初めての個人所有馬ジャスタウェイがレーティング世界No.1の評価を獲得し、種牡馬に。
人並み外れた馬運の持ち主が脚本家という本業のキャリアを活かし、馬主ライフを書き下ろします。
『有馬記念』
2015/1/1(木)
※2月14日(土)、大和屋暁オーナー著「ジャスタウェイな本」が発売予定!詳細は順次発表いたします。
皆さんあけましておめでとうございます。ライターの大和屋です。更新遅くなりまして申し訳ありません。というわけで年の瀬と新年、引退式などいろいろばたばたしておりますが、少しだけ有馬記念に触れておこうとおもいます。
ジャスタウェイにとっての最後の一戦は、結果は4着、追い込み届かずで残念な結果となりました。結果論としていろいろなことが言えるとは思いますが、力は示せたのではないでしょうか?あがり最速、ジャスらしい競馬だったと思います。有終の美は飾れませんでしたが、無事走り切れたということは良かったと思います。皆さん応援本当にありがとうございました。
これでジャスタウェイは現役を引退、北海道の社台スタリオンステーションで種牡馬になります。競馬関係者の皆さん、今後ともジャスタウェイのことをよろしくお願いいたします。産駒は多少がにまたになるかもしれませんが、それは父親に似て、走ると思っていただいて問題ないと思います。むしろ走ると思ってください。
シンジゲートの株主の皆さんは僕以外、皆さん有力な生産の方たちばかりなので、きっと初年度から良い仔が沢山生まれることでしょう。僕も今からどんな子供達が生まれてくるのか今からとても楽しみです。種付け料はお安めに設定されておりますので是非ご一考ください(笑)。
それと、京都で行われる引退式についてです。4日、京都競馬場にて最終レース終了後、ジャスタウェイの引退式が行われます。恐らく競馬場でジャスを見られる最後のチャンスとなりますので、皆さんお誘いあわせの上、是非競馬場へご来場ください。僕も何か喋ります。引退式とは関係なく、競馬場へ来たかたは先着でターフィータオルが貰えるよ!
とまあそんな感じの業務連絡でした。僕にとっての激動の一年はこれで終わりです。これからは表彰式や種牡馬展示会、大相撲初場所など、一月、二月の間はまだばたばたしそうではありますが、ようやくほっと落ち着けそうな感じです。
とにかく色んな経験をジャスタウェイにはさせて貰いました。本当にありがとうと言いたいです。今回のジャスタウェイの引退にともない。このコラムも終了……しないでいいそうです。
更新の頻度は落ちるでしょうが、オツウ、ベルラップ、その他、競馬や日常に関することで、ぼちぼち続けていければなと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。では皆さん、週末京都競馬場でお会いしましょう。
了
プロフィール
大和屋 暁 - Akatsuki Yamatoya
脚本家・作詞家・ライター。若くして一口馬主に出資を始め、クラブ馬主歴2年目にハーツクライと運命的な出会いを果たすと、有馬記念、ドバイシーマクラシックを制す大活躍。しかし、ノド鳴りによるアクシデントに見まわれ、突如として引退したことに一念発起、馬主になる決心を固めた。個人馬主としては、初めてデビューを果たした所有馬ジャスタウェイが大活躍の強運ぶりを発揮。遂には、目標であったドバイ遠征を実現させ、ドバイデューティーフリー(現在のドバイターフ)を圧勝。「自らの馬でドバイを勝つという」夢を実現させたばかりでなく、そのパフォーマンスが評価され、2014年度のワールドベストレースホースランキングでは、日本馬史上初の1位を獲得している。
現在の現役所有馬はカリボール、マジカルステージ、ジャスコ、キングロコマイカイ。一口馬主や共有馬ではアウィルアウェイ、ルーツドール、イストワールファムなどに出資している。
本業ではアニメ版「銀魂」、「スーパー戦隊シリーズ」などの脚本を手がけ、2020年公開の映画「デジモンアドベンチャー」も担当。愛馬との数年間に及ぶ足跡を綿密に綴った『ジャスタウェイな本』などの執筆も手がけた。