今年も絶好調!ルメール騎手×ノーザンFのベルクワイア東京で出陣!
2018/6/11(月)
今週はダートで初の新馬戦。ここを目標に早くから仕上げてきた馬も多く、激戦となろう。そして函館戦も開幕。こちらは函館2歳Sを睨んだ馬が開幕戦を待つ。
6月16日(土)
◆東京ダート1400m
ラインハルト(牡2、ゴールドアリュール×フラーテイシャスミス、美浦・金成厩舎)
半兄に南部杯を2勝したベストウォーリアがいる。1週前調教(以降も調教は主に1週前のもの)は、美浦ウッドで5F70秒も、上がり1Fは12秒前半の時計を出し、古馬オープンのマッチレスヒーローに先着。血統から、先々まで楽しみな一頭だ。
キタサンルージュ(牝2、ヘニーヒューズ×キタサンユキ、美浦・奥村武厩舎)
近親のキタサンミカヅキ、キタサンサジンはオープンで活躍。調教では内目を回ったとはいえ、67秒前後と水準レベルの時計をマークしている。
ラサーサ(牡2、ゴールドアリュール×ダートムーア、栗東・小崎厩舎)
ダイナカール一族の一頭で、母はダートで4勝している。CWで5F65秒台、上がりも12秒前半でまとめており、上々の仕上がり。初戦から楽しみ。
シゲルヒスイ(牡2、ワークフォース×ザデイ、美浦・伊藤圭厩舎)
半姉ディースプラネットは端午Sなど4勝している。調教は美浦ウッドで5F68秒台も馬ナリなら合格点。
◆阪神ダート1200m
エスト(牝2、キンシャサノキセキ×パシオンルージュ、栗東・安田隆厩舎)
母は3勝、うち2勝は新潟千直コースで挙げた快足馬。調教はCWで6F82秒台、5F66秒後半、上がり1F12秒半ばの時計でフィニッシュ。併せたサンサルドスに僅かに遅れたが、相手も厩舎の期待馬。この馬もいい状態でデビューを迎えられそうだ。
スズカモンド(牡2、スクワートルスクワート×モルフェスペシャル、栗東・谷潔厩舎)
近親にエイシンロンバート(武蔵野S)がいる。調教は上がりこそかかったが、6F81秒台の速い時計を出し、急ピッチに仕上げは進んでいる。
マイネルメーア(牡2、ゴールドアリュール×パシフィックベル、栗東・西園厩舎)
調教は全体時計こそCW5F70秒と平凡だが、最後の1Fは12秒0と速い時計でフィニッシュしている。上のメジロシーゴー、メジロチャンプは新馬勝ちしており、初戦から行ける下地はある。
◆函館芝1000m
ロードワンダー(牡2、キンシャサノキセキ×バグワイザー、栗東・庄野厩舎)
5月30日にCWで6F81秒台、5F65秒前半の好時計を出し、早くに準備が整っていた馬。1週前は函館の輸送もあり、坂路で軽めの調整。初戦から期待大。
6月17日(日)
◆東京芝1600m
ベルクワイア(牝2、ロードカナロア×スカーレットベル、栗東・国枝厩舎)
半兄にオープン特別2勝のダノンリバティ、ダートで5勝のフォンターナリーリがいる。「格上相手に併せても先着しており、いい動きを見せている。稽古通りなら楽しみ」と国枝師。美浦ウッドで4F52秒を持ったままでマーク。動き、時計ともに良好で初戦から重い印がつくことになろう。上はダート志向が目立つが、ダノンリバティは芝でも活躍しており、この馬も芝・ダート二刀流の期待がかかる。鞍上はルメール騎手。
ドンヒューズ(牡2、ヘニーヒューズ×ヒアーズトウショウ、美浦・鹿戸雄厩舎)
祖母に重賞5勝、桜花賞で2着のシーイズトウショウがいる。美浦ウッドで順調に時計を出され、6月3日の日曜日の坂路でも54秒7-12秒9の時計を出すなど、仕上げは抜かりない。
◆東京芝1400m
マキ(牡2、Pioneer of the Nile×Life Wil Lived、美浦・手塚厩舎)
半兄は北米GⅠ勝ち馬。美浦ウッド5F67秒台をマークし古馬に先着し、評判も上々だ。鞍上はルメール騎手を予定。
フラッシュノワール(牡2、エイシンフラッシュ×リビングデイライツ、美浦・伊藤大厩舎)
母は5勝。母の姉に交流重賞を勝ったケープリズバーンがいる。先週の芝1400m戦を除外になったが、1週前に美浦ウッド67秒台を楽にマークしており、影響は無さそうだ。
◆阪神芝1600m
フォートワズワース(牡2、Verrazano×Opulence、栗東・西村厩舎)
「稽古は動くし、いいスピードがある。まずは芝から試してどんな走りをしてくれるか。楽しみな1頭」と西村師。坂路51秒5-13秒6。馬場が悪く上がりはかかってしまったが、51秒台を出したように脚力はある。鞍上は松若騎手。
ショウリュウイクゾ(牡2、オルフェーヴル×ショウリュウムーン、栗東・佐々木晶厩舎)
母は重賞3勝。CWで5F67秒、上がりも12秒半ばで締め、古馬に先着。いいイメージでデビューを迎えられそうだ。
◆函館芝1200m
デンバーテソーロ(牝2、Violence×Cloud of Smoke、美浦・栗田徹厩舎)
「1週前は思ったより時計が遅くなってしまったので、来週はしっかりやる予定。前向きで操縦性に優れている」と栗田徹師。函館に入って一発目の調教は、ウッド73秒で、上がりも14秒かかってしまった。レースまでに変わり身を見せたい。鞍上は三浦騎手。
ファイアーボーラー(牡2、メイショウボーラー×ユメノハコブネ、栗東・武幸厩舎)
函館の1本目は長距離輸送もあって軽めも、栗東では5月23日にCWで5F68秒前半、上がり12秒半の時計を出して仕上げは進んでいる。鞍上は武豊騎手。
◆入厩情報
サターン(牡2、ディープインパクト×シャンロッサ、栗東・角居厩舎)
全姉はフラワーCを勝ったカンタービレ。
リアオリヴィア(牝2、ディープインパクト×リアアントニア、栗東・角居厩舎)
母はブリーダーズCジュベナイルフィリーズを勝ち、カナダ2歳牝馬チャンピオンに輝いている。
ドナウデルタ(牝2、ロードカナロア×ドナウブルー、石坂正厩舎)
母は重賞2勝、マイルCS3着。母の妹は名牝ジェンティルドンナ。
テンペスタージ(牡2、オルフェーヴル×ディラローシェ、美浦・戸田厩舎)
半兄は天皇賞・春を2勝したフェノーメノ。
ランフォザローゼス(牡2、キングカメハメハ×ラストグルーヴ、美浦・藤沢和厩舎)
セレクトセール1億3500万円(税込)。祖母は天皇賞・秋、オークスを勝ったエアグルーヴ。
プロフィール
山田 乗男 - Norio Yamada
厩舎育ちのPOG好きという変わり者。主なPOG実績として、過去にナリタブライアン、ビワハヤヒデ、ディープインパクト、オルフェーヴル、ブエナビスタ、ロジユニヴァース、ヴィクトワールピサ、アンライバルドら指名の実績を持つ。POG=超大物狙いということだが、その格高理論は仲間うちから一目を置かれている。有名競馬雑誌でPOGコーナーを担当中。