皆さん、こんにちは。ライター大和屋です。勝ちました。先日の京都の9R、あずさ賞、芝1800m、500万条件で我が愛馬カリボール(牡3、栗東・須貝尚厩舎)が勝利いたしました。

カリボール

3番人気、鞍上・藤井勘一郎騎手でレースに臨むと、好スタートを決めたかと思うと、行き脚つかずに最後方待機でレースを進め、3コーナーより追い出しを開始、直線に向くとぽつんと一頭はなされてはいたと思ったカリボール、スピードにのり1番ドラウプニルの外に出すと、他の馬を凌駕する別次元の末脚を発揮し、あっという間に突き抜けました。

カリボール

カリボール

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2着はダンツキャッスル、3着にドラウプニル、1番人気のジャストアジゴロは伸びを欠き5着でした。とまあ、こういう書き方をすると落ち着いて見えるかもしれませんが、レースを見ている時はどうなることかと思っておりました。前走で跛行による競走除外となっていたので、好スタートをきったにも関わらず、スピードに乗れないで最後方へ下がっていった姿を見れば、何かがあったのではないかと心配するのは人情でしょう。

カリボール

カリボール

カリボール

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怪我でもしたのではないかと思っていると、馬群からおいていかれて、差は開く一方、3コーナーではムチが入っているその状況に、頭を抱えていたりいなかったりしたのは秘密です。直線に向きドラウプニルの外に取り付けたときはなんとかなるかと思いましたが、その後は予想を超える鋭い末脚を披露してくれました。脚色が違っていたので直線半ばで勝てるかなとは思いましたが、それまでは怪我だけは勘弁的な感じで寿命が縮まる思いでした。

 検量所で須貝調教師や藤井騎手の話を聞くと、前走で川田騎手が歩様の違和感を感じたのは当然で、知らなければコトコトしていて危ないと思ってしまうそうです。それはジャスタウェイハーツクライも同じで、レースを走る前の輪乗りの時に笑われていた、という逸話があったそう。

それと関係があるかどうかはわかりませんが、藤井騎手によると、スタートを決めたはいいが、出ていってくれなかったとコメントしておりました。やはりそのコトコトが影響していたのかもしれません。前に行ってくれなかったので、じたばたしても仕方ないと後方待機の作戦になったようですね。

カリボール

カリボール

それにしても開幕週とはいえ、上がり3ハロン33秒2の時計で走っているカリボール君、先々楽しみになったと言ってもよろしいのではないでしょうか?須貝調教師は本格化するのは秋以降だと言っておりましたが、本格化前にこの競馬をしてくれるならば、今からずっと楽しみですね。

この後は使い詰めで来ているのと、馬体重が減り続けているのもありますので、それから脚元のケアも含めて少し休養することになりそうです。この先、どこらへんの距離を主戦場にするのかとか、どのレースを目標にしていくのかもまだわかりませんが、本格化はまだまだ先ということですので、慌てずじっくり馬本位で進めていってくれるといいと思います。

カリボール

 奇しくも父親であるジャスタウェイがアーリントンカップでしたレースそっくりなレースっぷりだったカリボール。

豪快でファンが増えそうなレースではありますが、未勝利を勝ち上がった時のような先行抜け出しのレースのほうが馬主的には安心して見ていられると、ここに記しておきたいと思います。

とりあえず休養ということになるかとは思いますが、次はどこに駒をすすめてくるのか?僕も楽しみに待っていようかと思います。