皆様、こんにちは!天気予報では梅雨明けが発表され、短すぎる梅雨に農業や水不足が深刻化しています。普段、生きていると雨は嫌だなと思うことの方が多いのですが、雨が少なく水不足と聞くと、雨も必要なんだよなと考えがコロコロ変わってしまいます。無くなってしまうとなぜか必要になり、あるといらないとなってしまう人間の心理を問うような今年の梅雨。しかし、来週には梅雨戻りという名の雨が予報されているのを見ると、やはり嫌だなと思ってしまっています(笑)。

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それでは、競馬の話をしましょう。2022年前半のG1戦線を締めくくるグランプリ宝塚記念が阪神競馬場で行われ、ファン投票1位のタイトルホルダーが、名の通り圧倒的なレコードタイトルと共に勝利しました。騎乗した横山和生君にとっては天皇賞(春)に次ぐG1勝利となり、横山家にまた新たな3代続いての宝塚記念制覇となりました。タイトルホルダーにとっては、今は亡き父ドゥラメンテの引退したレースを息子がリベンジをしたという結果になりましたね。

私たちからしても見れなくなってしまってから、もう一度見たいという思いを父の代わりに実現してくれているような走りでした。ドゥラメンテの走れなかった菊花賞を制し、天皇賞(春)、怪我をし2着に敗れた宝塚記念を制し、まさに見れなかった未来の続きを実現してくれていると思ってしまいました。そうなると、凱旋門賞の勝利にも期待してしまいます。

レースはタイトルホルダーが素晴らしいスタートで出ていくと、外からパンサラッサが絶対に行くんだという姿勢を取ったため、タイトルホルダーは2番手に控える選択をしました。ここで横山和君は馬と会話をしながら、逃げなくてもいいよねと呼吸を合わすことができたのが勝因だったと思います。ペースは57秒台と速く、パンサラッサが下がっていくのを横目に、後続にも脚を使わす展開にしたことで、スタミナ勝負となりました。こうなればスタミナ自慢のタイトルホルダーの独壇場となり見事な勝利を収めました。

2着には内から最高のレースをしたヒシイグアスが入りました。レーンは短期免許最後の日に最高の騎乗をしたと思います。この騎乗でも無理ならば、勝つことは不可能だったと思います。3着には怪我から復帰し2回目のレースになったデアリングタクトが入りました。まだまだ走ることを諦めていないレースで感動しましたね。逆に1番人気に選ばれたエフフォーリアは展開だけではなく気持ちの面で心配になるようなレースでした。この後は一度、放牧を挟むようですが、それでも気持ちが戻らないのであれば、今年一杯で引退もちらつくでしょう。陣営としては本当の彼の力を見せつけたいと思っているはずで、どうにかメンタルの復活を願います。

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宝塚記念が終了すれば本格的な夏競馬!今年は函館、福島、小倉の3場開催から始まります。福島ではラジオNIKKEI賞、小倉ではCBC賞が行われます。特に注目は短距離ハンデ戦のCBC賞になります。開幕週かつ直線が短い競馬場だけに、軽量馬の逃げ切りや先行抜け出しが想像できます。それをみんなが狙えば展開は速くなると思いますが、それでも止まらない馬場と予想しています。重賞初騎乗の今村騎手とテイエムスパーダにとっては非常にチャンスがあるのではと思っています。ただ、小倉競馬場は特殊でもあるため、このコースへの適応こそが勝利への大事な要因になることでしょう。

そんなコースへの大きなアドバンテージがある川田君騎乗でタイセイビジョンは力の違いを見せつけたいところで、同厩舎ファストフォースにとっては夏、小倉、スプリントと得意要素が集まっているだけに連覇を虎視眈々と狙ってきます。その他にも軽量のアネゴハダや走力のある馬がいるだけに、難しいレースになると思います。だからこそ、当たれば大儲けがあるかもしれません。夏の始まりをきらびやかに飾りましょう!