'14~'16年とJRA最多勝利騎手&MVJに輝いた戸崎圭太騎手による、大井競馬在籍時代から続く
人気コーナー!トップジョッキーならではの本音、レースへの意気込みをお届けします!
11月4日時点1555勝
イベントは満員御礼&チャンピオンズCはテン乗りローズプリンスダムに騎乗!
2017/12/1(金)
昨日は競馬ラボイベントにも登場、連載では語られない秘話をタップリと披露してくれた戸崎騎手。今週は予定していた馬とは違った馬での騎乗とはなるが、日曜はチャンピオンズカップに騎乗する。また、首位のルメール騎手には水を開けられた感もあるが、残り1開催でどれだけ勝ち星を重ねられるかも見どころ。残り1カ月の奮闘に期待したい。
-:昨日はありがとうございました!天気も心配しましたが、前回出演時よりも沢山のお客さんに来ていただけて何よりでした。
圭太:ありがとうございました。あんな感じで良かったですかね?お客さんが満足してくれていたなら、年に2回くらいやっても、とは僕は思います。まあ、ラボさん的にどうか?というのもあるでしょうが……。競馬場ではウィナーズサークルがあるとはいえ、なかなか競馬ファンの方と会う機会もないですからね。色々勉強になりました。
-:ファンと「お近づき」になる機会を今後も設けられたらと思います。今度はちょっと形を変えてもいいかと思いました。
圭太:そうですね。色々試して貰えれば。
-:イベント内でも言っていましたが、このコーナーももはや記事ベースじゃなくて、月刊!戸崎圭太ポッドキャストとかムービーでも良いのかなと思っていました。
圭太:僕は問題ないですよ。やりましょう。
-:僕の準備が出来たら是非お願いします(笑)。今週ですが、土曜が中山、日曜が中京。チャンピオンズカップ(G1)はローズプリンスダム(牡3、美浦・畠山吉厩舎)に騎乗されますね。
圭太:あくまでイメージしかありませんが、よもやの大外枠ですね。今までのレースを観ていると先に行ける脚はありますし、先行して差す形になるのではないかと思っています。映像を観る分、そう乗りづらさも感じないですからね。
-:しかし、余談ですが、もともと騎乗予定だったサンライズノヴァ(牡3、栗東・音無厩舎)は、これまでの戦歴からもフェブラリーSが合いそうなタイプも、今のままでは賞金的にあやういですね。
圭太:そうですね。イイものは持っているだけに、何とか大舞台にいって欲しい。次週の中山(12/9の師走ステークス)では賞金を加算できたらとは思っています。
-:日曜の中京ですと、鳴海特別のサウンドジャンゴ(牡5、美浦・和田道厩舎)や8R(3歳上500万下)のナンヨーマーズ(牡3、栗東・清水久厩舎)には騎乗されています。
圭太:サウンドジャンゴは競馬が上手な馬ですね。ここ最近はひと押しにかけていますが、キッカケ一つで巻き返しがあっても。ナンヨーマーズは1200mに変わっての脚が素晴らしかった。スムーズさも欠いていましたし、今回は慣れもあると思うので。
-:土曜の中山では、最終R(3歳上1000万下)のビヨンジオール(牡5、美浦・的場厩舎)は比較的お馴染みな馬、7R(3歳上1000万下)のミヤジヴィジェ(牝3、栗東・川村厩舎)は前回も騎乗されていましたよね。
圭太:ビヨンジオールは中山の方が走りやすいですね。初めて追い切りにも乗せてもらったところ、このクラスで走っているだけあるな、という印象でした。ミヤジヴィジェは1200に替わってモマれないかという心配はあるのですが、前走で能力は感じましたよ。まだ、3歳牝馬なのにね。スムーズなら、やれて不思議ではありません。
▲筆者的にはフリオーソ産駒の騎乗は待望(2012年の引退式より)
-:ミヤジヴィジェはこのコースの内枠ですもんね。余談ですが、2R(2歳未勝利)のハンドリーはフリオーソ産駒初騎乗となりそうですね。
圭太:確か(初)そうですね。ようやくといったところですが、楽しみです!
-:僕はそこが楽しみで仕方ないです(笑)。ステイヤーズS(G2)のシルクドリーマー(牡8、美浦・黒岩厩舎)は追い切りに騎乗されたようですね。
圭太:少し馬場が悪かったせいもあるのでしょうが、ズブさを感じたといいますか、素軽さというよりはしぶといイメージでした。ただ、聞くところいつもこんな印象らしいですね。それに、助手さんによれば、1週前の追い切りは良かったみたいです。タフさが活きる展開になってほしいです。
-:先週のレースでは、ジャパンカップ(G1)のラストインパクトはどうでしたか?
