'14~'16年とJRA最多勝利騎手&MVJに輝いた戸崎圭太騎手による、大井競馬在籍時代から続く
人気コーナー!トップジョッキーならではの本音、レースへの意気込みをお届けします!

1月26日時点1713勝
根岸Sはウェイワードアクトが重賞初挑戦へ!
2026/1/30(金)
さあ、今週から2026年初の東京開催が開幕する。今週、予定されているのはフェブラリーSの前哨戦である根岸S。
ジョッキー自身、3年前に制したレースであるが、当時と同じ厩舎、同じ勝負服で挑むだけに、その再現となるだろうか。他にも、春へつながるような結果を期待したい。
大きく崩れることなく成長してきたウェイワードアクトが重賞初挑戦!
——今週もよろしくお願いします!開催替わりということで、東京開催となりますね。
戸崎:毎年の流れではあって、心機一転という程ではありませんが、舞台も替わるので、気持ち新たに臨んでしっかり結果を残していきたいですね。
——まずは、土曜の騎乗馬から。ミスターキャンベラの前走は速い流れの中でも粘っていました。
戸崎:ゲートが遅いのでどうかなとは思っていたんですけど、枠の並びが良くて、遅かった中でも行けました。スムーズに走ってくれましたし、ワンペースなところはあるのですが、そろそろ勝てるといいですね。
——新馬のスワーヴマルスは追い切りに乗られたようですね。
戸崎:乗り味はすごく良く感じました。まだ追ってからアクションが変わらないような感じでした。まだ良くなるのは先かなという感覚もあり、現状でどこまでやれるかなというところです。
——ラッキーキッドは兵庫ジュニアグランプリで3着でしたね。
戸崎:前走は小回りもあったのかもしれないですけど、右に左にこう持たれるような癖が出て、若さがあると感じました。小回りでもあり、まだ若い馬が多かったこともあり、他馬との兼ね合いでスムーズさを欠きましたし、力を発揮し切った訳ではありません。
ただ、今回は勝っている条件ですし、広いコースになるので、その癖を出さずにしっかり走ってくれるといいなと思います。距離自体は1600mに戻ることは気にならないですね。
——ヴィヴァンはどうでしょうか。
戸崎:大きい馬でゆったり走るタイプの馬かなとは思っています。もうワンパンチというところなのですが、いい走りを見せてくれたらいいですね。
——フクチャンショウはいかがでしょうか。
戸崎:前走は東京替わりでどうかなと思いましたけど、とても良い内容で走ってくれたと思います。ポジションが取れるタイプではないのかなとは正直思いますが、最後しっかり伸びてくれるタイプだとは思うので、リズム良く行ければ理想です。距離はこれくらいまでかなと思いますね。
——日曜日のモーゲンセンはいかがでしょうか。
戸崎:前走も厳しい展開の中、頑張ってくれたと思います。馬も良くなってきているのかなと感じていますので、そろそろメンバー次第だと思います。
——ホウオウファミリーは距離が延びますね。
戸崎:新馬の時はけっこう促すような感じでしたので、条件的には大丈夫かなと思っています。1回使ったことで良くなっていることも期待したいですし、そうなってくれば浮上してくるかなと思いますね。
——前走、楽しみな勝ち方に映ったのがリスレジャンデールでした。
戸崎:すごく乗り味が良かったです。まだ線が細い感じで、成長もしてきそうな感じもあったので、その点にも期待しています。
——その前のレースを観る限り、あんまり上がりが速すぎなければある程度はまとまった走りはできるタイプでしょうか。
戸崎:トビもゆったりはしているので。あんまり極端な展開にならないほうがいいのだとは思います。
——そして根岸ステークス(G3)のウェイワードアクトはいかがでしょうか。
戸崎:最初の頃から期待はしていた馬で、ようやく重賞を使えるようになったことは良かったと思います。もともとパワーのある馬でしたが、2連勝ということで充実もしてきたのでしょうね。勢いに乗っていい結果が出せればいいなと思います。
——馬体重は数字で見ても、デビュー当初と全然違いますけど、そこらへんは乗られた時よりは10kgくらい増えているという感じですが、変化っていうのは感じられる部分は肉体的にはありますか。
戸崎:そうですね。力もついてきたなっていうのもあるし、重心もしっかり起きて走れてきたと感じます。そこは大きな変化かなとは思います。
——あと、ブリンカーも着けるようになりました、その効果も確実にあるのでしょうか。
戸崎:厩舎サイドも今回、着けるかどうか、改めて考えていたようですが、そこがリンクしているのかはっきりとは分からないなとは思います。ただ、決して悪い方には出ていないはずですね。
——この連勝は着用していますね。必ずしもそこだけじゃないっていう感じですか。
戸崎:ハッキリと言い切れるわけではないんですけどね。ただ、負けた時は、すごくいい手応えなのに追ってからもう一つという内容であったので。
その辺をこの2戦は出していないので、ブリンカー効果なのか成長なのか、どちらかみたいな感じですね。
——手応えが感覚とのマッチしない雰囲気はあった中で、それら以外では、気性的に何か課題になるところっていうのはあったりはされますか。
戸崎:いや、それは特にはないですかね。悪さをするようなタイプではないのでね。
——あとは馬場状態や枠順などは重要になるところはございますか。
戸崎:どうかな、特にどこからでも競馬ができるので。その辺は強みかなとは思うので。競馬自体は上手なタイプですからね。枠が出たら、もっとイメージが湧いてきそうです。
——待望の重賞初挑戦。戸崎さんにとっては3年ぶりの勝利が懸かります。
戸崎:レモンポップの時以来ですね。同じ田中博康厩舎、オーナーの馬ということで力が入ります!
