'14~'16年とJRA最多勝利騎手&MVJに輝いた戸崎圭太騎手による、大井競馬在籍時代から続く
人気コーナー!トップジョッキーならではの本音、レースへの意気込みをお届けします!
勝利数
1月3日時点1570勝
いざ、ルージュバックと歩む桜の舞台 主戦の胸中や如何に
2015/4/5(日)
全てをクリアし迎える第一冠
-:それだけ自然体にさせる、ルージュバックのセールスポイントを改めて挙げるとするならば、どういうところになりますか?
圭太:乗りやすさがセールスポイントの一つかなと。パドックなどでもドッシリしていますからね。
-:輸送もあるのでどうなるか分かりませんが、一週前追い切りを見ていると、テンションも問題なさそうな感じがしましたね。
圭太:クリアしていますからね。まあ、順調に無事に行ってくれれば、それが一番ですね。
-:結果的に、右回り、左回りはどちらが乗りやすかったというのはあるのですか?
圭太:特にないですね。上手にこなしていましたね。手前の替え方もスムーズですし、なかなか学びが早いというか、優等生ですよね。
-:前回も「課題を一個ずつクリアしている」という話でしたからね。
圭太:今のところ全部クリア出来たんじゃないですか?(年が)明けて成長も出来ているし、輸送も使ってきてのテンション、競馬のスタイル……。
「体もシッカリしましたものね。当日になってあまりに馬体重が減るようなことがあれば危険信号かもしれませんが、数字は変わらずとも、シッカリしてきましたよ」
-:成長面というのは、僕はなかなか感じ取れなかったのですが、乗り手としては確かな手応えを感じられたということで良いのですね。
圭太:体もシッカリしましたものね。当日になってあまりに馬体重が減るようなことがあれば危険信号かもしれませんが、数字は変わらずとも、シッカリしてきましたよ。まあ、あれだけの大きな舞台で一番人気でしょうから、思い切って乗って、楽しんできたいと思います。
-:去年はご自身は2着でしたが、今年は昨年1着馬の勝負服を着て、1着で駆け抜けることを期待しております。
圭太:ありがとうございます。
-:リアルインパクトなどに代表されるように、ジョッキーとは相性の良い勝負服ですね。改めてまとめをお願いします。
圭太:期待も随分されていますし、これだけ順調に来ています。ずっと乗せていただいている馬なので、この大一番で良いレースをして、良い結果で終われたらなと思っています。頑張ります。
-:ご自身の課題?でもあるレース後の勝利ジョッキー・インタビューの準備をしておきたいですね。
圭太:ハハハ、インタビューが出来たら良いですね。
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プロフィール
戸崎 圭太 - Keita Tosaki
1980年7月8日生まれ、栃木県出身。99年に大井競馬の香取和孝厩舎所属としてデビュー。初騎乗、初勝利を飾るなど若手時代から存在感を放っていたが、本格的に頭角を現したのは08年で306勝をマークし、初めて地方全国リーディング獲得した頃から。次第に中央競馬でのスポット参戦も増えていった。
11年には地方競馬在籍の身ながらも、安田記念を制して初のJRAG1勝ち。その名を全国に知らしめると、中央移籍の意向を表明し、JRA騎手試験を2度目の受験。自身3度目の挑戦で晴れて合格し、13年3月から中央入りを果たした。移籍2年目はジェンティルドンナで有馬記念を制す劇的な幕引きで初の中央リーディング(146勝)を獲得。16年も開催最終週までにもつれた争いを制し、3年連続のJRAリーディングに。史上初となる制裁点ゼロでのリーディングだった。19年にはJRA通算1000勝を達成、史上4人目のNARとのダブル1000勝となった。プライベートでは2022年より剣道道場・川崎真道館道場の総代表を務めている。