トーセンラーの全弟・スピルバーグが兄を彷彿とさせる差し切り!

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11年10月15日(土)、4回東京4日目4Rでサラ系2歳新馬(芝2000m)が行なわれ、北村 宏司騎手騎乗の1番人気・スピルバーグが優勝。勝ちタイムは2:08.2(稍)。

2着にはクビ差で2番人気・ブラインドサイド(牡2、美浦・加藤征厩舎)、3着には3番人気・オメガインペリアル(牡2、美浦・萩原厩舎)が続いて入線した。

スピルバーグはゲートの出もモッサリとしていて、序盤は最後方からスタート。3コーナーに差し掛かる前は中団4~5番手付近にマークしたが、直線に差し掛かると、手応えはイマイチ。 ブラインドサイド、ハシルヨアニキ、キョウエイニファらが抜け出しを図る時には、スピルバーグはモタモタとしている内にブラインドサイドが独走。 そのまま押し切りが決まるかに思われたが、スピルバーグがハミをとってからはエンジンを加速させるように一気の差し切り勝ちを決めた。

勝ったスピルバーグは今年のきさらぎ賞を制し、次週の菊花賞にも登録を行っているトーセンラーが全兄。 馬主は山本 英俊氏、生産者は千歳の社台ファーム。馬名の意味由来は「人名」。

1着 スピルバーグ(北村宏騎手)
「道中は、あのペースでも促しながらの追走で、なかなかハミを取ってくれませんでしたけど、直線に入ってからはハミを取ってくれました。前と離れていたので届かないかと思いましたけど、ひと追いごとに伸びてくれました」

2着 ブラインドサイド(田中勝騎手)
「残念ですね。ペースは遅過ぎるくらいで、楽に行けましたし、道中は物見をしながら走っていました。最後、一気に交わされた分ですね。並んでいれば違ったかもしれませんが、後ろから音がしたと思ったら、もう交わされていました」

3着 オメガインペリアル(三浦騎手)
「上がりの競馬になってしまいましたね。体質がまだ弱くて、稽古をビシッとやれていない分、反応が遅くて少し置かれてしまいました。でも最後もよく伸びていますし、競馬に行って良いタイプですね。馬群で競馬をしたのも良い経験になると思いますし、幼い部分が成長してくれば楽しみです」

4着 マイネアスタリスク(柴田大騎手)
「次に変わりそうな感じがしますね。今日はゲートの出も遅いし、道中は物見をするし、いかにも新馬という内容でしたが、最後の直線の反応が良かったので、使って変わってくれると思います」

5着 ハシルヨアニキ(大庭騎手)
「ペースが遅かったこともありますが、道中は余裕を持って追走出来ました。手応えがあったので、自分から動きましたが、最後は息がもちませんでした。でも、走りは悪くありませんし、次は息も良くなるだろうし、変わるはずです」

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スピルバーグ
(牡2、美浦・藤沢和厩舎)
父:ディープインパクト
母:プリンセスオリビア
母父:Lycius


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