'14~'16年とJRA最多勝利騎手&MVJに輝いた戸崎圭太騎手による、大井競馬在籍時代から続く
人気コーナー!トップジョッキーならではの本音、レースへの意気込みをお届けします!
11月18日時点1558勝
リーディングへあと僅か&戸崎騎手出演イベント開催も迫る!
2017/6/9(金)
(タイセイサミットは)相手なりに走れるタイプかなと思っています。今年のメンバーも突出した馬がおりませんし、そういう強みを活かしたいですね。
【開催迫る!チケット残り僅か】競馬ラボでは、6月19日(月)に戸崎圭太騎手をSPゲストとして招いて、LOFT9 Shibuyaでリアルイベントシリーズ第3弾「生うまトークサミット VOL3 ~週刊!戸崎圭太・公開収録編+宝塚記念・直前展望ライヴもやるよ~」を開催します。
イベント詳細はコチラ⇒ 6/19(月) 競馬ラボ・リアルイベントに戸崎圭太騎手が初出演!
来場者全員に戸崎騎手グッズがもれなく貰える特典つき+戸崎騎手サイン入りグッズの当たるプレゼント抽選会も実施しますよ。前売りチケットは残りわずか。まだ、という方はお急ぎください!
-:今週はG1レースもひと区切り。木曜は北海道の交流での騎乗などもあり、お忙しいと思いますので手短にはなりますが、よろしくお願いします!そもそももうすぐ行われるイベントもあるので、そこでタップリとお話をいただくことになると思いますしね……。
圭太:そうですね。よろしくお願いします。
-:まず、先週の安田記念(G1)。ステファノス(牡6、栗東・藤原英厩舎)は4番人気の支持を受けましたが、レースはいかがでしたか?
圭太:先生とも打ち合わせて、その通りに乗れたのが本音です。道中では勝ち負けになったかな、とも思いましたが、時計が速すぎましたね……。久しくマイルを使っていなかった点でも、そこは厳しかったと終わってみれば思います。
-:しかも、枠もまさかの大外枠。道中はある程度、インを通った馬も上位に来ていましたし、あの条件は厳しかったのかと。
圭太:いや、やはり時計面ですかね。状態も非常に良かったと思いますし、一番は時計ですね。
-:宝塚記念(G1)には騎乗されないとのことで、ジョッキーにとっても久々のG1制覇はおあずけになりますが、また、秋ですね。今週は土日で東京となりますが、日曜のエプソムC(G3)はタイセイサミット(牡4、栗東・矢作厩舎)に騎乗。騎乗自体は未勝利戦以来と、ずいぶん久々ですね。
圭太:その後の走りも観ていましたが、相手なりに走れるタイプかなと思っています。今年のメンバーも突出した馬がおりませんし、そういう強みを活かしたいですね。
-:土曜は騎乗されたことのある馬が多いですが、前半の5R(2歳新馬)のファストアプローチ、6R(3歳未勝利)のモクレレといかがでしょう?
圭太:ファストアプローチ(牡2、美浦・藤沢和厩舎)は追い切りにも乗せていただきましたが、いい動きでしたね。モクレレ(牡3、美浦・国枝厩舎)も今回追い切りに乗せていただいたのですが、ずいぶん良くなりましたね。まだ子供っぽさもあって、そういう難しさも抱えてはいるのですが、成長は感じましたよ。骨折で休んでいましたが、久々という点も気になりません。
▲2015年秋以来、タイセイサミットとコンビを組む戸崎騎手
-:土曜後半の8R(3歳上500万下)のバラダガール、江の島特別のポールヴァンドル、八王子特別のクインズウィンダムも継続騎乗が続きます。
圭太:バラダガール(牝3、美浦・国枝厩舎)はこのクラスでやれても、とは思いますが、ゲートの難しさがあるのは気になりますね。ポールヴァンドル(牝3、美浦・上原厩舎)は本質的には中山の方が良さそうですが、前走も頑張ってくれましたし、距離が短くなるのはプラスだと思います。クインズウィンダム(牡3、美浦・奥平雅厩舎)は能力はいいモノを持っていますが、乗り難しさが出ているので、そこを解消してくれたら……と。それ次第ですね。
-:日曜は小金井特別のチュラカーギーは前走で敗れた相手が北海道スプリントCでも好走していたショコラブラン、最終レース(3歳上500万下)のトレンドラインといかがでしょう?
