外枠有利の新潟直線1000mで最内枠から内ラチ沿いを通って勝利するなど、その大胆な騎乗に注目度が
日増しにアップしている永島まなみ騎手が、騎乗論から日常まで余すことなく語りつくします!
JRA通算100勝にリーチ!節目の勝利に挑むまなみ騎手の"黒歴史"とは…
2024/7/5(金)
夏の小倉開幕週となった先週は新馬戦を2連勝!いよいよJRA通算100勝にリーチをかけたまなみ騎手は、今週節目の勝利を達成するためにも気合十分。新馬戦から北九州記念の振り返り、そして今週の展望、海外遠征への想いや中学生時代の黒歴史まで、今週も盛りだくさんでお届けします!
小倉で岡オーナーに恩返しの新馬戦連勝!
——いよいよ、メモリアルが近づいてきました。先週の小倉競馬で2勝、おめでとうございます!
ありがとうございます!
——まずは2勝した新馬戦から伺っていこうと思います。日曜の小倉5R・2歳新馬のケイテンアイジンは好位追走から直線抜け出して1着でしたが、道中だいぶ促すところがありましたね。
調教も自分から行くタイプではなく、促すとその分動いてくれるタイプだったんです。なのでレース前から(谷潔)先生と「レースでも似たような感じになるだろうね」という話にはなっていました。
初戦ということも相まってずっと踏んでいかないといけないところはありましたが、真面目な馬で、促したら応えてくれて、調教通りいい走りを見せてくれました。
——「ラストは物見していました」とのことですが、心身ともに成長段階というところでしょうか。
そうですね、まだまだ直線抜け出してからフワフワしていましたし、今後成長していってくれるのではないかなと思っています。
——ひまわり賞も楽しみな馬ですね。続く6R・2歳新馬もケイテンアイジンと同じ岡浩二オーナーの愛馬であるユメシバイに騎乗され、6頭立てとはいえ最後方から豪快な差し切り勝ちとなりました。
ユメシバイも調教に乗せていただいていましたが、ちょっと怖がりな面があるなと感じていました。いいスピードを持っていてスタートをしっかり出てくれましたが、前の馬の後ろに入ったところで前の馬を怖がってしまい、手応えが悪くなって最後方のポジションになりました。
ただ直線は右にモタれながらもいい脚で伸びてくれましたね。今後競馬を経験して、レースに慣れてくれればよりいいですと思います。
——3コーナー過ぎで少しバランスを崩すようなシーンがありましたが、あれがまなみ騎手のおっしゃる"怖がったところ"なのでしょうか。
あれは馬場に脚を取られたところですね。3コーナーに入るところで、前5頭が走っているところにそれ以上ついていこうとせず、離れていく素振りがあったんです。馬群にひるむ馬はよくいて、怖がりな子はついていくのをやめちゃう時があるんです。
——課題は多かったとはいえ、決め手がある内容でした。距離はどのくらいが良さそうでしたか?
もっと延びてもいいと思います。1400m、1600m…。
——岡オーナーの愛馬で新馬連勝、オーナーも喜ばれていたのでは…?
そうですね、2つ目の新馬をユメシバイで勝った時、その前のケイテンアイジンの表彰式が終わった後に一度スタンドの上に上がってからまた戻ってこられたようで、「ずっと居とけば良かったわ(笑)」と言われました。ありがたかったです!
