
元騎手という視点から最新競馬ニュースを大胆解説。愛する競馬を良くするために、時には厳しく物申させていただきます。週末重賞の見所と注目馬もピックアップ!
馬に生かしてもらっている
2026/3/19(木)
皆様、こんにちは!今週はショッキングな仔馬への対応を見てしまいました。まだ産まれたばかりの仔馬に対し、過ぎる暴力をしていた映像です。あまりに酷い内容に初めは言葉が出ませんでした。躾は人それぞれあり、親や管理する人により当たり前が違います。しかし、明らかにやりすぎた行為に驚かされました。
叱り、教えることが必要なことは分かりますが、暴力での支配では何も生み出さないと私は考えます。馬あっての商売であり、馬があって初めて競馬というスポーツが開催できます。そのことを胸に、躾方法を改めて考えてくれることを願っています。

先週の中京競馬場で行われた金鯱賞ではシェイクユアハートと古川君のコンビが勝利を挙げました。いつもよりもスタートから後手を踏んでしまい、開幕週では絶望かと感じましたが、直線では33秒5の末脚を使って差し切りました。
成長著しい同馬に相棒と呼べる古川君の落ち着きと全てが噛み合った結果。推奨はしていましたが、ここまで強くなるかと驚かされているのが正直なところです。さらなる成長に期待し、G1戦線に食い込んでほしいなと思っています。

今週は4重賞がある中、私の注目は中京競馬場で行われる愛知杯です。1番人気にはドロップオブライトが選ばれると思います。騎手時代の福永君が最も得意としていたコースに調教師として挑んでくるため期待しています。1400mのスペシャリストであるワイドラトゥールやウイントワイライトも見逃すわけにはいけません。
そして、若武者・田山君とリラボニートも展開、馬と騎手の相性、コースと三拍子揃っているように感じています。あとは彼が空気に飲まれすぎなければと期待しています。馬に生かしてもらっているホースマンの熱い戦い、可愛い競走馬達を応援しに来てください!
プロフィール

松田 幸春 - Yukiharu Matsuda
北海道生まれ(出身地は京都)。1969年騎手デビュー。通算成績は3908戦377勝で、その中にはディアマンテ(エリザベス女王杯)、リニアクイン(オークス)、ミヤマポピー(エリザベス女王杯)など伝説の名馬の勝利も含まれる。1987年にアイルランドの研修生として日本人騎手では始めて海外の騎乗を経験しており、知る人ぞ知る国際派のパイオニア。1992年2月の引退後は調教助手に転じ、解散まで伊藤修司厩舎の屋台骨を支え、その後は鮫島一歩厩舎で幾多の名馬を育て上げた。時代を渡り歩いた関西競馬界の証人であり、アドバイスを求めに来る後輩は後を絶たない。






