昨年はレイデオロも指名!大和屋ファミリーのガチンコPOG対決!
2017/7/21(金)
今年もやっちゃいました!リアルオーナーズトーク(ROT)!ペーパーオーナーゲーム(POG)といえば、ファンの楽しみの1つだが、競馬ラボでは本当の馬主たちによるPOGドラフトを開催。昨年に続いてジャスタウェイの大和屋暁オーナーを中心に、それぞれの出資馬&指名馬をチョイスしてもらった。ダービー馬・レイデオロに出資&指名して連覇したプロソフトクリーマー・森川勇一郎氏を止めるべく、昨年以上に本気度が増した。果たして、それぞれの指名馬は!?
競馬ラボ小野田(以下、-):昨年に続き、リアルオーナー・リアル一口馬主の皆様によるPOGイベント。POG(ペーパーオーナーゲーム)でないのも事実ですが、今年もよろしくお願いします。
一同:よろしくお願いします。
-:結果はご覧の通りといいますか、レイデオロをリアル出資+指名された森川さんの圧勝ということで、1年を振り返っての喜びの声をいただけますか?
プロソフトクリーマー・森川勇一郎氏(以下、森):ありがとうございます。皆さんが1頭で持たれている中で、僕は1口という有利さもあるのですが、(値段が)高い馬を指名できるというアドバンテージがあるので、勝つのはある意味仕方がないかなと……(笑)。
丸山担オーナー(以下、担):それは僕たちも当然だと思っています。
森:そう言われると、しゃくじゃないですか?
担:いやいやいや。それはだって、こっちは公立高校で、そちらは大阪桐蔭か履正社か、まあ、メジャーリーグだな(笑)。
森:そこはハンデを頂いていると思っているので。ただ、毎年この企画は5頭しか選べない中で、2年連続G1馬を選んだということは僕が自慢したいところ。しかも、去年は(リオンディーズで)朝日杯だったのですが、今年はPOGだけでなく競馬界の頂点のダービーを勝てたということは、本当に嬉しい結果が出たなと。
大和屋暁オーナー(以下、大):おみそれいたしました、的なところですよね。今年の合言葉は「ストップ・ザ・森川」で。それはそうと(大和屋オーナーの親戚である)ケイコさんからシャンパンが来ています。
一同:拍手(パチパチパチ)
森川氏「(ダービーの)ゴール前は机を叩きまくっていたので、手が1.5倍くらい腫れました。この企画は5頭しか選べない中で、2年連続G1馬を選んだということは自慢したい。ダービーを勝てたということは本当に嬉しい結果」
大:森川さん、何か言いたいことはありますか?圧勝だったので、ざま~みろ的な。
森:そこは謙虚にというか、十分にそこは違う土俵で勝負をしていると分かっているので、本当に何もないです(笑)。
大:優しいな。
森:ただ、2年連続G1を獲ったことは、そこは自慢です。
大:ダービーを獲ったら、頂点みたいな話ですからね。
担:2年連続キンカメでG1か?
森:そうですね。キンカメ産駒(リオンディーズ)、キンカメ産駒ですね。
河野聡平氏(以下、河):(シャンパンの栓が抜かれ)これで馬運をいただきましょうか(参加者にシャンパンが注がれる)。
-:ダービーを勝った時の気分はいかがでしたか?
森:もう手がパンパンに腫れていて。ゴール前は机を叩きまくっていたので、手が1.5倍くらい腫れました。でも、喜びが何日か引かなかったですね。
▲森川氏が一口出資&指名のレイデオロがダービー制覇
大:ニヤニヤするでしょ?