——このユメシバイの勝利がJRA通算99勝目となり、100勝にリーチの状態で迎えた7R・3歳上1勝クラスのフレイミングパイは大外から追い込むも2着。あと一歩という内容でしたね…
スタートは出たには出たのですが、タイミングが他の馬とは少し合わなくて、貫太の馬(1着プリンセスカレン)が行く形になってしまって…。
ただそこから砂を被ってもひるむところはありませんでした。直線砂を被らない位置に出したらすごくいい脚を使ってくれましたし、距離は1200mのほうがベストかなとは思いますが、昇級戦でもしっかり頑張ってくれましたね。
——4コーナーから直線の入り口にかけて、少し外に張るようなところが見受けられましたが、そこまで大きな影響はなかったでしょうか。
元々、中竹先生から「結構左に張る馬だよ」とお聞きしていたんです。ハミもチェーンビットという左右にササる馬に効果があるものを使っていたので、少しモタれながらではありましたが、そこまで気にするレベルではなかったかなと思います。
——昇級初戦ながらいきなり2着、次が楽しみですね。
そうですね、戻ってくる(柴田)裕一郎とのコンビになるようですが、頑張ってほしいです!
——ちなみにこのレースですが、ファンの方から質問をいただいています。ペンネーム・くろくもさんと、ペンネーム・ちかさんから「ゴール後、勝った田口貫太騎手がまなみ騎手のほうを見て笑っていたように見えました。何かお話されていたのでしょうか」というご質問なのですが、確かに田口騎手が笑いながらまなみ騎手に何か言っているような…?
いやこれ、私が最後届かなくて「負けたぁぁ!」と言っていたら、貫太が私のほうを見てニヤニヤしていて、悪い顔をしていたんです(笑)
レース後の検量室でもこのシーンは若手の間で「悪い顔してるなぁ」と話になりました(笑)。貫太からは「まだまなみさんには譲れません!」って言われました(笑)
——「譲れません!」はどちらかというと先輩のほうが言いそうなことでは…?
そうなんです!いつのまにか私より上になってます(笑)
——ここまで仲良しだと、もう100勝達成セレモニーのプラカードは田口騎手に持ってもらわないといけませんね。
プラカードはその時空いている方が持ってくださるのですが、やっぱり貫太ですかね…?
——誰が持つか注目しておきます。2着といえば、前日の小倉9R・英彦山特別のヴァンデストは、勝ち馬アスターブジエに離されたもののしぶとく伸びて2着。前走8着から一変しました。
前走私がテンに出していった分か、最後の伸びに繋がらなかったところがありました。なので藤沢則雄先生とも話して、今回は最初は出たなりで馬のリズムで脚を溜めて運ぶ形にしたのですが、3コーナーから4コーナーの手応えも良かったです。
勝った(西村)淳也さんが先に動いていた分届かなかったのですが、この後も今回のように前半脚を溜められれば、終いいい脚を使って伸びてくれそうです。
——初めての芝2600mもプラスに働いたのでしょうか?
そうですね、体力もある子なので距離が延びても問題なかったです!
——先週は日曜、北九州記念にトゥラヴェスーラとのコンビで参戦され、最後方からしぶとく伸びたものの13着。開幕週でさすがに前が止まりませんでしたね…
開幕週なのでいつもよりゲートを出していったつもりなんですが、周りも速過ぎてあのポジションになってしまって…。トゥラヴェ自体少し伸びきれないところはあったものの、9歳ながらよく頑張ってくれていると思います。
——まなみ騎手はレース後「年齢的にもズブさが出てしまいました」とおっしゃっていましたが、9歳の今は1400mくらいあったほうがいいのでしょうか。
初めてレースで乗せていただいた際に、ずっと乗っていた(藤岡)康太さんにアドバイスをいただいた時も「少しズブくなって、スッと加速するタイプではないよ」とお聞きしていました。
それまでも1200mで善戦していますし、1200mはいいと思うのですが、踏んでいくタイミングをもっと考えていかなければなと反省しています。
——条件一つでまだまだやれそうな感触はありますか?
そうですね、9歳なので上積みという上積みは難しいかもしれませんが、G1で3着に来るように力のある子ですし、これまでもそこまで間隔を詰めて使っているわけではないので馬は元気一杯だと思います!
