皆さんこんにちは、ライター兼、馬主の大和屋です。先日須貝先生から発表された通り、ジャスタウェイ(牡5、栗東・須貝尚厩舎)は有馬記念(G1)に向かいます。そして有馬記念がジャスタウェイにとって最後のレース、ラストランとなることが決定しました。

 須貝先生のコメントの通り、僕の強い要望によって実現した有馬記念参戦です。本当はジャパンカップで勝ったら引退、というようなことを漠然と考えていましたが、結果は皆さんご存知のとおり2着でした。関係者の皆さんはJCの2着は勝ちに等しい2着だと評価してくれていましたし、先々の事を考えるとここで引退させてあげたほうがいいという空気でしたが、僕のわがままでもう一度だけ走らせてもらうことになりました。関係者の皆さんご迷惑おかけして本当に申し訳ありません。

 では、何故もう一回なのか?一番の理由は守りに入ってはいけない。そう思ったからです。
このまま引退を決めてしまったら今の目標である年度代表馬になることが、他陣営の結果待ちという形になってしまいます。それがどうもしっくりこなかったということ。負けるリスクを考えて使わないというよりは、例えそれがハイリスクだといわれても、自力で目標を達成しに行くチャンスがあるのなら、それに向かっていくべきだと思ったからです。幸いなことに有馬記念はチャレンジャーとしてレースに臨むことができます。前にもどこかで書きましたが、受けて立つという立場は本当にプレッシャーです(笑)。
僕としてはチャレンジャーとして挑む有馬記念はとても楽しみですし、ジャスタウェイはやはり挑戦し続ける姿が良く似合う。本当にそう思います。どのレースでもずっと不安が囁かれてきた彼ですが、もうそろそろ不安も出尽くしたのではないでしょうか?コース不安、重不得意、距離不安、遠征の疲れ、振り返ってみると色々言われ続けました。その全てを払しょくしながら頑張ってくれた彼なら、次もきっと頑張ってくれるはずです。ここで勝つことができれば、ジャスタウェイは文句なしに年度代表馬。是非頑張って欲しい。


 それからもう一つ。大和屋はジャスの引退を発表することをすっかり忘れておりました。ジャパンカップが終わってそういえば発表しなかったなあと気づいた僕は、なんといううっかり者なんだろうと思った次第です。僕がファンだったとしていきなり引退ですといわれたらショックだよなぁ。と思ったのもありまして、しっかり発表してからのラストランという形を取らせていただきました。
ラストランということですので関係者の皆さんも気合を入れてしっかり調整してくれるはずです。榎本君(調教助手)も相棒の最後の走りのために今まで以上の努力をしてくれるでしょうし、須貝先生からも心強い言葉を頂いております。とまあそういう訳ですのでファンの皆さん次は泣いても笑ってもラストランです。しっかり心の準備、というか心の整理をして中山競馬場へ応援に来てください。よろしくお願いします。


 それに付随してもう一つ。1月4日、金杯の日に京都競馬場で引退式を行うことになると思います。京都では良績のない彼ですが、中山で使った後にすぐというよりは、しっかりメンテナンスをしてから引退式をしたほうがいいだろうという須貝先生の判断です。この引退式がジャスタウェイの最後の勇姿となりますので、金杯ついでに皆さんお誘いあわせの上、是非ご来場ください。詳しいことはまだ何もわかっていませんが、恐らく僕も何か喋ることになると思いますので、いいネタあったら誰か教えてください。