夏の札幌名物のG1級の重賞、札幌記念だ。昨年の覇者、プログノーシス。過去に連覇は芝でもただ一度。エアグルーヴのみで、もう27年前の古い話だ。

このレース最多勝ジョッキーはもちろん武豊Jの8勝。次いで横山典Jと川田Jが3回。その三人が今年も顔を揃えた。それだけでもいい話題である。昨年はプログノーシス勝利だが1番人気は一昨年の王者、ジャックドール。逃げない競馬とは言え負け方がもうひとつ。ここらが連覇の難しい処なのか。

プログノーシスの昨年は春に香港のQエリザベス2世Cでロマンチックウォリアーに2着。そこからの路線は今年もまったく同じパターンだ。海外帰りでも心配なく結果を出せるタイプだろう。シャフリヤールも海外帰り。この馬も昨年とまったく同じでドバイシーマCからのローテー。ステラヴェローチェは前走でコンビが復活。他では復調気配のジオグリフ、ダートから芝へ戻るドゥラエレーデと脇役もけっこうな顔ぶれだ。

【小倉記念の回顧】

24年8月11日(日)中京11R 小倉記念(G3)芝2000m
  • リフレーミング
  • (牡6、栗東・鮫島厩舎)
  • 父:キングヘイロー
  • 母:ヒーリング
  • 母父:バトルプラン
  • 通算成績:29戦6勝


  • 真夜中に置きて観たり、録画でも堪能させて貰ったパリ五輪。何かあっと言う間に終わった感じだ。日本勢の頑張り。悔しい判定も随所にあったりした。

    次はロスアンゼルス。あの青い空、現地で観たいものだが無理だな。中京競馬で行われた小倉記念。6歳のベテラン馬が重賞初勝利となった。リフレーミング、馬名は《良いも悪いも本人の考え方次第》とJRAの馬名意味にある。今の全てへの回答と思えてならず、不思議な力を感じてる。

    レースはテーオーシリウスの単騎逃げ。1頭だけが前へ出て2番手コスタボニータは6馬身ぐらい後ろ。シリウスコルトが少し離れた3番手。メモリーレゾンが続き、ディープモンスターは真ん中より後ろの外め。リフレーミングは内でディープモンスターを斜め前に観る形。1000通過が57・6。上り1000が58・9であるから前掛りの流れ。

    2番手を進んだコスタボニータが前を捕らえたのが直線の坂を上った後300の赤白のハロン棒あたり。後ろを追走していたシリウスコルトは馬群に呑まれた。道中は内で脚を貯めていたリフレーミングはPVを観ると内ラチピッタリではなく、1頭分開けて走っている。向こう正面はさらにもう少し外め。2頭分ぐらい開けていた。外から被されていざ動きたい時に動けなくなるのを防いでいるのか。

    直線では斜めに出てディープモンスターの外へ出てからステッキを2発。そして後100のハロンあたりで仕上げのステッキ。コスタボニータがもう一度伸びて来ていただけに最後のひと押しが利いた感じだった。ディープモンスターは追い上げるもコスタボニータにも届かず。リフレーミングは2勝クラスも3勝クラスも川田Jでの手綱。これで4戦3勝の名コンビ。重賞初勝利をレコードでと花を添えた。ファンはちゃんと1番人気支持。答えを良く知っている。