JRA通算100勝へあと1つ!小倉競馬で14頭に騎乗
——JRA通算100勝にリーチが掛かった状態で迎える週末は、土日共に小倉で、土曜7鞍、日曜7鞍の計14鞍を予定されています。今週も実戦や調教で騎乗経験のある馬について伺いますが、まずは土曜2R・2歳未勝利でマナミンに騎乗されますね。芝1400mのデビュー戦から400m距離延長となります。
マナミンとまなみん
新馬戦でちょっと追走できなかったので距離延長となりますが、新馬戦前は凄くおとなしかったのが、一度レースを使って気が入って、いい意味でチャカチャカするところが出てきましたね。
——この中間は毎週騎乗されていますが、デビュー前と比べて状態、成長度はいかがでしょうか。
今週CWコースで単走の追い切りに乗せていただいたのですが、新馬の前は終いでダラっとするところがあったものの、今回は一頭でもスッと反応して加速できていたので、使った上積みは見込めると思います。
マナミンの1週前追い切りに騎乗するまなみ騎手
——8R・3歳上1勝クラスのモンディーンは今回が昇級2戦目となります。1月にこの舞台で騎乗して以来3走ぶりのコンビ結成となりますね。
そうですね、久しぶりに乗せていただきます。51kgという軽斤量で乗せていただけますし、馬場もいいいので前目のいいポジションを取りたいです。前に乗せていただいた時もある程度ポジションを取って運んだら最後止まるところがありましたが、だいぶ力をつけているようですし、この子のいいスピードを生かして乗りたいです。
——この日のメインレースである釜山Sでは、藤田晋オーナーの愛馬クロデメニルと3戦連続でコンビ結成となりました。
前走はスタートは決まったものの、周りが速くてやり合う形になってしまいました…。揉まれなければいい競馬をしてくれると思いますし、もっとやれていい馬だと思います。
——ちなみに枠が今出まして(取材は金曜朝10時~)、大外枠を引き当てています。
おお!いいですね。揉まれない枠ですし頑張ります。
——前走の安芸Sでは+18kgの512kg、過去最大の馬体重でしたが、もう少し絞れているくらいのほうが良さそうでしょうか?
そうですね、前走引っ張ってくださったスタッフの方も「少し重目残りかも…」とおっしゃっていましたし、もう少し減ってもいいかもしれません。
——日曜に話を移しまして、4R・3歳未勝利のダイシンサンディーはデビュー戦以来、10戦ぶりのダート1700mとなります。
1700mは問題なさそうです。間隔は少し空きますが、前走は間隔を詰めて使った分イレ込んでしまって、ゲートで立ち上がるところがありました。砂を被らない位置なら善戦してくれますし、砂を被らないで運べればいいと思います。
——6R・2歳新馬はマナミンと同じ福盛訓之オーナーの愛馬で、自厩舎スリールミニョンのデビュー戦です。まなみ騎手が名付け親ということでも話題の一頭ですが、調教の感触はいかがでしょうか。
スリールミニョンとまなみ騎手
先週初めて追い切りに乗せていただいて併せ馬の一番後ろから運んだのですが、いい前進気勢がありました。まだ右にモタれるところはありますが、抜け出してからも集中して走れていましたね。
まだ促してからスッと加速できないところはあるものの、促した分ジリジリ脚は使ってくれますし、この馬のいい前進気勢をうまく競馬に繋げていければ楽しみな一頭です!
——高橋康之先生も「動きは抜群。風格があります」とコメントされています。ブリーズアップセールで牝馬最高額と評価も高い馬だけに期待が高まりますね。
セールで最高額というのは記事でも見ました。普段は助手さんが乗ってくださっているのですが、右にモタれる部分を少しずつ直してくださっているので、実戦で上手に走ってくれればいいなと思います。
——芝1200mという条件でのデビューとなりますが、現状はこのくらいの条件のほうが良さそうでしょうか?
