
初めての個人所有馬ジャスタウェイがレーティング世界No.1の評価を獲得し、種牡馬に。
人並み外れた馬運の持ち主が脚本家という本業のキャリアを活かし、馬主ライフを書き下ろします。
『カリボール転厩』
2026/2/23(月)
皆さん、こんにちは。ライター大和屋です。期待の3歳馬パピプペピンクがまったくもって良いところのない競馬が続き落胆を隠せない今日この頃。
そろそろなんとか巻き返してほしいと思うわが愛馬達なのですが、今週はカリボールがオーシャンステークスへの出走を予定しております。そのためにはまずはカリボールの転厩について話さなければなりません。
すでに10歳になっているカリボールですが、私の耳に入っていなかっただけで西村先生にはそろそろ、そろそろとここ数年言われ続けていたようです。そのそろそろが来たようなので転厩ということになりました。
そもそも9歳や8歳でOPを勝てるとも思っていなかったでしょうから、転厩後二つも勝てたのはお互いに良かったのではないかと思われます。10歳という年齢ですので地方に出すにも年齢制限のない高知に行くしか方法がないとのことで、そして高知競馬は現在新規の馬主を受け付けていないそうで、言うまでもなく私は高知競馬の馬主資格を持っていなくて、さあどうしたものかと行く先に困っていたところ先日からシックスパックを預かってくださっている戸田先生が引き受けてくださることになりました。
最後に勝ったのが去年のパラダイスステークスですので、夏までは賞金加算の優先出走の権利がまだありますし、馬自身まだまだ真面目に走ってくれているので、小回りコースの福島も得意で、東京コースでも実績はあります。さらには夏場が大得意ということで、前走も最下位ではありますが勝ち馬からは0.8秒差、展開一つで着順は変わるでしょうし、馬場が渋ればまだまだチャンスはあるはずだという見解で、現役を続行させることになりました。
次走いきなり結果が出るかどうかはわかりませんが、楽しみであることは言っておきます。調教もなかなか良い時計が出ているみたいです。そして、さらに楽しみなことがもう一つ、今回の鞍上が柴田善臣ジョッキーに決定しました。
基本的にはジョッキーはいつも調教師の先生にお任せなのですが、今回戸田先生が提案してくださいました。善臣さん私の馬へはかなり久しぶりの騎乗となりますので楽しみですね。ちなみに善臣さんが私の馬に乗った時は4戦1勝2着2回、そのうちG1が1勝G2・2着2回とかなりの好成績を収めておりますのでそちらも期待度アップとなりますね。
さらには10歳のカリボールに現役最年長ジョッキーである善臣さんお組み合わせは話題にもなるかと思われます。これで好走してくれればもっと話題になってくれるはずです。馬場が渋ればとか言われていますが、案外開幕週でスピードが足りないとか思われていたほうが、結果が出たりするのではないかとひそかに思っていたりするのは私だけですか?
前走はゲートに激突するアクシデントがあって0.8秒差ですから、ぶつからなければもっと良い結果だったかもしれません。単勝200倍で勝利する馬ですので何をやってもおかしくないと思っています。とはいえ今回はさすがに相手が強そうだなぁとか思ったり思わなかったりしますが、是非とも頑張ってほしい!
同じ週にキングロコマイカイも出走予定です。この仔の場合は無事に走ってくれているだけでうれしいのですができることなら調教師の先生が言っているような前進を期待したいところです。二回使ってよくなってくれることを祈ります。ただ、使えるかどうか微妙とのことでしたので走ってきてくれれば応援します。
ほかの馬の近況について、パッカブー君に関しては杉原騎手に調教からお願いして一歩一歩やっていっている感じです(そもそも去勢したのも杉原騎手の進言でした)。
近走では気をぬいてレースをやめるような感じでしたので短いところを狙って使っていったのですが、前走の1400m戦はやはり短すぎたとのこと、1600m戦に行きたかったのですが出走間隔をあけたにもかかわらず1600m戦に入ることができなかったのだそうです。
とはいえスピード不足で惨敗ではありましたが、馬自体は最後まで気を抜くことなく走ることができたとのことですので次走に期待したいと思います。中山開催はスキップし次回の東京開催に使ってくる予定です。
いやもうなんか負けが込みすぎていてどうしていいのかわからない状況なんで、なんとか風向きが変わってくれればと願うのみなので、なんとかこれがきっかけで良い感じになっていってくれればと願っております。
本当になんだか最近直線向いても声がでないレースばかりで喉が健康です。ここまで勝てないと何かの呪いなのではないかと疑ってしまうぐらい勝てない状況が続いております。おととし5勝とかあれは何かの間違いだったのではないかとも疑ったりしてしまう感じですし、自分ではなにもできないだけに歯がゆさ倍増、いろんなところにいって神頼みをするしか方法はないのでしょうか?
とりあえず、今週だめだった場合は地方から戻ってきたシックスパックとアーブルラーブルに期待です。未勝利のままに地方へ移籍となりましたがぽんぽんと二連勝して再転入できる能力はありましたので、一勝クラスでもいい勝負ができるのではないか、否、ぜひ良い勝負をしてください。
パックさんは芝ではなくダートを使っていれば中央でもやれていた可能性が高いですし、アーブルさんも中央での一戦は距離に問題があったのではという分析がなされています。どちらも地方でも勝ちっぷりはかなり鮮やかなものでしたので中央の復帰戦はかなり期待していますので、どうか頑張ってくださいませ。
ちなみにパックは蟻道が抜けてからの休養(爪って時間がかかるんでしたっけ?)。アーブルさんは馬体の回復のためにしばし外厩での調整とのこと。どちらもそう遠くない未来に戻ってきてくれるはずでございます。多分。 了
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プロフィール

大和屋 暁 - Akatsuki Yamatoya
脚本家・作詞家・ライター。若くして一口馬主に出資を始め、クラブ馬主歴2年目にハーツクライと運命的な出会いを果たすと、有馬記念、ドバイシーマクラシックを制す大活躍。しかし、ノド鳴りによるアクシデントに見まわれ、突如として引退したことに一念発起、馬主になる決心を固めた。個人馬主としては、初めてデビューを果たした所有馬ジャスタウェイが大活躍の強運ぶりを発揮。遂には、目標であったドバイ遠征を実現させ、ドバイデューティーフリー(現在のドバイターフ)を圧勝。「自らの馬でドバイを勝つという」夢を実現させたばかりでなく、そのパフォーマンスが評価され、2014年度のワールドベストレースホースランキングでは、日本馬史上初の1位を獲得している。
現在の現役所有馬はカリボール、マジカルステージ、ジャスコ、キングロコマイカイ。一口馬主や共有馬ではアウィルアウェイ、ルーツドール、イストワールファムなどに出資している。
本業ではアニメ版「銀魂」、「スーパー戦隊シリーズ」などの脚本を手がけ、2020年公開の映画「デジモンアドベンチャー」も担当。愛馬との数年間に及ぶ足跡を綿密に綴った『ジャスタウェイな本』などの執筆も手がけた。





