
元騎手という視点から最新競馬ニュースを大胆解説。愛する競馬を良くするために、時には厳しく物申させていただきます。週末重賞の見所と注目馬もピックアップ!
夏の風物詩
2025/8/6(水)
皆様、こんにちは!日本の夏を彩る花火大会で、残念な出来事が続いています。淡路島の花火大会は途中で中止となり、みなとみらいでは花火を打ち上げるための船が炎上して中止を余儀なくされました。世界に誇る日本の花火が年々進化する一方で、こうしたニュースが続くのは本当に残念です。安全対策を今一度見直し、これからも私たちの夏の癒しとして、夜空に美しい花を咲かせ続けてほしいと願っています。

競馬界における夏の風物詩といえば、やはりアイビスサマーダッシュ。1000mの直線で争われるスプリントレースですが、ただ前に往くだけでは勝てない、馬や騎手のメンタルや技術が問われる奥深い一戦です。そんな一発勝負を制したのはルメール騎手とピューロマジックのコンビでした。馬体が減っていたため不安視する声もありましたが、短距離戦においてベストなシェイプを陣営が見極めた、見事な走りで素晴らしい勝利を収めました。
スタートからルメール騎手の技術が光り、焦らずにコースを選択し、すべてが完璧なレース運び。勝ち上がりながらも今後を見据えて控える競馬を選んだことで、スプリント戦への適応力も示しました。改めてルメール騎手の凄さ、安田翔厩舎の明確な目標設定と先を見据えた戦略が見事にかみ合った一戦でした。

夏競馬は、まだまだ続きます。今週注目すべきは中京競馬場で行われるCBC賞。ピューロマジックに続く新たなスプリント王を目指す戦いの中で、ヤマニンアルリフラにとっては夏のスプリント王、さらには日本のスプリント王への道を懸けた絶対に負けられない一戦となります。兄・ヤマニンウルスも中京競馬場で結果を出しており、兄弟そろっての重賞制覇にも期待が高まります。
さらにジューンブレアやシュトラウスといった実力馬たちも虎視眈々と頂点を狙っており、激戦必至のレースとなりそうです。皆様が的中馬券という大きな花火を打ち上げることを祈っています!
プロフィール
松田 幸春 - Yukiharu Matsuda
北海道生まれ(出身地は京都)。1969年騎手デビュー。通算成績は3908戦377勝で、その中にはディアマンテ(エリザベス女王杯)、リニアクイン(オークス)、ミヤマポピー(エリザベス女王杯)など伝説の名馬の勝利も含まれる。1987年にアイルランドの研修生として日本人騎手では始めて海外の騎乗を経験しており、知る人ぞ知る国際派のパイオニア。1992年2月の引退後は調教助手に転じ、解散まで伊藤修司厩舎の屋台骨を支え、その後は鮫島一歩厩舎で幾多の名馬を育て上げた。時代を渡り歩いた関西競馬界の証人であり、アドバイスを求めに来る後輩は後を絶たない。