当歳でも億超え9頭!!セレクトセール2016・当歳馬市場回顧
2016/7/17(日) 12:00
![レイズアコールの2016](/img/upload/selectsale/201607/160717_raiseacall2016.jpg
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ジャスタウェイの初年度産駒のセリ1頭目となる レイズアコール2016を落札した大和屋暁氏
前日からディープインパクト産駒の牡馬は漏れなく高額になるという状況で、2億8000万円の値がついた母イルーシヴウェーヴの2016を筆頭に、この日も続々と1億円オーバーが続出する。 そんな中、オルフェーヴル産駒の母プリティカリーナの2016(父オルフェーヴル)が1億円で落札される。同馬を落札したのはKTレーシング。現3歳世代から競走馬を所有し始めた新興馬主の一人だ。 今年のセールは新興馬主や外国人馬主の参入が多く見られた。母ファイナルスコアの2016(父ディープインパクト)を1億5500万円で落札したのは、イオン株式会社の元社長である二木英徳氏。まだ同氏は馬主免許を取得していない、言わば正真正銘の新規参入なのである。イギリスのEU離脱など景気の悪い話が少なくない近頃だが、この会場の中に限ればそんなことはお構いなし。競り合いとなり入札額がつりあがっていっても、上場されているのが良血馬であればどんどんと手が上がる。そしてそういったことが出来るのは、古くから馬主をしている人だけではない。いまやディープインパクト産駒は、初めて持つ馬の理想になりつつあるのかもしれない。それが成功への近道だということは、ここ数年の同産駒の活躍を見れば一目瞭然だ。
![ファイナルスコアの2016](/img/upload/selectsale/201607/160717_finalscore2016.jpg
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二木英徳氏が落札したファイナルスコアの2016
![ファイナルスコアの2016](/img/upload/selectsale/201607/160717_satomi2016.jpg
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マルペンサの2016を落札した里見治オーナー
![ホエールキャプチャの2016](/img/upload/selectsale/201607/160717_whalecapture2016.jpg
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オルフェーヴルとの間に産まれたホエールキャプチャの2016
![吉田照哉](/img/upload/selectsale/201607/160717_teruya2016.jpg
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セレクトセールの総括を語る吉田照哉氏