリームにマウンテンムスメ。ハンデ戦でマウンテンムスメは52キロでもあったが5番枠からの逃げ粘り、枠に注目。

テイエムスパーダにモズメイメイの快速馬も参戦。モズメイメイは前走、差す脚も見せていた。森秀勢も不気味で混戦必至。

【中京記念の回顧】

24年7月21日(日)小倉11R 中京記念(G3)芝1600
  • アルナシーム
  • (牡5、栗東・橋口慎厩舎)
  • 父:モーリス
  • 母:ジュベルアリ
  • 母父:ディープインパクト
  • 通算成績:20戦6勝


  • TVの前で《よっしゃー!。これで全場重賞達成や~》と叫んでは家人にきつく睨まれた。それでも変な高揚感 で嬉しかった。夕方、ノリちゃんに《全場制覇おめでとうございます》とラインを打っておいた。後刻に返事が来ていた。『すみません、もう達成してますよ(笑い)』と。

    エ、エ、エ?と直ぐアイパットで検索。2009年のサンライズマックスで達成か~と打ったが、もう一度調べ直す。な、何と2016年新潟のアデイインザライフの新潟記念でが正解だった。2009年の時はエージェントで現地観戦。1番人気のヤマニンキングリーで負かされていたのに、すっかり忘れてた。誰か調教師の全場重賞勝利が小倉のみとゴッタになって覚えてしまっていた。

    そして先週の展望を読み返すと《次週が中京競馬、何でそこを入れ替えないか》と。これも勘違い。ひどい原稿を書いたものです。大変、失礼しました。もうボケてますねん。でも、いい。馬券が当たれば何でもいい。そこが大事と開き直っております。

    しかし、絵に描いたような騎乗でしたな。流れる様な進路のとり方。良く見れば道中は3着馬、エルトンバローズが前。後ろに2着馬エピファニーが続くと全てラチ沿いの3頭。競馬の基本でありますね。4コーナー手前で先にエルトンバローズが仕掛けてもっと前へ。しかし、その外へいとも簡単に出てきてグイッと脚を伸ばすアルナシーム。内から迫ってきたエピファニーがクビ差まで猛追したが、そこまで。鞍上はかなり派手なガッツポーズをしていました。

    アルナシームは函館デビュー当時が418キロの小兵。2戦めはイクイノックスが世に知らしめた東京スポーツ杯2歳Sで6着。そして3戦めが朝日杯。ドウデュースの4着だった。下地は十分あった馬でやっと完成形に近づいたかと思える。私には記憶に残る馬となりました。