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タマモスコーピオンが最後のひと押しでハナ差を制す。
2011/10/18(火)
日曜京都4R
2歳新馬
ダ1800m
勝ちタイム1.54.5
タマモスコーピオン(牡2、父マンハッタンカフェ・栗東・藤沢則厩舎)
※※タマモスコーピオンが最後のひと押しでハナ差を制す。
7頭立ての新馬戦。当然にスローな流れになって、逃げ切りと思えたダイヴァーダウン。それを最後のひと伸びで、タマモスコーピオンがハナ差かわして差し切った。とは言え、1コーナーでかなり外を廻る若さを見せたり、道中もコーナーリングでかなりロスのある競馬。小頭数でユッタリの流れも幸いした模様。タイムはダート不良だけにまずまずのものだったが、レベル的には少し低かったかも知れない…。
スタートはスタンド前。最初のカーヴまでは2ハロン近い距離があるのだろう。そこまでに主導権を握って先頭に躍り出たいもの。小頭数こそ、けっこう展開が厳しいものとなるケースが多い。
ゲートを真っ先に出ていったのはフラカン。しかし左右の馬がけっこう行く気を見せて押していく。コスモアンノーンが外から、しかし内からダイヴァーダウンが押して押して行く。
1コーナーのカーヴを過ぎたあたりに2ハロンめの棒が立っているのだが、そこを通過する時には10.9のラップを刻んで、コーナーリングでダイヴァーダウンが先手となった。2番手にコスモアンノーンが控えて2コーナーを廻って行く。そこらあたりから先頭に立ったダイヴァーダウンはペースを落とした様子だ。
1コーナーのカーヴでは、やや大回りになったタマモスコーピオンがブービーで、ドンジリにはコスモアケルナル。
向こう正面に入って、かなりペースを落とした先行馬2頭。その間に後ろの組のコスモアケルナルが追い上げて、5番手で前から3馬身少し。その直後にタマモスコーピオンが続く。
1000メートルを1.04.3のユッタリな流れで通過した先頭が3コーナーに入って行く時に、タマモスコーピオンがやや押し上げて行った。4コーナー手前では前が3頭並ぶ。
逃げるダイヴァーダウンにコスモアンノーン、さらにペプチドキングピンがほぼ横一列。その後ろも3頭が2馬身ないぐらいの間隔で続くが、一番外へタマモスコーピオンが並ぶ。
7頭がそんなに差がないまま直線へと入ってくる。やはり逃げたダイヴァーダウンが有利で、コーナーワークで2馬身と離しにかかる。2番手コスモアンノーンとの差を広げにかかる。タマモスコーピオンは4コーナーでもやや外へ膨れ気味で廻ってくる。
残り1ハロンでもダイヴァーダウンのリードはまだ2馬身あったが、やっとエンジンのかかり出したタマモスコーピオンがジワジワと詰めてくる。しかしダイヴァーダウンがかろうじて逃げ切ったかのゴール寸前、タマモスコーピオンが鼻面を伸ばして過ぎ去っていった。
パトロール・ビデオで見ても、タマモスコーピオンはフラフラ、フワフワの道中でありコーナーリングである。それでいながら追われてはしっかりとした脚を使ってのハナ差勝利。
まだまだ荒削りな部分があってのものだけに、まずまずであろう。次はもっとピリっとしたレースになるのだろうから。
日曜京都5R
2歳新馬
芝1600m
勝ちタイム1.37.2
プレミアムブルー(牡2、父サムライハート・栗東・鈴木孝厩舎)
※※プレミアムブルーがマイペースで逃げ切る。
パドックで見ている大勢のファンから『オオーッ!』と声が出るぐらいに、ダノングーグーはパドックで大変。1周するたびに前脚を大きく上げて立ちあがってしまう。2人引きしていてもそれ。もう一人スタッフが来ても一緒。そして馬っ気まで出してしまう。他の馬も鳴いたりと、騒々しいパドックだった。
その1番人気のダノングーグーは、5番手を進んでいながらもう直線では脚が残っていなかった。レース前にかなり体力を消耗してしまったのか。
それらを後目に外枠からポンと出てそのまま逃げ切ったのが、サムライハート産駒のプレミアムブルーで、1000メートルが1.02.4と完全な逃げぺースに落としての逃げ切りであった…。
