2歳世代も、いよいよ入厩開始。まずは藤沢和、中内田厩舎の良血外国産馬がトレセンに到着!

3月14日

◆新馬・中山ダート1800m

シャリーアルマリカ(牝、Street Boss×シーヴ、美浦・国枝厩舎)
半姉キャスリンソフィア(北米G1ケンタッキーオークス勝ち馬)。「秋に一頓挫あって再仕上げの形。まだ幼いものの、攻めは動くし、前向きな走りをする」と国枝師。1週前調教(以降も調教は主に1週前のもの)は、坂路で51秒5-12秒6の好タイムを楽々マークし、併せた相手に先着。速い本数が少ないので、もう1週デビューが伸びる可能性もあるが、この時計なら当レースでも好勝負になる。

ツキニカリ(牡、キズナ×カリ、美浦・菊沢厩舎)
母はドイツ1000ギニー(G2)勝ち馬。調教は坂路52秒3-13秒4。一杯に追った相手に対し、こちらは引っ張ったままで先着といい動きを見せている。

ウインライヴリー(牡、アイルハヴアナザー×オメガラヴィータ、美浦・松山厩舎)
母は2勝、近親エリンコート(オークス馬)。ウッドで5F67秒台、1F12秒台半ばの時計を余裕をもってマークし、デビューへ向け順調に仕上がってきている。

◆未勝利・中山ダート1200m

ディープマックス(牡、トーセンラー×ニシノフレイア、栗東・五十嵐厩舎)
母は3勝。「除外で延びたが乗り込み量は十分。この条件の適性は高そうで、既走馬相手でも期待はしている」と五十嵐助手。調教は、坂路で一杯に54秒0-12秒5。2週前までは平凡だったが、ここへきて終いの時計が速くなり、良化してきている。

◆未勝利(牝馬限定)・中山ダート1200m

セストリエール(牝、トーセンジョーダン×ピエモンテ、美浦・池上厩舎)
近親スティルインラブ(牝馬3冠馬)。調教は5F69秒台、1F12秒台半ばを抑えてマークし、3頭併せで最先着。時計は平凡だが、まだ速い本数は少なく変わり身は見込める。

◆新馬・阪神ダート1800m

アンジェロフィリオ(牡、キンシャサノキセキ×エンジェルフォール、栗東・大久保龍厩舎)
近親トールポピー(G1を2勝)、アヴェンチュラ(秋華賞勝ち馬)、フサイチホウオー(重賞3勝)。CWで一杯に5F69秒台、1F11秒台後半で、古馬3勝クラスの馬と併入している。鞍上は松山騎手。

アイスジェイド(牡、ルーラーシップ×プリンセスカメリア、栗東・牧田厩舎)
半兄アルフレード(朝日杯FS勝ち馬)。時計はCW5F69秒台、1F12秒台前半。昨秋にも調教を積んでいたので仕上がりは速い。もう少し全体時計を詰めることができれば、楽しみは増す。


3月15日

◆未勝利・中山芝2000m

アストンクリントン(牡、ハーツクライ×アスコルティ、美浦・宗像厩舎)
母の妹タッチングスピーチ(ローズS勝ち馬)、母の弟サトノルークス(菊花賞2着)。ウッドで4F54秒台、1F12秒台半ばの時計を抑えてマークし、古馬1勝クラスの馬と併入している。鞍上は南アフリカのトップジョッキー・ヒューイットソン騎手。

◆未勝利・阪神芝1800m

デゼル(牝、ディープインパクト×アヴニールセルタン、栗東・友道厩舎)
母はフランスG1を2勝(フランスオークス、フランス1000ギニー)。「体質的にしっかりして、追い切りをこなせるようになった。デビューは遅れたが、素質は感じる1頭」と友道師。

調教は、芝コースで5F63秒台、1F11秒台後半の時計を出し、古馬1勝クラスに先着。2月初旬の段階でCW5F66秒台、1F12秒台前半の好時計を出していたくらいで、仕上がりは良好。既走馬相手でも期待大だ。鞍上は武豊騎手。

◆新規入厩2歳馬

バニシングポイント(牡、Tapit×UnraivaledBelle、美浦・藤沢和厩舎)
母は北米GⅠBCレディスクラシック勝ち馬。全姉は北米GⅠ3勝。2019年キーンランドセプテンバーセールで70万ドルで落札。

ショベルヘッド(牡、Curlin×DatetoRemember、美浦・藤沢和厩舎)
半兄は北米G3勝ち馬。2019年キーンランドセプテンバーセールで70万ドルで落札。

ラベルーズ(牡、ペルーサ×ハットシテグー、美浦・藤沢和厩舎)
近親ハリケーンローズ(7戦4勝)。

ヒノシタカイザン(牡、Galileo×Prudente、栗東・中内田厩舎)
近親マジックワンド(豪州G1マッキノンS勝ち馬)、チキータ(愛G1アイリッシュオークス勝ち馬)。2019アルカナオーガストセールで150万ユーロで落札。

Camelot×HighFidelity(牡、栗東・中内田厩舎)
母の兄ハリケーンラン(凱旋門賞勝ち馬)。2019アルカナオーガストセールで65万ユーロで落札。