もう時間がない!東西で注目のディープ産駒が登場だ
2020/2/9(日)
東西でPOG人気厩舎のディープインパクト産駒が登場。クラシックへ向けて、もはや負けられない時期だ。
2月15日
◆東京芝1800m
ロッタチャンセズ(牝、ディープインパクト×ワッツダチャンセズ、美浦・堀厩舎)
母は北米G1勝ち馬、ブリーダーズCジュヴェナイルフィリーズターフ2着。「まだ気性的に繊細でカイバ食いの細いところはあるが、順調にきている。軽くていいフットワークを見せている」と森助手。1週前調教(以降も調教は主に1週前のもの)は、ウッドで5F71秒台、1F12秒台後半と軽め。2週前にウッドで5F68秒台を出したものの、全体的に軽め調教が多いのは、小柄な馬体(1週前段階で390キロ台)を考えてのことだろう。そんな馬体でも、1週前は3頭併せの真ん中で怯まずに動いており、時計以上の評価はできる。
◆京都ダート1400m
ヴァルキュリア(牝、Tapit×ピースアンドウォー、栗東・大久保厩舎)
母は北米G1勝ち馬。2月1日の京都ダート1200m戦を除外になり、2週延ばしてここへ。ただ当時は調教本数が少なかったので、除外で伸びたことはプラスになる。ポリトラック5F71秒台、1F12秒台前半と1週前は軽めだが、2週前には同じポリトラックで6F80秒台の時計を出しており、仕上がりは順調だ。
2月16日
◆東京ダート1600m
アラーラム(牝、ダイワメジャー×アラリーン、美浦・上原厩舎)
近親ライズトゥフェイム(4勝)。ウッド5F68秒台、1F13秒台前半を抑えてマーク。1月22日には、ウッドで5F67秒台前半、上り12秒台後半の時計もマークしている。昨秋は平凡だった動きも、再調整して迎えた今回は良化が窺える。
◆京都芝1800m
スーザフォン(牡、エピファネイア×リトルアマポーラ、栗東・武英厩舎)
母はエリザベス女王杯勝ち馬、半兄エジステンツァ(現4勝)。「秋にゲート試験をパスし、成長を促しなから調整。デビューは遅れたがこれだけの血統なので、どんな走りを見せてくれるか期待感はある」と武英師。調教はCWで5F67秒台、1F12秒台半ばの時計をマークし、3頭併せで最先着。2週前と比べても、変わり身が見られる。
マーヴェラスジーン(牝、GoldenHorn×PearlofAfrica、栗東・斎藤崇厩舎)
セレクトセール3880万円(税込)。「稽古の本数を重ねる毎に良くなってきた。スピードもありそうだが、距離も保ちそうなタイプ」と斎藤崇師。調教は坂路で一杯に51秒9-12秒4の好時計をマークしている。
スマートクラージュ(牡、ディープインパクト×レジェトウショウ、栗東・池江厩舎)
母はJRA3勝、母の弟トウショウドラフタ(ファルコンS勝ち馬)。調教は坂路で余力をもって52秒3-12秒0。これを含め好調教を連発しており、初戦から楽しみな一頭である
アーモロート(牝、ルーラーシップ×クッカーニャ、栗東・西園厩舎)
母は5勝。いとこにタイセイビジョン(京王杯2歳S勝ち馬)。9日の京都芝マイル戦を除外になり、ここへ回る。調教は坂路で52秒3-12秒6の時計をマークし、古馬2勝クラスの馬に先着している。鞍上はシュタルケ騎手。
プロフィール
山田 乗男 - Norio Yamada
厩舎育ちのPOG好きという変わり者。主なPOG実績として、過去にナリタブライアン、ビワハヤヒデ、ディープインパクト、オルフェーヴル、ブエナビスタ、ロジユニヴァース、ヴィクトワールピサ、アンライバルドら指名の実績を持つ。POG=超大物狙いということだが、その格高理論は仲間うちから一目を置かれている。有名競馬雑誌でPOGコーナーを担当中。