初めての個人所有馬ジャスタウェイがレーティング世界No.1の評価を獲得し、種牡馬に。
人並み外れた馬運の持ち主が脚本家という本業のキャリアを活かし、馬主ライフを書き下ろします。
『ルーツドール出走』
2020/1/9(木)
皆さんこんにちはライター大和屋です。新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
というわけで、年が明けて一発目の記事となります。
今年もいろいろと偏った記事などが頻発することになるかもしれませんが、どうかご勘弁を。そんな新年一発目、皆さん既にご存知かとは思いますが、ジャスタウェイ産駒のルーツドールがシンザン記念(G3)、芝1600mに出走予定となっております。ルーツドールは去年の11月、東京1600mの牝馬限定の新馬戦、ルメール騎手を鞍上でデビュー。好スタートをきると2番手でレースをすすめ直線に向き、先頭に躍り出ると、後続との差を開きつつ、なかなかの好タイムで5馬身差の圧勝。次のレースが楽しみになる勝ちっぷりでした。
そんなルーツドールがシンザン記念に出走となれば、こちらとしても目の色が変わります。前評判も良いみたいでどこぞの新聞のルーツドールを褒めちぎる記事なんかを見かければ、さらに目の色が変わります。シンザン記念といえばあのジェンティルドンナやアーモンドアイが飛躍を遂げるきっかけとなったレースです。同じ牝馬のルーツドールも名牝と呼ばれるきっかけとなるようなレースを期待しております。頑張ってくれるといいなぁとわくわくしている今日この頃。
そして、我が愛馬カリボールの情報も少し。恐らくではありますが、来月の飛鳥ステークスに出走するのではないかという情報があったりします。先週の段階でそろそろ入厩するかもという話を聞きましたし、ノーザンファームしがらきからのレポートに来月の京都開催が目標とのことでしたのでレースを見渡すとこれかなぁということで、そんなような気がしております。
その日はちょうどアウィルアウェイが出走を予定しているシルクロードS(G3)の日でもありますし、同じ日だったらありがたいぞと思う次第でございます。カリボールはあの惨敗菊花賞からの巻き返し、自己条件の一戦となりますが、3走前に後塵を拝したゴータイミングが上のクラスでも問題なく戦えているので、こちらもきっと好勝負ではないだろうかと思っています。レポートによると歩様の硬さも取れ、馬体の張り、艶ともに良好だそうです。これは期待しないわけにはいかないでしょう。
そしてアウィルアウェイ。前走の京阪杯では致命的なアクシデントがあったにも関わらず走ることをやめることなく4着。前走の勝負根性は評価するべきですし、不利がなければと思わせてくれる部分もありました。次こそはなんとか初重賞制覇を成し遂げていただいて、その先にあるG1へと駒をすすめていってほしい。それだけの力がある馬だと思いますので是非頑張っていただきたい。今度こそ!
他、現在休養中のエオスモンにもなんとか頑張って欲しいのは言うまもないですし、今年デビューが予定されているオツウの初仔(父モーリス)にも頑張っていただかなければなりません。現在のところ順調に来ています。このまま順調に成長していってくれればきっとやってくれることでしょう。良い名前を考えねばなりません。
さて今年も楽しみな一年になりそうです。我が愛馬達には怪我なく頑張っていって欲しいというところが一番ではありますが、仕事のほうでもデジモンアドベンチャー、ラストエボリューション絆が2月21日に公開されたりとか、コナンのTV放送だとか、仕事なんかも少しはしておりますので、そちらのほうもうまくいってくれるといいなぁとか思いつつ、良い一年になることを祈ります。
皆さん今年もよろしくお願いいたします。デジモンが二月に公開なので、二月まではその宣伝に費やされることになるかもしれませんが、皆さまどうかおつきあいくださいませ。
プロフィール
大和屋 暁 - Akatsuki Yamatoya
脚本家・作詞家・ライター。若くして一口馬主に出資を始め、クラブ馬主歴2年目にハーツクライと運命的な出会いを果たすと、有馬記念、ドバイシーマクラシックを制す大活躍。しかし、ノド鳴りによるアクシデントに見まわれ、突如として引退したことに一念発起、馬主になる決心を固めた。個人馬主としては、初めてデビューを果たした所有馬ジャスタウェイが大活躍の強運ぶりを発揮。遂には、目標であったドバイ遠征を実現させ、ドバイデューティーフリー(現在のドバイターフ)を圧勝。「自らの馬でドバイを勝つという」夢を実現させたばかりでなく、そのパフォーマンスが評価され、2014年度のワールドベストレースホースランキングでは、日本馬史上初の1位を獲得している。
現在の現役所有馬はカリボール、マジカルステージ、ジャスコ、キングロコマイカイ。一口馬主や共有馬ではアウィルアウェイ、ルーツドール、イストワールファムなどに出資している。
本業ではアニメ版「銀魂」、「スーパー戦隊シリーズ」などの脚本を手がけ、2020年公開の映画「デジモンアドベンチャー」も担当。愛馬との数年間に及ぶ足跡を綿密に綴った『ジャスタウェイな本』などの執筆も手がけた。