そうですね、結構前向きさはあるなと感じていますし、お父さんはミスターメロディで短距離血統でもあると思うので。
——セールの高評価といえば、7R・3歳未勝利のホウオウセイメイはセレクトセールにて1億8000万円で落札された良血馬です。ここ2週連続でまなみ騎手が追い切りに騎乗されています。
1週前追い切り、ホウオウセイメイに騎乗するまなみ騎手
追い切りに乗せていただきました。ノドが鳴っていたようで手術して去勢もして間隔は空いていますが、先週、今週とすごくいい動きを見せてくれています。すごく背中が良くて馬っぷりがいいです。
——10カ月半ぶり、去勢明けと仕切り直しの一戦ですね。
長期休養明けですが息遣いは問題なかったですね。あとは実戦勘で、競馬の流れにしんどくならなければ楽しみな子です。
"楽しみな子"と話すホウオウセイメイ
——10R・耶馬渓特別には自厩舎のビッグボーンリタとのコンビで参戦されます。この中間も高橋康之先生が毎週追い切りに騎乗されていますが、こちらはいかがでしょうか。
ずっと昔から先生が乗って仕上げてくださっている子なんです。今回はハミをトライアビットから普通のものに変えていて、それでもだいぶバランス良く走れていると先生から聞いていますし、使いながら成長していると感じています。
最近は勝った時のように最後いい脚で伸びきれないところがあるので、しっかりポジションを取って脚を溜められればなと思います。
——過去4度の騎乗歴がある12R・3歳上1勝クラスのサイモンカーチスは22年12月以来久々の騎乗となります。
すごく久々に乗せていただきます。前回乗せていただいた時は私がゲートで躓いて落ちかけて、レースのリズムにうまく乗れないところがありました。前走(川端)海翼が乗って逃げてだいぶスピードをつけてくれているなと感じましたし、綺麗な今の馬場でいいスピードを生かせればと思います。
——JRA通算100勝が今週達成されることを願っているまな民の方は多いと思います。意気込みをお願いいたします。
特段ここを目標にしているわけではなく一つの区切りとして意識していますが、あと1つというところまでこさせていただいているので、少しでも早く達成できればなと思っています!
明かされる"黒歴史"!まなみ騎手の海外遠征は…
——今週もファンの方から届きました質問をいくつか紹介させていただきます。少し前ですが、岩田望来騎手、そして田口貫太騎手が夏のフランス遠征を敢行されることが発表されました。2人ともまなみ騎手と繋がりの深いジョッキーですが、結構前から聞いていたのでしょうか?
まなみ騎手の幼馴染みでもある岩田望来騎手
そんなにすぐには聞いてませんでしたね。チラっと小耳に挟んだりはしましたが…。あ、そういえばこの前、休みの日に貫太と一緒にパスポートを取りにいきました(笑)
——以前コラムでまなみ騎手はまだパスポートがないとおっしゃっていましたが、ついに取られたんですね!
パスポート取りに行かな…という話は結構前からしていたんです。貫太が「行きましょう!」と誘ってくれたので、「じゃあ行こか」と一緒に取りに行ってきました!貫太が車を出してくれたんです。
——至れり尽くせりですね。さて、ペンネーム・けんすけさんからのご質問です。「永島騎手こんにちは。いつも応援しています。永島騎手と田口貫太騎手はコラムで仲良しな雰囲気が伝わってきます。貫太くんがいなくなるのは寂しくないですか」というメッセージをいただきました。
そうですね…みんなの癒し系、面白キャラがいなくなるので寂しがるとは思います(笑)。帰ってきたら貫太にフランス語を教えてもらおうと思います。
7月末からフランスに旅立つ田口貫太騎手
——正直、田口騎手がフランス語を話している姿はなかなか想像できないですね…。
できないですね…。そういえば貫太に「帰ってきたらフランス人みたいに金髪になっていたら面白いのにね」と言ったら、「僕、日本人なんで絶対黒髪しか似合わないっす」って言っていました(笑)。坊主しか見たことないので見てみたいです!
