今週は三日間競馬。月曜は中山のセントライト記念があるが、秋華賞トライアルのローズSを検証したい。96年から阪神でのローズSとなった。そこからでも武豊Jが4勝、通算でも6勝と過去の最多勝ではあるが今年は騎乗馬の名前がない。

川田Jが4勝、この5年で3勝でそれも中内田厩舎とのコンビ。今年もクイーンズウォークで臨む。桜花賞よりもオークスの結果をみると距離は長めがいいのか。春よりひと廻り大きくなって登場か。

レガレイラ。牝馬ながらホープフルS勝利のGⅠ馬である。春は皐月賞、ダービーとそれこそ王道を歩んだ馬。過去5戦で常にレース最速の脚を使っている。木村厩舎と言えば栗東へ入っての調整を数多く知るが、今回は美浦から輸送競馬。パドックからじっくりと観たい。

この2頭ともがサンデーRの馬。松山Jはサフィラでなくオーロラエックスを選択も気になる。前走がインパクトある勝ち方のハワイアンティアレ共々に注意したい馬だ。

【京成杯オータムハンデの回顧】

24年9月8日(日)中山11R 京成杯オータムハンデ(G3)芝1600m
  • アスコリピチェーノ
  • (牝3、美浦・黒岩厩舎)
  • 父:ダイワメジャー
  • 母:アスコルティ
  • 母父:Danehill Dancer
  • 通算成績:6戦4勝


  • やっぱり強かった。アスコリピチェーノ、桜花賞でもNHKマイルCでも1番人気支持の馬。正直、GⅢのハンデ戦では格が違っていた。55・5キロのトップハンデ。直線の坂を馬群の外めを一気に先頭に躍りでて、最後は流し気味のゴール。一瞬、内めを前へ出かけたサンライズロナウドに1馬身以上の差をつけていた。

    驚いたのはサンライズロナウドではなく、タイムトゥヘヴンの激走だろう。メンバー最速の上り脚で後方から一気に脚を使って前へと迫った。しかし中山の馬場は判らない。前日もこの日も殆どがインコース有利な結末だった。

    中山らしく外を通る馬は不利と見立てた。レースの読みとしてはサンライズロナウドが今回は前で競馬をするだろうと。最近は差しでいい脚を使っているが、今回は前で内めでレースをするだろうと。だからアスコリピチェーノとサンライズロナウドのワンツー決着になるに違いないと。

    終始見つめていたのはサンライズロナウド。思うとおりの競馬っぷりで直線も想像どおりの伸び。外からアスコリピチェーノが来ていたが、並んでも渋とく脚を使うだろうと。アスコリピチェーノの脚には負けていたが、それでも2着。と、思っていたら外からタイムトゥヘヴン!。

    実はエプソムCの時にしこたま馬券を買った馬である。あれで見切れた筈である。いや、柴田善Jが以前も騎乗で同じ様な結果を出しているのを検索していなかった。《狙った馬は追え!》の格言には金が続かない。サンライズロナウド以外は馬群の外を通ってきた馬ばかり掲示板に載る。これが判らない。

    しかしアスコリピチェーノは強かった。ドッシリとしているのもいい。どうやら次戦は海を越える様である。強い馬が強い競馬をする。それはそれでいい。結末が波乱と競馬は本当に難しいと今回もため息だ。