——ありがとうございます。先週の話題ですが、アメリカジョッキークラブカップ(G2)のマイネルエンペラーはいかがだったでしょうか。
戸崎:馬場もすごく硬くて速いこともあって、追走がきつかった感じでした。スタートもぶつけられて後方になったにしても、動き切れなかったですね。
——状態ももう一つだったのでしょうか。
戸崎:初めて乗ったので分からないのですが、悪いという感じではなかったですね。
——もう少しタフな馬場のほうが、という感じですかね。新馬のダノンアクションは、結果は思わしくなかったですが、いかがだったでしょうか。
戸崎:すごく乗り味が良くて走ってきそうな感じはします。これもやっぱりゲートも遅かったので後ろのポジションになりましたし、前残りの馬場の中、展開は難しかったかなとは思います。
——アセンブリールームは、3着にはなってしまいましたけど、勝ち馬も強かったように感じました。
戸崎:道中の力みですかね。もう少し楽に走ってくれるといいかなとは思っています。それもあって馬場の傾向もあって、ポジションを取りに行った分はあるのですが。
——シャドウメテオは連勝中ということで1番人気でしたね。
戸崎:これも馬場の影響という印象はあります。ゲートを出てからももうポジションも取れるような勢いもなかったというか、スピードに乗っていけなかったので、余計に馬場も向かなかったですね。連勝でクラスも一気に上がっていますし、厳しかったかなと思います。
——クラウトロックは追い切りの感覚よりもいい走りをしたようですね。
戸崎:追い切りは、もう一つかなという手応えだったのですが、レースに来て返し馬から「全然違うな」という感じはしました。気性的にそういうところあるかもしれないですね。
スタートもつまずいてしまったので、後ろからになって、大味なレースでしたけど、強いからこそできるパフォーマンスかなと思います。
——他のレースでサノノワンダーは僅差の2着でした。
戸崎:チークピーシーズを着けてきましたね。道中も勝負どころでいつもモタモタするところをスッと動けていけたので、そのあたりが効いているのかなとは思います。
すごく充実して馬の雰囲気もすごくいいのですけど、ゲートでトモを落とすところがあった中、よく頑張ってはくれていると思います。それでも、何かいるなという。惜しいですね。
——ちなみに最近は返し馬の際にかなり防寒に気を使っていますね。
戸崎:そうですね。特に2週前はそうしていたのですが、今後も寒い時はそうするかもしれません。
——理由はそのうち明かされそうですね(笑)。今週もありがとうございました!
戸崎:ありがとうございました!
プロフィール

戸崎 圭太 - Keita Tosaki
1980年7月8日生まれ、栃木県出身。99年に大井競馬の香取和孝厩舎所属としてデビュー。初騎乗、初勝利を飾るなど若手時代から存在感を放っていたが、本格的に頭角を現したのは08年で306勝をマークし、初めて地方全国リーディング獲得した頃から。次第に中央競馬でのスポット参戦も増えていった。
11年には地方競馬在籍の身ながらも、安田記念を制して初のJRAG1勝ち。その名を全国に知らしめると、中央移籍の意向を表明し、JRA騎手試験を2度目の受験。自身3度目の挑戦で晴れて合格し、13年3月から中央入りを果たした。移籍2年目はジェンティルドンナで有馬記念を制す劇的な幕引きで初の中央リーディング(146勝)を獲得。16年も開催最終週までにもつれた争いを制し、3年連続のJRAリーディングに。史上初となる制裁点ゼロでのリーディングという快挙を達成した。19年にはJRA通算1000勝を達成、史上4人目のNARとのダブル1000勝となった。プライベートでは2022年より剣道道場・川崎真道館道場の総代表を務めている。2025年5月よりYoutubeチャンネル「戸崎圭太のベリベリチャンネル」を開設。




