![大和屋暁](/img/column/yamatoya/tit_yamatoya.jpg?=v1)
初めての個人所有馬ジャスタウェイがレーティング世界No.1の評価を獲得し、種牡馬に。
人並み外れた馬運の持ち主が脚本家という本業のキャリアを活かし、馬主ライフを書き下ろします。
『またもこの問題が……』
2015/12/17(木)
皆さんこんにちは、ライター大和屋です。モンハンやってますか?僕はとうとうハンターランク解放で現在HR51です。HR60になるとウカム、アカムに挑戦できるそうなので地道にレベル上げの毎日になっています。そこで武器、防具、一気に装備を強化したいと思っております。今回のモンハンはとても盛りだくさんで沢山の懐かしモンスターや懐かしキャラがいたりいなかったりで嬉しい限りなのですが大剣使いとしてはディアブロスがいないのが少し寂しい。これがGになったら一体どうなってしまうのでしょうか?
というわけで今週はオツウです。前回は見どころなく終わってしまいましたが叩き二戦目、上がり目ありで今回が勝負なのではと密かに思っております。とはいいつつ今回も人気はあまりなさそうな上に、今回もあの問題に直面しております。それは言うまでもなく『出られるの?出られないの?問題』です。
![](https://www-f.keibalab.jp/img/upload/yamatoya/201512/151217_yamatoya.jpg?1457762424)
今回はターコイズステークスとリゲルステークスのダブル登録、ターコイズSは16番目タイ、リゲルSは20番目ということで、一見ターコイズSのほうが出やすいのではと思うでしょう?しかしそれは大いなる間違いで、ターコイズSに出られなかったらリゲルSということなのです。不思議に思うかもしれませんがこれは当然の話でリゲルSに登録している牝馬のほとんどがダブル登録をしていて本命は皆ターコイズステークスということなのです。という訳で出られればターコイズステークスで、出られなかったらリゲルステークスということなのです。
この状況でやはり思うのは出られる出られないがよくわからないのはきついということです。ジャスタウェイの頃からずっとやきもきしてきましたがオツウでも同じ問題が再発です。賞金が足りてないということで計算がたたない状況がずっと続いている感じ。このレースを大目標にして逆算ということができない。出ようと思っていたレースに出られないということが普通にあれば思い切った調整もし辛くなるのは言うまでもありません。
これは本当に調教師泣かせという感じでしょうし、馬主としても予定が立てられないのでなんともはがゆい感じです。こちらとしても木曜日にならないと旅の準備が始まらないのはやはりきびしい。中山で走るのか阪神で走るのかわからなければどうにも準備ができませんし、どっちにいくのかによっても予定の立て方ががらっと変わってしまいます。
結果論で言ってしまえばエリザベス女王杯もオープンになりたての馬が出られたりする状況でしたので、登録しておけば良かったじゃんとか思ったりもするのですが、出られなければ適鞍が他にない。そこ目標に仕上げてしまって出られなかったらすべてが水の泡、大変な損失になってしまうのです。こればっかりは登録を見ないとわからないので計算のしようもない。本当に困ったものです。ジャスタウェイが天皇賞を勝った時はこれでもう除外問題に悩まされることはないと喜んだものですが、やはり馬主を続ける限りこの問題からは逃れようがないのかもしれません。
というわけで何が言いたいのかというと、今回まったく人気もないオツウではありますが、なんとかターコイズSに出走し本賞金を加算し、出たいレースに出られるようになり、いつの日かG1レースに出走してあわよくば勝ってくれる日がきてくれることを祈るのみでございます。このコラムが更新されている頃にはどちらのレースに出走しているかはわかっているかと思いますが(※結果、出走となりました)、馬主がこんなことを思っていたという話でございます。
とまあ気がつけばスターウォーズが公開間近、忘年会だ新年会だと年の瀬でいろいろとバタバタしている状況ではありますが、皆さん風邪なんかをひかないように暖かくして過ごしましょう。オツウちゃん頑張ってくれー!
了
プロフィール
大和屋 暁 - Akatsuki Yamatoya
脚本家・作詞家・ライター。若くして一口馬主に出資を始め、クラブ馬主歴2年目にハーツクライと運命的な出会いを果たすと、有馬記念、ドバイシーマクラシックを制す大活躍。しかし、ノド鳴りによるアクシデントに見まわれ、突如として引退したことに一念発起、馬主になる決心を固めた。個人馬主としては、初めてデビューを果たした所有馬ジャスタウェイが大活躍の強運ぶりを発揮。遂には、目標であったドバイ遠征を実現させ、ドバイデューティーフリー(現在のドバイターフ)を圧勝。「自らの馬でドバイを勝つという」夢を実現させたばかりでなく、そのパフォーマンスが評価され、2014年度のワールドベストレースホースランキングでは、日本馬史上初の1位を獲得している。
現在の現役所有馬はカリボール、マジカルステージ、ジャスコ、キングロコマイカイ。一口馬主や共有馬ではアウィルアウェイ、ルーツドール、イストワールファムなどに出資している。
本業ではアニメ版「銀魂」、「スーパー戦隊シリーズ」などの脚本を手がけ、2020年公開の映画「デジモンアドベンチャー」も担当。愛馬との数年間に及ぶ足跡を綿密に綴った『ジャスタウェイな本』などの執筆も手がけた。