皆様、こんにちは!とうとう、毎日の楽しみリオ・オリンピックが閉幕しましたね。今回のオリンピックは、日本歴史上、最多のメダルを獲得した大会となりました。体格で他国よりも劣る日本人でも、努力があれば輝けると証明した大会だったと思います。そして、何と言っても衝撃だったのは吉田沙保里選手の敗戦ですね。年齢的にもピークを迎えていた吉田選手がどのような戦いをするのか、非常に楽しみでしたが結果は銀。この銀は精一杯やっての銀だったので、見ているこちらが、涙で謝る吉田選手を見て、申し訳なくなってしまいました。

これを競馬に置き換えた場合だと、また反応は違うんでしょうね。やはり、そこがスポーツとスポーツ+ギャンブルの違いなのかなとも思いました。競馬は皆様のお金に関わりますしね。しかし、関わる全員が、毎日、沢山の汗を流し、金メダルを目指して頑張っていても、馬の能力の限界や気候、調子と沢山の要因が関わってきます。その中で、毎回金メダルを取るというのは至難の業です。そこを、競馬ファンの皆様にも分かって頂ければ、競馬もよりスポーツとして成り立っていくのではないだろうかと感じました。

それでは先週の競馬の話にいきましょう。まずは、小倉で行われた北九州記念からいきましょう。人気は連覇を狙うベルカントが1番人気に推奨され、CBC賞で②着に入ったラヴァーズポイントが2番人気に選ばれる中、勝利したのは、CBC賞でベルカントに騎乗した藤岡康太君騎乗のバクシンテイオーでしたね。今回は、本当にドハマリした!と言ったレースとなりましたね。レース前から康太君の中では、前目に人気馬が固まることで、この展開を予想していたのでしょうね。だからこそ、腹をくくったレースをし、勝利できたのだと思います。②着に敗れたベルカントはベストなレースはしたものの、もたれる癖に加え、タイムからしても少し、馬が疲れているように見えました。それでも②着に入ったのは上出来といった結果だったと思います。

バクシンテイオー

嵐の吹き荒れる札幌で行われた札幌記念では、ルメールがネオリアリズムでやってくれましたね。もともと、レース前より荒れた馬場になったことで注目していた馬でしたが、まさかの逃げの上に折り合いを完璧につけ、王者モーリスの2000m挑戦を打ち破りました。小倉に続き、こちらでも堀厩舎が勝利しました。小倉では馬のことを考え滞在しての調整、そして札幌でも敏腕さを出しての勝利と、まさに厩舎の力を見せ付けた結果となりました。

敗れたとはいえモーリスはこの距離にも対応できそうですね。しかし、今回は馬場が合わなかったというところもありますが、G1ではどうかなとも感じました。次走は天皇賞(秋)に進むようですし、ここを勝てば種馬としての価値は計り知れなく上がると思います。一体、どんなレースをするのか、今から注目していきたいと思います。

ネオリアリズム

今週は札幌で世界の騎手達の技術の見せ合いWAJSが行われます。しかし、その大会に出場予定だったエスピノーザが、必要書類の紛失で欠場となりました。これには、怒りしか感じません。そんな理由で、楽しみにしていたファンの皆様、ならびに準備をしていた関係者にとっては、たまったもんではありませんからね。それは騎手個人だけではなく、招待する競馬界にも問題があったかも知れません。紛失に備えての事前確認をしていれば、こんなことにはとも思いますしね。今回の残念な欠場を受けて、来年に向けて、どのように対策をしていくのか、考えてもらいたいです。代わりに選ばれた岩田君にはIWATAとして世界選抜チームで頑張ってもらいたいですね。

その上に、今週は新潟で新潟2歳S、そして札幌ではキーンランドCが行われます。個人的に新潟2歳Sではイブキモーヴサファイアマイネルバールマンマイネルパラディでの柴田兄弟対決も楽しみにしています。その他にもサンライズソアもどこまでできるか楽しみな一戦です。そしてキーンランドCではシュウジが圧倒的ではないかな?と感じています。その他にも夏のスプリント王を目指すソルヴェイグに51キロのブランボヌール、そして洋芝巧者エポワスからも目が離せません。競馬は毎週末にオリンピック!今週も金メダルを目指して、各馬、頑張れ!!!