皆様、こんにちは。まずは、この場をお借り致しまして、鬼怒川の氾濫による被害に遭われた方々へ、お見舞いを申し上げさせてください。一日も早い復興を心より願っております。同じ、日本に住む仲間として、少しでも私にできることはないかと考え、実行していきたいと思います。

では競馬の話に行きましょう。先週には再開幕を迎えた阪神と中山で重賞競走が行われました。中山では京成杯AHが行われ、ハンデ戦らしく、ゴール前では多くの馬が流れ込む中、勝利したのは、田辺君騎乗のフラアンジェリコでした。見事にハンデの有利点を活かし、尚且つ、馬の気持ちを優先し、直線一気にかけた男気は見ていてスッキリするものがありました。田辺君の若さで、あそこまで腹をくくって騎乗するというのは本当にすごいなと思わされましたね。その度胸こそが田辺君の持ち味でもありますし、今後の活躍にも期待していきたいと思います。


阪神ではセントウルSが行われましたね。こちらはサマージョッキーとサマースプリントがかかったレースだっただけに、注目も高かったのではないでしょうか。その中で、見事、名は体を表すと言わんばかりに果敢な競馬をしたアクティブミノルと藤岡康太騎手が人気のハクサンムーンにハナを譲ることなく主張していくと、落ち着いたペースのまま迎えた4コーナーでも手応えは良く、更に開幕週の芝で止まらないことまで計算された騎乗は、夏を過ごし、康太君の成長した技術だったと思います。見事な逃げ切りでした。2着に敗れてしまいましたがウリウリの岩田君の騎乗は完璧だったと思います。今回は開幕週で、運悪く外枠に入ったため、スタートから少し遅めに出し、内に入れ脚をため、直線では俯瞰の目を持つ岩田君ならではの狙い済ましたスペースから出してくる辺りは、本当に完璧だったと思います。本番に向け、素晴らしいレースとなったと思います。

アクティブミノル

その結果、逃げ切りを見事決めたのはアクティブミノルだけでなく、岩田君が2着に敗れたため、2015年よりJRA所属騎手になったミルコ・デムーロが初のサマージョッキーのタイトルを手にし、また角田厩舎のベルカントも見事逃げ切りとなりサマースプリントの称号を手に入れました。夏の風物詩となっているサマーシリーズが終了したことで、とうとう秋本番を感じる季節となりました。夏の上がり馬にも注目し、今年の秋は積極的な実り(アクティブミノリ)の秋となりそうです！！

今週はシルバーウィークに伴い、3日開催で競馬が行われます。その中でも牝馬クラシック秋華賞トライアルのローズSには、これは本番か？と思わされる程の豪華なメンバーが揃いましたね。こちらでも名は体を表すのかミッキークイーンに注目が集まると思います。残念ながら桜花賞は抽選漏れになり、悔しさを持って挑んだオークスでは圧勝と、実力は確かなものがありますし、ここで磐石の準備をし、名の通り女王に輝けるか非常に注目の一戦になります。その他にも、クイーンの名を持つクイーンズリングも、この距離なら対応できそうですし、馬体の回復次第では面白い存在になります。更に前走の走りを見て、期待値が上がってきたトーセンビクトリーが名のとおり勝ちを掴むのか、名は体を表す馬券になるかも知れませんよ！？

3日目の中山では、牡馬クラシック菊花賞トライアルのセントライト記念が行われます。何よりもここでの注目はサトノラーゼンになるのではないでしょうか。ダービーでは惜しくも2着に敗れた当馬ですが、ドゥラメンテにもヒケを取らない能力だったと思います。また、鞍上が岩田君という点からも、信頼度は高いかもしれませんね。しかし、その他にも度胸の騎乗を再び、田辺君とブライトエンブレムや次こそ祭りが聞きたいキタサンブラックとこちらも楽しみな一戦になると思います。