日曜京都の芝2000mに注目馬が集結!
2020/1/26(日)
POG人気厩舎が、良血馬を送り込む京都芝2000mは注目の一戦!
2月1日
◆東京ダート1400m
ストラテジーマップ(牡、ディープインパクト×スウィフトデンパー、美浦・菊沢厩舎)
母は北米G1勝ち馬。半兄スウィフトレイド(現5勝)、半姉ブリッツアウェイ(現3勝)。1週前調教(以降も調教は主に1週前のもの)は、ウッドで5F71秒台、1F12秒台前半を余力をもってマーク。全体時計を見ると軽め調教が多いように思えるが、終いに速い時計が出ているので心配ないだろう。鞍上は横山典騎手。
◆京都ダート1200m
ヴァルキュリア(牝、Tapit×ピースアンドウォー、栗東・大久保厩舎)
母は北米G1勝ち馬。ポリトラックで5F68秒、1F11秒台後半をやや一杯にマーク。速い調教が少ないので、まだまだ変わり身は見込める。鞍上は荻野琢騎手。
2月2日
◆東京芝1600m
レッチェバロック(牝、UncleMo×MyFastOne、美浦・藤沢和厩舎)
近親に北米G1を2勝のウェキヴァスプリンングスがいる。「除外で延びた。マイルくらいが合いそうなタイプで、ここに予定を定めて調整。いいスピードがある」と津曲助手。調教は、ウッド5F67秒台、1F13秒台後半。終いは少しかかったが、抑えたものなので大丈夫。本数は多く、仕上げに抜かりはない。鞍上はルメール騎手。
ティラミス(牝、ディープインパクト×メイキアシー、栗東・安田隆厩舎)
半兄ブラヴィッシモ(5勝、阪急杯3着)、スワーヴアーサー(現4勝)、全兄エストスペリオル(現3勝)。芝で一杯に5F66秒台、1F12秒台後半を出し、新馬に僅かに遅れたが追走したもの。2週前の坂路では52秒5-12秒7の好タイムを出しており、仕上がりは順調だ。
◆東京ダート1600m
フルオブウィット(牡、エピファネイア×エスプリドパリ、美浦・池上厩舎)
祖母ファビラスラフイン(秋華賞勝ち馬、ジャパンC2着)。「除外を見越して、うまく調整できてる。馬格があってダートが向きそうなタイプ。距離はこのくらいでちょうど良さそう」と池上和師。調教は、ウッド4F53秒台、1F12秒台後半を楽にマーク。ここまでの調教メニューから、まだまだ前進が見込める。
ペンタグラム(牡、エイシンフラッシュ×ファイブスター、美浦・栗田厩舎)
母は3勝、母の妹ノボリディアーナ(府中牝馬S勝ち馬)、母の弟ダノンミル(若葉S1着)。ウッドで一杯に5F67秒、1F12秒台半ばの時計をマークと、水準レベルはクリアしている。鞍上は田辺騎手
キタサンレイワ(牝、エイシンフラッシュ×キタサンユキ、美浦・小笠厩舎)
祖母キタサンヒボタン(ファンタジーS勝ち馬)。1週前はウッド5F71秒台と軽かったが、2、3週前にはウッド5F68秒台、1F12秒台半ばの時計を連発しており、ほぼ仕上がっている。
◆京都芝2000m
ワイドソロモン(牡、エピファネイア×ドリームライター、栗東・角居厩舎)
半姉レディマドンナ(現3戦2勝)。「昨秋にゲート試験合格後に放牧。だいぶしっかりしてきたし、稽古も動けている。芝の長めでどんな走りを見せてくれるか」と小滝助手。調教は坂路52秒3-12秒7。1月19日の日曜日にも坂路52秒台を出しており、急ピッチに仕上げは進んでいる。鞍上はシュタルケ騎手。
ブルームラッシュ(牡、ディープインパクト×ブルーミングアレー、美浦・尾関厩舎)
母は4勝、フローラS3着。全姉ランブリングアレー(フラワーC3着)、半兄スヴァルナ(現3勝)。おじにスピルバーグ(天皇賞・秋勝ち馬)、トーセンラー(マイルCS勝ち馬)、フラワーアリー(北米G1勝ち馬、G1ブリーダーズCクラシック2着)。ウッドで5F69秒台、1F12秒台半ばの時計を楽にマークし、古馬3勝クラスの馬を追走して併入している。2週前にはウッドで5F66秒台も出しており、いい状態でデビュー戦を迎えられそうだ。
フィアレスハート(牡、ハーツクライ×ハートシェイプト、栗東・藤原英厩舎)
母はG1イギリス2000ギニー4着、おじにエーピーヴァレンタイン(北米G1勝ち馬、ベルモントS、プリークネスSともに2着)。CWで一杯に5F67秒台、1F12秒台前半。併せた新馬に遅れたが追走したもので、時計は上々。12月頭から速めの時計を出しながら、風邪やフレグモーネで遅れてしまったので、無事なデビューを願いたい。
ブルームスベリー(牝、ハービンジャー×エクセラントカーヴ、栗東・西村厩舎)
母は京成杯AH勝ち馬。1月26日の京都マイル戦を除外になり、こちらへ回る予定。坂路55秒9-12秒7で、併せた新馬に遅れ。調教の時計が詰まって来ないのは心配なところである。
アドマイヤパンドラ(牝、ディープインパクト×ザズー、栗東・須貝厩舎)
全姉アルーシャ(信越Sなど現5勝)。坂路で一杯に53秒6-13秒5と動かなかったが、2週前のCWでは5F68秒台、1F12秒台前半と、コース調教は悪くない。
プロフィール
山田 乗男 - Norio Yamada
厩舎育ちのPOG好きという変わり者。主なPOG実績として、過去にナリタブライアン、ビワハヤヒデ、ディープインパクト、オルフェーヴル、ブエナビスタ、ロジユニヴァース、ヴィクトワールピサ、アンライバルドら指名の実績を持つ。POG=超大物狙いということだが、その格高理論は仲間うちから一目を置かれている。有名競馬雑誌でPOGコーナーを担当中。