大和屋POG TALK⑥いよいよラスト1位指名!「やっと自分の馬を紹介できた」
2017/7/26(水)
河:1位指名ですけど、エイムアンドエンド(牡2、美浦・二ノ宮、父エイシンフラッシュ×母ロフティーエイム)。これもいわくつきな馬なのですが、某知り合いの競馬関係者で……。
担:「数少ない関係者」のに、いっぱいいますね、ハハハ(笑)。
一同:何人いるんだ。
河:数少ないんですが「僕もキャロットさんに1口出資します」と言ったら、僕だけ買えて、他の人は買えなかったという、これはかなり運があるんじゃないかと。
大:何か申し訳ないね?
河:そうそう。申し訳ないのですが、キャロットさんのホームページを見ていますと、ものすごく良いんですよ。キャロットさんはあまりホームページで強気なことを書かれないのですが、それでいて、まず「ブレずに真っ直ぐ走っていく」「併せ馬をやっても他馬を圧倒する」くらいの勢い、4月後半は走っています。5月になってからは13~15秒くらいで上がってきているので、そろそろ入厩するんじゃないかなと。この馬は追分ファームさん。追分ファームさん関係者にも色々と話を聞いたのですが「多分やってくれるよ」と。僕は去年も一昨年も新しいもの好きと言っていたので、エイシンフラッシュはもう2勝(7月2日時点)で、2歳から走っていますので。
担:エイシンフラッシュは新馬で1個勝っているよね。セレクトセールで高かったスワーヴエドワード(5200万円)。
河:これはすごく期待しています。なんせ評判の良い馬なので、夏にはトレセンには来ると思うので。
森:お母さんのロフティーエイムは福島記念を勝っているんですね。
河:というところで、今年は勝ちます!
大:悔しいんで言っておきますが、2位指名(ジンゴイスト)は、ケガが判明する前までのコメントは「クラシックを獲るんじゃないか」みたいな「すでに風格が感じられます」的な、これってなかなか出ないんですよ。ここら辺くらいまでは良かったんですけど「脚がおかしい」みたいになって、まあ何とかしてくれると思います。
1位は俺の馬でマダムジェニファー(牝2、栗東・須貝尚、父ヘニーヒューズ×母カールファターレ)。セレクトセールで、ジャス君のヨメでニゴウという名前にしようと思ったんですけど周りに「ダメだ」と言われたので止めて……。
河:却下されたの?
大:(馬名申請は)していないです。周りから「これは止めた方が良いんじゃないか」と。それで、昔やっていた番組のキャラクターから持ってきました。もう(ハロン)15秒まで行っているので、そんなに長いことなく入厩するんじゃないかと思っています。
担:ヘニーヒューズもけっこう勝っていますし、仕上がりが早そうだし。
大:それこそノーザンファームのコメントとしては「スピードはある」と言っているので、あるんじゃないかなと思っています。
▲大和屋オーナーは、ようやく所有馬のマダムジェニファーを紹介
担:カールファターレって、ダイナカールの系統ですか。この間新馬を勝ったムスコローソとけっこうお母さんが近いですよね。
-:芝でけっこう良い勝ち方をしましたよね。
大:じゃあ、これも一緒に良い勝ち方をして欲しいです。今年はやっと自分の馬を紹介できて、楽しみです。
-:具体的には何月くらいですか?
大:取りあえず(ハロン)15(秒)まで来ているので、いつ移動してもおかしくないんじゃないのというくらいなんだけど……。
担:まだ北海道?(ノーザンファーム)しがらきじゃなくてね。1位はさっきの繰り返しになりますけど、値段の高い順で言わせていただいているだけなのですが、シークレットコードの2015(牡、美浦・伊藤大、父ダイワメジャー)です。
大:兄(マトリックスコード)を持っていましたよ、1口で。
担:ああ、そうですよね。そんな話をセレクトの時にしていましたよね。非常に馬格があって、現在530キロくらいあるんですかね。放牧中も常に元気で「ボスキャラで群れを率いて……」みたいな話だったのですが、12月にちょっと捻挫をしまして。繋靭帯の近くだったので、箇所も箇所なので、慎重にウォーキングマシンだったりして間がけっこう空いたのですが、運動を5月に再開してから騎乗再開までは来ました。キャンターくらいまでにはなっているので、またゆっくりひと夏乗り込んで鍛えていただいて。
伊藤大士厩舎に行くのですが、僕の中で今一番稼いでもらっているゲマインシャフトという馬と同じ厩舎なので、そういうような息の長い活躍をしてくれれば良いなと。POG期間ですけども、POG期間にこだわらず、長い活躍をしてくれれば良いなと思っています。
▲シークレットコードの2015は、丸山オーナー所有馬の中で最高値
-:伊藤(大士)厩舎というと、新厩舎のさきがけで、確か先行してあっちの施設を使っていましたね。
担:ああ、行っているんですね。この間新馬(レーツェル)とかも勝っていたし、頑張って欲しいです。こうやって見ると、4、3、2、1位の男馬全部、どこかで一頓挫しているな。入厩予定が立っているのが5番だけですからね。まあ、しょうがないですね。今年の分を去年走ってくれたということですね、フフフ(笑)。社台ファームで確か3400万円で、イージーマネー(3100万円)より300万超えて、今のところ、パーソナルモーストエクスペンシブですよ。
大:ダイワメジャーだから行けるんじゃないですか?
