皆様、こんにちは!先日の井上尚弥選手のボクシングの試合を見ましたか?まさに衝撃の強さに、同じ日本人としても誇らしいですね。練習でもサボらず真面目な日本人が結果を出すことを非常にうれしく思います。今回の試合は開始70秒での結果で、これぞチャンピオンといった試合でしたからね。次の準決勝も本当に楽しみになりました。どの世界でも圧倒的な強さというのは、人を魅了し、人を引き付ける気がします。

圧倒的な強さを見せつけてくれた2頭を先週の競馬界からも振り返りたいです。まずは何といってもサウジアラビアRCで圧勝を飾ったグランアレグリアですね。新馬戦の時から怪物のような走りをしていたこともありましたし、タイム、2着馬が次走で圧勝したことからも人気を集めていましたが、今回もまさに圧勝。この馬に勝てる馬はいるのか?と思わされるほどの強さでした。騎乗したルメールに「絶対にG1を勝てる馬」とまで言わせた素質は、第二のウォッカになれる可能性を秘めていると思います。注目は母父にタピットがいることですね。タピットのパワーに日本の宝ディープインパクトの柔らかさと瞬発力が加わったと考えれば、この馬の強さも納得です。牝馬ですが馬格もあることから男馬と戦っても面白いのではないかと思います。

グランアレグリア

もう一頭、私を驚かせてくれた衝撃はルヴァンスレーヴ南部杯です。3歳馬が勝ったことのないレースに堂々と挑み、ダート王ゴールドドリームを力でねじ伏せました。今回のレースはゴールドとしてもベストではないとはいえ、それはルヴァンスも同じ。そんな中、王者をねじ伏せ、初の3歳馬での勝利にはまさに衝撃を受けました。一度だけ負けたとはいえ、あとは全て勝利し、まさに怪物として日本競馬界を背負う一頭になると思います。次走はチャンピオンズCの予定とありましたが、ぜひドバイワールドカップでもこの圧巻の走りを見せてほしいと思います。2歳牝馬に3歳ダート王と、まさに世代交代の波が次々と押し寄せますね。日本競馬が発展を見せているのは非常にうれしくなります。まだまだ世界を驚かせる衝撃を期待しています。

ルヴァンスレーヴ

先週は衝撃がもうひとつありました。それは石橋脩騎手が落馬負傷し、ラッキーライラックが乗り替わり。そして、モレイラ騎手の騎乗停止でサラキアには池添騎手が返り咲くことになりました。ケガが多いスポーツではありますが、このニュースは残念であり、また池添君にとっては見返すチャンスだと思っています。予想もできないことが起きるのが競馬ですけどね。乗り替わりが急遽行われた牝馬三冠最後の一冠秋華賞が行われます。断然人気に推され、その走りで衝撃を毎回くれるアーモンドアイが三冠制覇に挑みます。今回はジャパンカップに向けて余裕のある仕上がりにしてくることと思いますが、それでもこの馬が勝ち切るのではないかと思っています。

それを阻止しようと夏に力をつけてきた相手筆頭がカンタービレになるのではないでしょうか。京都の内回りなら展開次第ではチャンスありだと思っています。調子が良さそうなサラキアも池添君のリベンジとしても見せ場があるのではないかと思います。その他には、中間に一頓挫があったラッキーライラックや夏の上り馬ミッキーチャーム、抽選次第ではダンサールなども面白いと思います。しかし、圧倒的な女王の前では全てが無になる可能性もあります。果たして最後の一冠を手にするのはどの馬か。淀のターフで目撃しましょう!