——坂井瑠星騎手も2年目にオーストラリアへ海外遠征を行っていましたが、騎乗馬を考えるとなかなか勇気がいることですよね。
そうですね、その間日本での騎乗馬がまったくなくなるので…。まだ2年目の若手となるとポジションも確立しきれていませんし、貫太は凄いなと思います。
——以前まなみ騎手も当コラムで海外遠征に行ってみたいというお話をされていました。当時少し伺ったことがありますが、仮にまなみ騎手が海外遠征するなら、どこに行きたい、という希望はあるのでしょうか。
私はヨーロッパがいいですね。フランスとかに行ってみたいです。
——昨年秋に福島でH.ドイル騎手と交流があったことを以前コラムで触れていただきましたが、欧州のジョッキーの皆さんの長所はどのようなところにあるのでしょうか。
まなみ騎手の目標のひとり、H.ドイル騎手
こちらに来られるジョッキーの方は現地で成績上位の方々ばかりなので、直線すごく馬を追われますし、ポジションを取った中で馬を抑えられているんです。日本人とは骨格が違うので日本のスピード競馬では良し悪しはあると思いますが、どのジョッキーの方も馬を動かしてきて勉強になります。
——例えば引っかかる馬の御し方なども日本のジョッキーの皆さんとは違うものなのですか?
私もしっかりその部分を出来ているわけではないのではっきりとは言えませんが、モレイラさんはポジションを取った中でどんな馬も抑えられますし、そこから脚を伸ばせるのですごく理想ですね。
——坂井瑠星騎手、西村淳也騎手とまなみ騎手と仲良しの先輩ジョッキーの皆さんは海外遠征の経験があります。お二人とご飯に行った際に海外の競馬の話になることもあるのでしょうか。
いや、あんまり海外の競馬の話にはならないですね…。どこか行かれるんですか~とか軽く話はしますが…
——「まなみも海外行けよ」とお二人に言われたりも…?
行けよはないですが、「行ってみたいならいい経験になるよ」と言ってもらっていますね。
——海外遠征について、師匠の高橋康之調教師と話すこともあるのでしょうか。
まだそこまではないですね。ただ行きたいといえば先生も賛成してくれると思います。先生は私がしたいと言ったことに対してすごく協力してくださるので。
——実際遠征となると色々な準備もあるだけにハードルは低くはなさそうですね…。
そうですね、貫太や岩田先輩はすごいなと思います。
——海外の話題に関連して、ファンの方からのご質問を一つ紹介させていただきます。先週のコラムでチラっと話になりましたが、一部メディアで答えられていた、英語の授業の"黒歴史"についてのご質問です…。
はい…もう言っちゃいます(笑)
——ペンネーム・ソトワクノカズオさんからのメッセージです。「『英語は中学校の時に黒歴史があります』との事でしたが、非常に気になります(笑)。ぜひ教えていただけませんでしょうか?」というご質問でした。…来ましたね。
来ましたね、私のバカがバレますね…(笑)。中学校の授業で始まる時に立って先生と挨拶して、座る前に先生が英語で色々質問してくるので、それを挙手制で答えられた人から座っていくというものがあったんです。
——ありますね、正解したら座っていく授業。
中学1年生の時の授業で、先生から"Are you monkey?(あなたはサルですか?)"と質問されたんです。それに対して私が「Yes(はい、そうです)」と答えたせいで、周りが凍りつきました…
先生も「え?サルなの?」とあたふたされていました。めちゃくちゃ恥ずかしかったですし、それだけでなく他にも色々あったので…。私、めちゃくちゃですね…
——…確かに、人間はサルから進化したとダーウィンあたりもそう言っていた気がします。
そうですそうです、人間はサルから進化したわけなので、間違いではないなと。ポジティブに捉えています!(笑)
——さぞクラスメイトの皆さんは驚かれたのでしょうね…
中学1年生でまだ知り合いもいない中でヘグりました…。みんなええ???となっていましたし、ヤバいヤツと思われていたかもしれません(笑)
——点数までは伺いませんが、これは英語のテストの行方が気になります。
散々でしたね…。毎回テストの答案、返してほしくなかったです。点数を見たくなかったです…。
——そういえば以前、福島競馬場の調整ルームのお風呂でドイル騎手に話しかけられ、「いいお湯ね」というような質問に対してまなみ騎手が「ホット!ホット!」と答えられたことを思い出しました。普段英語の勉強を始められたりされているのでしょうか?
