初めての個人所有馬ジャスタウェイがレーティング世界No.1の評価を獲得し、種牡馬に。
人並み外れた馬運の持ち主が脚本家という本業のキャリアを活かし、馬主ライフを書き下ろします。
『クラシック』
2017/4/6(木)
皆さんこんにちはライター大和屋です。すでにG1戦線は始まっていますが、今週末より、いよいよクラシック戦線が幕を開けます。自分はまったく関係のない状況ではありますが、周囲の人たちにとっては気合が入る季節といえるでしょう。
丸山担オーナーのアウトライアーズは前走勝つことはできませんでしたが、本賞金を加算することができ皐月賞への出走を、優先出走権を得ることで決めてくれました。レース当日の宴会で丸山オーナーは、最初はくやしさをにじませていましたが、お酒が進むにつれてクラシック出走を決めた嬉しさを爆発させておりました。皐月賞、そして、その後はNHKマイルカップなのか、ダービーなのか?夢が広がるその様子を間近で見ることができました。
宴会は盛大で楽しいものとなりましたが、重賞を勝つ難しさというものも改めて認識させられてしまいました。思えばジャス君も重賞2着が続いた時期もありました。他、森川さんの一口であるレイデオロ、友人Oさんの勤務先であるクラブ所属馬であるペルシアンナイト、応援すべき楽しみな馬目白押しではありますが、中でも今週末に楽しみな馬が一頭出走する予定です。
今週末は桜花賞?いえいえ、ではなく、その先のオークスへ向けての一戦、忘れな草賞に出走予定のイストワールファムでございます。この馬は前から言っていますが、皆で香港へ行こうという目標のもとに仲間内の皆で購入したシルクのお馬さんです。父ローエングリン、母ヒストリックレディの牝馬。
前走の未勝利戦をかなりの強さで圧勝して、次走に期待が膨らんでいる状態です。もし今回勝つことができるようならオークス出走が現実的になりそうな感じですので、是非頑張ってほしいと思っている今日この頃。勝ってくれると仲間内でも盛り上がるのですが、いったいどうなることでしょうか?東京コースが向いているようなレースぶりでしたので、是非ともオークスへと駒をすすめてほしいところです。
とまあそういうわけで週末は皆で大阪遠征をしてきます。忘れな草賞だけでなく桜花賞も行われますので、そこも見逃さないようにしなければと思っています。桜花賞当日の阪神競馬場、雨予報ですが満開の桜を見ることができるはずですし、ソウルスターリングがどんなレースをするかなど、見どころ満載と言わざるを得ない感じです。阪神競馬場も久しぶりですが、大阪の食い倒れが今から楽しみです。勝っても負けても宴会は行われることになりますので、次回は大阪食い倒れ祝勝会OR反省会の模様を更新したいと思っております。
というわけで大阪遠征をすることになったのですが、最近の大阪の宿泊事情はかなり強気な値段設定になっていると話題になりました。本当は土曜日から前乗りしようと話していましたが、週末土曜日の宿泊料金がもの凄いことになっているとのことで、土曜から行くのは見送り、日曜宿泊に落ち着きました。
大阪の人曰く京都の宿泊料金が高すぎて観光客の人たちが大阪に流れてきている。それに伴い大阪も強気な値段設定をするようになったとのこと。もともと大阪もホテルが少ないので需要と供給のバランスというか、足元を見ているというかで大阪も京都ほどではないものの、京都にならって宿泊のお値段があがってきているとのこと。
なんていうか本当にどこもそこも高いです。同じ部屋なのに前回大阪で泊まったときより一万円くらいお高くなっているような気がしないでもないような。もう少し何とかしてほしいと思っているのはきっと僕だけじゃないはずです。このまま値上がりが続けば気軽に京都大阪に遊びにいけなくなってしまいます。
本場のお好み焼きやたこ焼き、かすうどんやその他もろもろを気軽に食べられなくなるなんてことがあっていいはずがありません。とまあ愚痴っぽくなってしまいましたが、当日イストワールファムが勝ってくれればなんの文句もございません。言うまでもないことですが、当日の宴会参加者のテンションもあがりにあがることでしょう。そうなることを祈りつつ、週末は食い倒れの街、大阪へいってきます!
頑張れイストワールファム!もってくれ俺の胃袋!
了
プロフィール
大和屋 暁 - Akatsuki Yamatoya
脚本家・作詞家・ライター。若くして一口馬主に出資を始め、クラブ馬主歴2年目にハーツクライと運命的な出会いを果たすと、有馬記念、ドバイシーマクラシックを制す大活躍。しかし、ノド鳴りによるアクシデントに見まわれ、突如として引退したことに一念発起、馬主になる決心を固めた。個人馬主としては、初めてデビューを果たした所有馬ジャスタウェイが大活躍の強運ぶりを発揮。遂には、目標であったドバイ遠征を実現させ、ドバイデューティーフリー(現在のドバイターフ)を圧勝。「自らの馬でドバイを勝つという」夢を実現させたばかりでなく、そのパフォーマンスが評価され、2014年度のワールドベストレースホースランキングでは、日本馬史上初の1位を獲得している。
現在の現役所有馬はカリボール、マジカルステージ、ジャスコ、キングロコマイカイ。一口馬主や共有馬ではアウィルアウェイ、ルーツドール、イストワールファムなどに出資している。
本業ではアニメ版「銀魂」、「スーパー戦隊シリーズ」などの脚本を手がけ、2020年公開の映画「デジモンアドベンチャー」も担当。愛馬との数年間に及ぶ足跡を綿密に綴った『ジャスタウェイな本』などの執筆も手がけた。