圭太:やはり枠に尽きますね。内に潜り込めたらと思っていたのですが、外を回らざるをえない展開。厳しい競馬になりました。
-:最後も不利を受けたりとキツイ競馬でした。その直前、ウェルカムSはトーセンマタコイヤ(牡6、美浦・加藤征厩舎)で勝利されましたね。
圭太:距離が1F短くなりましたが、先にいけず、あの形。最後は併せ馬になったのも良かったですかね。上手くハマってくれましたよ。
-:2着のリアリスト(牡4、美浦・相沢厩舎)は惜しいといいますか、相手が強かったですね。
圭太:ええ。前に乗せていただいた時より、ずいぶんと馬は成長してくれたと感じましたね。いい競馬は出来たと思いますし、すぐに勝てるチャンスは巡ってくると思います。
-:キャピタルSのダノンリバティ(牡5、栗東・音無厩舎)は久々の騎乗でした。
圭太:スタートは出てくれたのですが、すぐに躓いてしまい、あの位置からに。結果、リズムを欠いてしまいましたね。気難しさは残っている印象でしたし、走る気をおこしてあげられませんでした。
-:ルッジェーロ(牡2、美浦・鹿戸雄厩舎)はダート替わりで快勝ですね。
圭太:ええ、これは少し甘いところをダートで補えましたよ。
-:さて、昨日、初お披露目だった800勝記念グッズですが……。大掛かりな撮影のもと、完成いたしました(笑)。
圭太:言い出しっぺとしては、色々やっていただきありがたいところです。本当によくしてくれて満足しております。
-:僕は何もやっていないのですが、無事喜んでいただき何よりです。次週水曜日は「2017ロンジン・インターナショナル・ジョッキーズ・チャンピオンシップ」に出場とのことですね!そして、阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)はマウレア(牝2、美浦・手塚厩舎)とのコンビと。
圭太:そうなります。香港は今年も勝てればと思います。頑張ります。
-:イベントもありましたし、動画版も後日、公開させてもらうだけに手短ですが、また次週もよろしくお願いします!
「週刊!戸崎圭太」をご愛読の皆さまにプレゼント。競馬ラボが監修、デザインしたJRA通算800勝記念グッズ「2018年戸崎圭太カレンダー」を抽選で10名様にプレゼントいたします!
応募はメールで受付します。メールの件名に「カレンダープレゼント」と記載の上「お名前・住所・会員ID(ご登録メールアドレス)・電話番号・戸崎騎手を通してやって欲しい企画」を添えて、 keita_tosaki@keibalab.jp へご送信ください。当選者の発表は発送をもってかえさせていただきます。
応募締切/2017年12月10日(日)
発送予定/12月下旬以降
※お一人様一口のみのご応募となります。複数応募が発覚した際は、全ての応募を無効とさせていただきます。
※いただいた個人情報はプレゼントの発送以外の目的では使用しません。
※紙素材のため傷がつく場合がございます。ご了承ください。
※応募が多数の際は抽選となります。
※オークションなどの転売目的によるご応募はご遠慮ください。
(聞き手:競馬ラボ・小野田)
※次回は12月8日(金)に更新予定です!
プロフィール
戸崎 圭太 - Keita Tosaki
1980年7月8日生まれ、栃木県出身。99年に大井競馬の香取和孝厩舎所属としてデビュー。初騎乗、初勝利を飾るなど若手時代から存在感を放っていたが、本格的に頭角を現したのは08年で306勝をマークし、初めて地方全国リーディング獲得した頃から。次第に中央競馬でのスポット参戦も増えていった。
11年には地方競馬在籍の身ながらも、安田記念を制して初のJRAG1勝ち。その名を全国に知らしめると、中央移籍の意向を表明し、JRA騎手試験を2度目の受験。自身3度目の挑戦で晴れて合格し、13年3月から中央入りを果たした。移籍2年目はジェンティルドンナで有馬記念を制す劇的な幕引きで初の中央リーディング(146勝)を獲得。16年も開催最終週までにもつれた争いを制し、3年連続のJRAリーディングに。史上初となる制裁点ゼロでのリーディングだった。19年にはJRA通算1000勝を達成、史上4人目のNARとのダブル1000勝となった。プライベートでは2022年より剣道道場・川崎真道館道場の総代表を務めている。