その「ホットホット!」と言った時に、あまりにも自分が英会話ができないことが恥ずかしくなって、スマホに英語のアプリを入れたんです。…三日坊主でやめちゃいました。諦めました…。
——これはウィナーズサークルで英語の参考書をプレゼントされる可能性が出てきました。
そうなったら勉強します!頑張ります(笑)
——いずれにしてもまなみ騎手が海外遠征される時が来ることを楽しみにしております。その時は"まなみの学びinヨーロッパ"をやりましょう。
そうですね、やりたいです!
——"黒歴史"など答えにくい質問にも答えていただき今週もありがとうございました!さて、来週は北海道でセレクトセールが開催されますが、まなみ騎手も行かれるようですね。
そうなんです、日曜の小倉競馬が終わったら東京に移動して、飛行機がもうないので東京に泊って、月曜朝イチの飛行機で北海道に行ってセレクトセールに伺います。
その日のうちに滋賀に戻って、翌日火曜は朝調教に乗せていただいてから佐賀で交流戦に乗せていただき、水曜は園田で交流戦に乗せていただくので忙しい一週間になりそうです。頑張ります!
——そしてセレクトセールで気になった馬に手を挙げて落札されて…
実は去年初めて手を挙げさせていただいたんです!マナミンの福盛オーナーのご厚意で私が手を挙げさせていただいて。結局落とすことはできなかったのですが、2回やらせていただきました。貴重な体験をさせていただきました。
——これは今年も楽しみです。"アンパンマンチョコ"という名前の新馬が入厩した場合、馬主名義を確認するようにしておきます。
そうですね、福盛オーナーの愛馬かもしれません(笑)
——新たな出会いがあることに期待しております。来週もまたよろしくお願いします!
よろしくお願いします!
デビューを迎えるスリールミニョンと
いつも永島まなみ騎手コラム"まなみの学び"をご覧いただきありがとうございます!コラム開始10カ月、ここまでまなみ騎手に色々な質問に答えていただきました。
"ファンの皆様と共に歩む"コラムとして、これからもファンの皆様の質問を幅広く頂戴し、ご本人に聞いていこうと思っております。
競馬に関すること、そして日常生活について、永島まなみ騎手にこれだけは聞いてみたい!ということをぜひご応募ください。頂いたご質問、メッセージは上記のようにご本人に届けさせていただきます。
すべてのご応募はメールにて受け付けております。メールの件名に「まなみ騎手へ」、本文にお名前(ペンネーム)を記載の上、以下のアドレスまでご質問をお願いいたします。皆様ぜひご投稿よろしくお願いします!
manami_nagashima@keibalab.jp
プロフィール
永島 まなみ - Manami Nagashima
2002年10月27日生まれ、兵庫県出身。
父は兵庫競馬で数多くの重賞を制した永島太郎元騎手(現調教師)。父の背中を見てジョッキーを志し、幼少期から乗馬を始め、2018年に競馬学校騎手課程37期生として入学。2021年にジョッキーデビュー。
同年3月14日中京2Rでアクイールに騎乗し初勝利を挙げると、1年目はJRA7勝を挙げる。そして2年目の22年に3倍となるJRA21勝を挙げ躍進。外枠有利が定説の新潟直線1000mで、セルレアを内ラチ沿いから勝利に導くなど大胆な騎乗も多く、ファンを魅了する騎乗に注目が集まっている。趣味は映画、ドラマ鑑賞、料理。好きな言葉は「一生懸命」。常に上を目指す期待のアスリート。