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元騎手という視点から最新競馬ニュースを大胆解説。愛する競馬を良くするために、時には厳しく物申させていただきます。週末重賞の見所と注目馬もピックアップ!
ふゆこく開幕!
2025/1/23(木)
皆様、こんにちは!大好きな大相撲も終わりが近づき寂しい気持ちになっていたのですが、我が家には素晴らしいニュースがありました。孫が受験に合格したんです!いつもゲームやYouTubeを見ていたのに、受験を決めてからは毎日毎日勉強をし、お正月にも大学生の孫とマンツーマンで勉強した結果、見事合格となりました。
何年か前は息子がその大学生の孫に付きっきりで教えて合格しており、まさに松田家のバトンが繋がれた結晶でした。何よりも努力を積み重ねた孫の努力が報われたことが嬉しかったです。
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先週、中京競馬場で行われた日経新春杯ではロードデルレイと西村淳君のコンビが勝利しました。ずっと期待されていた1頭がここでは重賞奪取となりましたね。最近の西村君は本当に乗れており、調子の良さから落ち着いていたなという印象でした。2着にはこちらも期待されている素質馬ショウナンラプンタでした。敗れはしましたが、次のレースが本線なのかな?と感じています。
残念ながらメイショウタバルは出したくない面がすべて出てしまったようなレースになってしまいました。今後を考えても1番したくなかった逃げだったと思います。この結果を踏まえて陣営がどう立て直すのか、はたまた路線変更するのか、これに注目しています。
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今週からは冬の小倉開催フユコクが始まります!新設された重賞小倉牝馬S(G3)も行われるだけに楽しみです。開幕週のハンデ戦ということで軽量馬に注目したいですね。なかでもアリスヴェリテは展開も馬場も斤量も向いてくるでしょうね。あとはビビらず行けるかがポイントになります。
2番手の馬がどう乗るかで後ろの展開も変わります。松山君の51キロに注目のオーロラエックスだとすれば早めに捕まえにいくでしょうし、その後ろにゴールドエクリプスがいれば更に楽しみが広がると思っています。小倉といえばの川田君とクイーンズウォークもいますが、荒れる馬券に期待して楽しみましょう!
プロフィール
松田 幸春 - Yukiharu Matsuda
北海道生まれ(出身地は京都)。1969年騎手デビュー。通算成績は3908戦377勝で、その中にはディアマンテ(エリザベス女王杯)、リニアクイン(オークス)、ミヤマポピー(エリザベス女王杯)など伝説の名馬の勝利も含まれる。1987年にアイルランドの研修生として日本人騎手では始めて海外の騎乗を経験しており、知る人ぞ知る国際派のパイオニア。1992年2月の引退後は調教助手に転じ、解散まで伊藤修司厩舎の屋台骨を支え、その後は鮫島一歩厩舎で幾多の名馬を育て上げた。時代を渡り歩いた関西競馬界の証人であり、アドバイスを求めに来る後輩は後を絶たない。