話題の「6億円ホース」アドマイヤビルゴがついに登場。騎乗するのは、アドマイヤ冠馬には懐かしい武豊騎手だ。

1月18日

◆中山ダート1800m

シェダル(牡、ゴールドアリュール×マイティースルー、美浦・栗田厩舎)
母は4勝、半姉マイティースルー(紫苑S勝ち馬)。11日の中山ダート1800戦を除外になり、ここへ回る予定。1週前調教(以降も調教は主に1週前のもの)は、4F55秒台、1F12秒台半ばの時計を抑えてマーク。1月3日にはシャインガーネットと併せて終いに好時計を出しており、好勝負を期待できる。鞍上はマーフィー騎手。

スエーニョルシード(牡、StreetSence×ポルケテスエーニョ、美浦・武井厩舎)
おばにミスエルテ(ファンタジーS勝ち馬)、現在2連勝中のミアマンテ。美浦ウッド5F69秒台、1F13秒台後半と、終いバテてしまった。レースへ向けて、更なる変わり身を求めたい。

◆京都ダート1400m

プリマグラード(牝、ヘニーヒューズ×トゥザレジェンド、栗東・中内田厩舎)
母は5勝、祖母トゥザヴィクトリー(エリザベス女王杯勝ち馬)、おじにトゥザグローリー、トゥザワールド、おばにトーセンビクトリーなど一族に重賞ウイナーが並ぶ。12日の中山ダート1200m戦除外は想定通りで、元々このレースが目標。調教はCWで強めに5F67秒台、1F11秒台後半と、終いが良かった。鞍上は福永騎手。

◆小倉芝2000m

サトノレガシー(牡、ディープインパクト×スカイディーバ、栗東・池江厩舎)
母は北米G1勝ち馬。セレクトセール2億1060万円(税込)。「以前よりも馬がしっかりしてきた。時計も出ているし、併せてもいい動きも見せている。血統馬らしく、フットワークがいい」と兼武助手。調教はCWで一杯に5F65秒台、1F12秒台前半。ここまで好調教を連発し、いい状態でレースを迎えられそうだ。


1月19日

◆中山芝1600m

イヴ(牝、ダイワメジャー×フローラルグリーン、美浦・堀厩舎)
半兄ダノンヨーヨー(富士S勝ち馬、マイルCS2着)、ビップライブリー(6勝、京阪杯2着)。「前向きで気が良く、スピードのあるタイプ。入厩当初に比べて動きがしっかりしてきたし、初戦からやれそう」と森助手。調教は美浦ウッドで5F71秒台と軽めだが、2週前には同コースで5F65秒台、1F12秒台後半の好時計をマークしている。

シーズアメジャー(牝、ダイワメジャー×シーズアタイガー、美浦・国枝厩舎)
母は北米G1勝ち馬、アメリカ2歳牝馬チャンピオン。美浦ウッドで5F65秒台、1F12秒台半ばの好時計を楽々マーク。重賞ウイナーのハヤヤッコと互角の動きを見せた。2戦目で変わる馬が多い国枝厩舎だが、この馬は初戦から行けそうだ。

ルフトシュトローム(牡、キンシャサノキセキ×ハワイアンウインド、美浦・堀厩舎)
母は3勝、半姉アロハリリー(現5勝、小倉日経オープン1着)、おばアドマイヤミヤビ(クイーンC勝ち馬)。美浦ウッドで一杯に5F68秒台、1F12秒台前半をマークし、古馬2勝クラスのヒシイグアスと併入している。鞍上は石橋騎手。

アクロスティック(牝、ストロングリターン×ベアトリッツ、美浦・武市厩舎)
母は3勝、おばにジュエラー(桜花賞馬)、ワンカラット(重賞4勝)。13日の中山マイル戦を除外になり、ここへ回る予定だが、除外頭数(34頭)が多かったため、ここも除外の可能性がある。調教は、坂路53秒9-12秒9を馬なりでマーク。12月半ばから水準レベルをクリアした調教を重ねられており、いつ出ても好勝負できるだけの仕上がりにある。鞍上は菅原騎手。

アシュモレアン(牡、ストロングリターン×コレクターアイテム、美浦・斎藤誠厩舎)
母はアルテミスS勝ち馬。13日の中山マイル戦が除外になり、ここへ回る予定。調教は美浦ウッドで一杯に追われ5F66秒台、1F12秒台後半で、古馬2勝クラスのサンクロワと併入。調教内容は申し分ない。

イースセティクス(牝、ディープインパクト×プリティカリーナ、美浦・萩原厩舎)
全兄アンタラジー(4勝)、半兄エクレアスパークル(現4勝)。中山マイルを除外され、こちらへ回る。調教は美浦ウッドで5F68秒台、1F12秒台後半をマーク。年末には同コースで66秒台を出し、先行したとはいえフェアリーS有力馬アヌラーダプラに先着。血統を含め楽しみな一頭である。鞍上はルメール騎手の予定。

◆京都芝1800m

アドマイヤビルゴ(牡、ディープインパクト×イルーシヴウェーヴ、栗東・友道厩舎)
母はG1フランス1000ギニー勝ち馬。セレクトセール6億2640万円(税込)。「乗り込んで徐々にしっかりしてきた。小柄なタイプであまり馬場が重くなるとどうかだが、血統的にも期待の1頭」と友道師。ポリトラックで一杯に5F65秒台、1F11秒台前半の時計を出し、3頭併せで最先着。2、3週前にはCWで水準レベルの時計はクリアしており、デビュー戦が楽しみである。鞍上は武豊騎手。

オルガンザ(牡、ダイワメジャー×シーエスシルク、栗東・野中厩舎)
母は北米G1勝ち馬。芝で強めに5F65秒台、1F12秒台前半。4日の土曜日にもCWで5F68秒台、1F12秒台前半の時計を出しており、仕上げは急ピッチに進んでいる。鞍上は藤井騎手。