初めての個人所有馬ジャスタウェイがレーティング世界No.1の評価を獲得し、種牡馬に。
人並み外れた馬運の持ち主が脚本家という本業のキャリアを活かし、馬主ライフを書き下ろします。
『川流れのコウリュウ初陣!』
2024/9/30(月)
皆さん、こんにちは、ライター大和屋です。とうとうやってきました地方競馬の馬主デビュー戦。コウリュウがホッカイドウ競馬でデビューです。10月1日、すでに枠順確定、大外枠ではありますが、想定では1番人気っぽいでございます。
能力検査ではこのクラスではかなり速いタイムを叩きだしているようですのでいきなりの好走を期待できそうです。前にも書きましたがホッカイドウ競馬といえばこの厩舎、ぶっちぎりのリーディング快走中の田中淳司きゅう舎で田中厩舎所属の岩橋勇二騎手で出走です。
口取りの可能性が高そうなので是非とも駆け付けたかったのですがプライベートな用事があったり家庭の事情が立て込んでいて北海道入りは無理そうです。うーん残念。ほんと残念。北海道の我が愛馬達にも是非会いに行きたいのでホッカイドウ競馬は良いきっかけなんだけどなぁ。
ちなみにオツウちゃんは現在レジェンドファームさんで元気に余生を暮らしていますのでご心配なく。他、マジカルステージ(ルーラーシップ)、イイナヅケ(ジャスタウェイ)、マダムジェニファー(ヨシダ)、プリティジェニー(ピクシーナイト)と皆無事に受胎確認されていますので来年は四頭が出産ということになりそうです。今から楽しみでなりません。
デビュー前の仔達にも是非是非会いたいし、休養中の仔達の顔も見てみたい。寒くなる前に行けたらなぁとは思っていますが、プライベートがバタバタなのでなかなか難しいんだよなぁ。
というわけでホッカイドウ競馬の田中淳司きゅう舎にはエルデストサンも入厩予定です。怪我を乗り越えて中央時代のあのパフォーマンスを取り戻してくれさえすれば、またの活躍が期待できるはず!
デルマソトガケに人気で勝ったり、トップナイフと好勝負を演じたりした彼ですので、きっとやってくれるはずでございます。そう遠くない日にその勇姿を再び競馬場で見ることができるはずです!
コウリュウの出走もかなり感慨深いものになりますね。前にも書きましたが鉄砲水に流されたのに生き残り、そのせいで足元の不安が出てなんども振出しに戻ったりしたりしたのも乗り越えて、中央でのデビューはかないませんでしたが、とうとうここまで駒を進めてきてくれました。
出走してくれただけでここまで頑張ってきたかいがありますし、ここで勝ってくれればもう本当にものすごく感激です。
今年はカリボールのOP特別勝利など、関係各所の皆さんの努力が実を結んでくれています。是非ともコウリュウ、エルデストサンも続いて欲しいですね。きっと頑張ってくれるでしょう。ああもう北海道いきたいなぁ。とか思っている今日この頃でございます。
今週はパッカパッカブーが特別登録しております。
もしかしたらその次の週の一勝クラスを使ってくるかもとのことですが、そうなったら来週は怒涛の出走ラッシュが予定されておりますので、それもとても楽しみです。その意味でもコウリュウにはなんとか頑張っていただいて、よい流れを作ってほしいですね。
了
プロフィール
大和屋 暁 - Akatsuki Yamatoya
脚本家・作詞家・ライター。若くして一口馬主に出資を始め、クラブ馬主歴2年目にハーツクライと運命的な出会いを果たすと、有馬記念、ドバイシーマクラシックを制す大活躍。しかし、ノド鳴りによるアクシデントに見まわれ、突如として引退したことに一念発起、馬主になる決心を固めた。個人馬主としては、初めてデビューを果たした所有馬ジャスタウェイが大活躍の強運ぶりを発揮。遂には、目標であったドバイ遠征を実現させ、ドバイデューティーフリー(現在のドバイターフ)を圧勝。「自らの馬でドバイを勝つという」夢を実現させたばかりでなく、そのパフォーマンスが評価され、2014年度のワールドベストレースホースランキングでは、日本馬史上初の1位を獲得している。
現在の現役所有馬はカリボール、マジカルステージ、ジャスコ、キングロコマイカイ。一口馬主や共有馬ではアウィルアウェイ、ルーツドール、イストワールファムなどに出資している。
本業ではアニメ版「銀魂」、「スーパー戦隊シリーズ」などの脚本を手がけ、2020年公開の映画「デジモンアドベンチャー」も担当。愛馬との数年間に及ぶ足跡を綿密に綴った『ジャスタウェイな本』などの執筆も手がけた。