担:だけど、12月に捻挫しちゃって、箇所も箇所なので、けっこうゆっくり休ませて、その間に540キロくらいになりました。5月から1カ月くらい乗っているのですが、まだハロン18秒とかで、急いで帳尻を合わせてもしょうがないので、乗り込んで早くて年内じゃないですか。
大:続いて、小野田さんか。本気で勝ちに来ているからね。そんなにディープが好きかみたいなね。最初は「あんまり好きじゃねぇ」とか言っていたのに。
-:今でもあんまり好きじゃないですよ(笑)。1位はフラットレー(牡2、美浦・藤沢和、父ハーツクライ×母リッチダンサー)です!
大:これはハーツクライか。(半姉が)バウンスシャッセ。
森:評判良いですよね。(キャロットファームで)確かすごい人気だったかと。
-:何かちょっと胴が長過ぎる感じで。しかし、ハーツクライ産駒を押さえたいなということで、1頭だけですが入れました。上がけっこう走っている印象があるので、ちょっとそこがどうかなという感じはするんですけど……。
大:小野田理論で、(上は)あんまり走んない方が良いと。
担:それは小野田さんのこだわりでしょ?
-:そうですね(笑)。
森川氏「馬名の由来が世界制覇なんですよ。世界制覇をするために生まれてきたというか、そのために名付けられた馬になるのですが、お父さんがディープインパクト、ノーザンファーム、池江厩舎と完全に揃っている」
森:(半姉の)バウンスシャッセは皐月賞出たやつですよね。オークスが3着で。
-:そうです。あれもけっこう、長距離志向のゼンノロブロイで成功していたということで、ハーツクライも長距離志向だと思って、そういう意味では当たる要素があるかなと感じがするので、これを1位に指名させていただきます。
大:来年も藤沢厩舎なんですか?
-:それは分からないですけど、ハハハ。去年だけじゃなくて一昨年もけっこうクラブの馬が出て活躍していたのを見ると、ある程度厩舎としても、そういう傾向にあるのかなと。
担:今年の3歳は藤沢厩舎が、森川大オーナーのレイデオロを筆頭に。
森:「北海道で8月13日辺りをデビューの目標に」と書いてあります。さすがに、同馬主、同調教師でダービーを……。
-:5着くらいで良いですよ、ハハハ。何かジョッキーの話なんかを聞いていると「やっぱり大事につくる先生だ」と言うので、もっと先々の馬かもしれないですけど。最後に森川さんよろしくお願いします!
森:僕の1位はヴェルテアシャフト(牡2、栗東・池江寿、父ディープインパクト×母ヒルダズパッション)です。
大:(丸山オーナーの)ゲマインシャフトみたいだね。
担:ハハハ。
森:馬名の由来が世界制覇なんですよ。世界制覇をするために生まれてきたというか、そのために名付けられた馬になるのですが、お父さんがディープインパクト、ノーザンファーム、池江厩舎と完全に揃っている。言うことなしの3拍子で、しかもお兄さんのちょい足りない理論で行くと、お兄さんのジークカイザーという馬が2連勝したんですが、ケガで長期休みまして、今は休み明けで準オープンくらいまで上がってきているんですけど。順調に行けば間違いなくクラシック戦線に乗っていた馬なので、そこで言ってもお兄さんは走っていますし。お母さん(ヒルダズパッション)もアメリカでG1を勝っている馬なので、値段も1億2000万円と非常に高額ですが、この値付け感とノーザン、ディープ、池江厩舎、馬名の世界制覇と、全てに置いてヴェルテアシャフト、来年のクラシックは総取りするんじゃないかと期待して、1位指名とさせていただきます。
▲馬名の由来が”世界制覇”というヴェルテアシャフトに期待を込める森川氏
一同:さすがです。
森:今年もノーザン、藤沢、キンカメですから、僕のいつも選んでいる基準には入っているんですよね。お兄さんがちょい足りないで、オープンまで行ったけどもという理論もそこに入れているので、来年はこちらで行けたら良いなと思っています。以上です。
担:本当に持っていると、なかなかちょい足りないところまで行かないんですよ、ハハハ。
大:ちょい足りないところまでも行かないよ。途中経過をやろう。それは競馬ラボの経費で飲み食いを。
-:長々とありがとうございました。
一同:ありがとうございました。
▲「今年は中間発表もやるぞ!」と約束し、ポーズを取る一同