森:いや、するんですよ。家に帰っても、ずっとレースのことを思い出して。
大:俺も(ジャスタウェイで)アーリントンCを勝った後に、しばらくニヤニヤしていました。
担:良いなぁ~。俺も早く重賞を勝ってニヤニヤしたいね。
森:1口でこれだけ嬉しいんだから、1頭で勝ったらどれだけすごいんだろうというのは思いますよね。
一同:(森川さんに)おめでとうございます!ということで乾杯。
丸山オーナー「僕の中ではリアルで言った中で、アウトライアーズが頑張ってくれまして、G1は皐月賞とNHKマイルCに2回出ることができました。春は楽しい思いをさせていただきました」
-:このイベントでは敗れたものの、今年は担さんの活躍が話題になりましたよね。
担:僕の番ですか。このPOGに関しては、森川さんに負けるという、想定通りというか、悔しくも何もないことになったのですが(笑)、僕の中ではリアルで言った中で、アウトライアーズが頑張ってくれまして、G1は皐月賞とNHKマイルCに2回出ることができました。春は楽しい思いをさせていただきまして、それ以外にも、今のところは5頭中3頭が勝ち上がりです。
社台ファーム生産で男の子はほとんど勝ち上がっていたのですが、実は牝馬で勝ち上がりが6年目の世代で初めて勝ったので、それも嬉しかったですね。イージーマネーも値段ではこの中で一番高い馬なので、2戦目で期待に応えて勝ち上がってくれたので、まずは勝ち上がってくれれば一定のボーダーをクリアしてくれるというところはリアルオーナー目線だとありますので。他にはリフトトゥヘヴンも多少デビューは遅れたのですが、デビュー戦で2着になりまして、次の3戦目が7月16日の函館芝2000mで、ソコソコ良い勝負になるんじゃないかと思っているので、これも勝ってくれれば5分の4になると。
大:リフトトゥヘヴンはルメールで確勝ですよ。
担:競馬ですから、確勝とは分からないですけど……。
大:でも、ルメールが乗ってくれたら勝ったような気分になるよね。
担:確勝、確勝と言って、確実に勝った試しがないのでね、ハハハ(笑)。
大:おっしゃる通りです。
▲丸山オーナー所有のアウトライアーズ。皐月賞とNHKマイルCに出走した
-:POGからは逸れますが、アウトライアーズの今後の展望はファンも気になるところだと思うので、教えていただけますか?
担:菊花賞というキャラでもないですし、具体的な目標のレースがある訳でもありません。まだ、それなりに春の疲れはあるようなので、レースを決めて逆算で仕上げたりしないで、ゆっくりやって行こうということになっています。今はノーザンファーム天栄におりまして、トレッドミルなどで運動中です。でも、オープン馬とはいえ、収得賞金は2000万円。世代限定路線じゃないとそんなに賞金を持っている訳ではないので、そんなに贅沢なことも言っていられませんね。まずはオープン特別くらいに出て、とにかく1個勝っていかないと、使うレースもまだそんなに贅沢も言っていられない立場なので。
-:ありがとうございます。大和屋さんたちは……。
大:俺たちは何か言うことあるんですかね?レイズアベールが新馬勝ちしたじゃん、というくらいですかね。イストワールファムもみんな持っているけど、秋は頑張ってくれるかなと。みんなで香港に行こうという夢は途絶えていないので、いつか何とかしてくれるはずです。
-:未勝利を勝ったタイムも良かったですからね。
森:オークスに行けちゃうのかなという期待をしちゃいましたもんね。
河:僕は反省の弁も何もなく、すでに5頭中2頭引退しているので、これは日頃の行いかなと思っちゃいますが、森川さんの馬運を……。
大:この前(ラジオNIKKEI賞を)勝ったセダブリランテスは何で入れなかったの?
河:森川さんが持っていて、森川さんも来るかなと思ったので、そういうのがあるので……。
森:POG期間じゃないとはいえ、もったいない……。
河:このラインナップだけを見ると、もう反省もクソもない!言うこともないから……。でも、まだこれから、3頭でまだまだ頑張ろうと。
森:ヴァンクールシルクとアウトライアーズが同じレース(百日草特別)に出た時は、みんなで盛り上がれて良かったですけどね。いま考えれば、強いメンバーでしたけどね。
河:今年は勝ちます。
大:小野田さんは何か言っておくことはない?アドミラブルが2億稼いだ訳だからね。
-:POGはなんていっても、大手の馬を選んでいれば当たってしまう時代。こうして、実際にリアルオーナーの話を伺っていると、「指名していた」なんて偉そうにしていられません。
大:そういえば、俺たち中間は全く話もしていない。
-:今年は分かりやすく、たまには報告をやれればいいですね。
大:そうですね。途中報告会みたいな飲み会が増えて良いよ。安い居酒屋でやりましょう。でも、一つ勝っているということでしょ。すごいじゃん。
河:もしかして全部勝っているんですか?
-:全部勝ち上がりましたね。
一同:すげぇ~。
大:俺たちがいかにダメかという話だな、ハハハ(笑)。
担:しかも全部高い馬という訳でもないですからね。さすがにセンスがあるという話ですかね。
大:そうだね。とりあえず次に行こう。