圭太:チュラカーギー(牝4、美浦・中舘厩舎)は距離や東京コースというよりも、枠の並びと自分の形で運べるか、といった点がカギですね。トレンドライン(牡3、美浦・金成厩舎)はクラスで通用する能力はあると思います。前回もサッと反応出来なかったあたりは休み明けもあったのかな。今回は前進したいですね。
▲ファストアプローチの追い切りに2週連続騎乗した戸崎騎手(奥)
東京ダービーは的場さんに勝って欲しいという思いもありましたし、同期の森泰斗が勝ったことも嬉しかったですね。
-:さて、先週の話題もお願いします。ロワアブソリュー(牡4、栗東・須貝尚厩舎)は稀に見るほどの完勝、楽勝でしたね。
圭太:上のクラスでもやれる馬ですからね。今回はスタートも上手く出てくれましたし、スローにもなって楽でしたよ。
-:ロジブリランテ(牡3、美浦・国枝厩舎)は未勝利勝ちの時計も速かったですし、連勝があっても不思議ではないと思ったのですが、どうでしたか?
圭太:レースの内容自体はマズマズだったと思います。ただ、気性面で我の強さをみせてしまいましたね。前半でかなり嫌がっていましたし、枠とかそういう条件よりもメンタルの課題が難しかったです。
-:ケンホファヴァルトは惜しい2着。サンクロワはコンスタントに使っていましたが、ここでは力上位でしたね。
圭太:ケンホファヴァルト(牡4、栗東・森厩舎)は久々に乗せてもらいましたが、馬自体は良い状態でしたし、持ち味は活かせたのかと。あと一歩でした……。サンクロワ(牡4、美浦・斎藤誠厩舎)は状態落ちもなく、持ちこたえてくれました。
-:今週の水曜日は古巣・大井で東京ダービー(S1)。今年は騎乗されませんでしたが、客観的に観ていかがでしたか?
圭太:良いレースでしたね。そろそろ的場さんに勝って欲しいという思いもありましたし、同期の森泰斗が勝ったことも嬉しかったですね。まあ、みんな先輩や後輩なので、頑張ってほしい思いもありますが……。あとはこれは昔からなのですが、佐藤賢二厩舎というと、勝負どころで本当に馬を作ってきますよね。あれだけ良くなったのも佐藤先生ならではだと思いました。
-:次のジャパンダートダービー(Jpn1)も南関東勢の走りも楽しみです。ちなみに、帝王賞(Jpn1)ではクリソライト(牡7、栗東・音無厩舎)に騎乗されるとのことですが、次週もよろしくお願いします!
圭太:よろしくお願いします。
【お知らせ】競馬ラボでは、6月19日(月)に戸崎圭太騎手をSPゲストとして招いて、LOFT9 Shibuyaでリアルイベントシリーズ第3弾「生うまトークサミット VOL3 ~週刊!戸崎圭太・公開収録編+宝塚記念・直前展望ライヴもやるよ~」を開催します。
イベント詳細はコチラ⇒ 6/19(月) 競馬ラボ・リアルイベントに戸崎圭太騎手が初出演!
そこで、「週刊!戸崎圭太」では遠方や都合で当日、おこしいただけない方のためにもイベントでの質問を募集いたします。もちろん来場予定の方もOKです! レースにまつわる話やプライベートなど内容は問いません。当日の模様は動画撮影されるので、後日、質問採用者への回答は、ご本人の口からお答えいただくことになりますよ! 応募は「週刊!戸崎圭太・公開収録質問係」と件名に記載の上、(お名前またはペンネーム)(会員ID)(質問内容)をメールで keita_tosaki@keibalab.jp へお送りください。締め切りは6/11(日)までとさせていただきます。
※質問が多数の場合は編集部が選ばせていただきます/複数質問も可能です
(聞き手:競馬ラボ・小野田)
※次回は6月16日(金)に更新予定です!
プロフィール
戸崎 圭太 - Keita Tosaki
1980年7月8日生まれ、栃木県出身。99年に大井競馬の香取和孝厩舎所属としてデビュー。初騎乗、初勝利を飾るなど若手時代から存在感を放っていたが、本格的に頭角を現したのは08年で306勝をマークし、初めて地方全国リーディング獲得した頃から。次第に中央競馬でのスポット参戦も増えていった。
11年には地方競馬在籍の身ながらも、安田記念を制して初のJRAG1勝ち。その名を全国に知らしめると、中央移籍の意向を表明し、JRA騎手試験を2度目の受験。自身3度目の挑戦で晴れて合格し、13年3月から中央入りを果たした。移籍2年目はジェンティルドンナで有馬記念を制す劇的な幕引きで初の中央リーディング(146勝)を獲得。16年も開催最終週までにもつれた争いを制し、3年連続のJRAリーディングに。史上初となる制裁点ゼロでのリーディングだった。19年にはJRA通算1000勝を達成、史上4人目のNARとのダブル1000勝となった。プライベートでは2022年より剣道道場・川崎真道館道場の総代表を務めている。