大外のダノングーグーが、ポンと出て外へ少しヨレ気味か。タガノジョイナーが少し出がマズかったが、他は五分のスタート。すぐさまプレミアムブルーが押して出て行った。1ハロンで先頭に立つ。2番手にはエーシンスピーダー。この馬もパドックでややうるさい処を見せていた馬だ。その後をハギノタイクーンとレッドグルーヴァーが続く。
3ハロンを通過するあたりではダノングーグーも外の5番手で、レッドグルーヴァーとドラゴネッティと3頭で並ぶ位置だ。
3コーナーから坂を下って行く時には、先頭のプレミアムブルーにエーシンスピーダー、ハギノタイクーンと、半馬身ずつ続く。最後方のタガノジョイナーまでは10馬身ぐらいの間隔か。
4コーナー手前では、ダノングーグーも押し上げて5番手の外目まで上がっている。内ではドラゴネッティがラチ沿いをいい感じで追走だ。
カーヴから直線へと入ってくるあたりでは、プレミアムブルーが押しながらも先頭をキープ。むしろ2番手のエーシンスピーダーとハギノタイクーンの方が追走が苦しそうだ。そこを外へ出したドラゴネッティが、ダノングーグーを内から抜いて前に出てくる。
残り1ハロンを過ぎて、前はますますプレミアムブルーが勢いづいて差を広げだす。エーシンスピーダーとの差が2馬身と広がっていく。ドラゴネッティが内へもたれていたのを矯正して追い出しにかかる。
完全にプレアムブルーのものとなった勝利の行方。和田Jの左ステッキが振舞われる。その後ろで、これまたトップスピードとなったドラゴネッティが追い詰めて行くが差は詰まらずで2着。エーシンスピーダーが3着であった。4着にブービーにいたアプフェルヴァインが内から進出してきていい脚を見せていた。
ダノングーグーは最後は力尽きたのか、ブービーでゴールイン。
最後の2ハロンが11.3~11.5のラップ。和田J、会心の逃げきりでプレミアブルーがデビュー戦勝ちをしとめた。
ダノングーグーはレース前にあれだけイロイロあっては、力ももう残っていなかったかも知れない。次走には造りなおして出てくるだろう。
まだまだ幼稚園児の運動会といった印象の新馬戦でもあった。
平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。
2歳新馬
ダ1800m
勝ちタイム1.54.5
タマモスコーピオン(牡2、父マンハッタンカフェ・栗東・藤沢則厩舎)
※※タマモスコーピオンが最後のひと押しでハナ差を制す。
7頭立ての新馬戦。当然にスローな流れになって、逃げ切りと思えたダイヴァーダウン。それを最後のひと伸びで、タマモスコーピオンがハナ差かわして差し切った。とは言え、1コーナーでかなり外を廻る若さを見せたり、道中もコーナーリングでかなりロスのある競馬。小頭数でユッタリの流れも幸いした模様。タイムはダート不良だけにまずまずのものだったが、レベル的には少し低かったかも知れない…。
スタートはスタンド前。最初のカーヴまでは2ハロン近い距離があるのだろう。そこまでに主導権を握って先頭に躍り出たいもの。小頭数こそ、けっこう展開が厳しいものとなるケースが多い。
ゲートを真っ先に出ていったのはフラカン。しかし左右の馬がけっこう行く気を見せて押していく。コスモアンノーンが外から、しかし内からダイヴァーダウンが押して押して行く。
1コーナーのカーヴを過ぎたあたりに2ハロンめの棒が立っているのだが、そこを通過する時には10.9のラップを刻んで、コーナーリングでダイヴァーダウンが先手となった。2番手にコスモアンノーンが控えて2コーナーを廻って行く。そこらあたりから先頭に立ったダイヴァーダウンはペースを落とした様子だ。
1コーナーのカーヴでは、やや大回りになったタマモスコーピオンがブービーで、ドンジリにはコスモアケルナル。
向こう正面に入って、かなりペースを落とした先行馬2頭。その間に後ろの組のコスモアケルナルが追い上げて、5番手で前から3馬身少し。その直後にタマモスコーピオンが続く。
1000メートルを1.04.3のユッタリな流れで通過した先頭が3コーナーに入って行く時に、タマモスコーピオンがやや押し上げて行った。4コーナー手前では前が3頭並ぶ。
逃げるダイヴァーダウンにコスモアンノーン、さらにペプチドキングピンがほぼ横一列。その後ろも3頭が2馬身ないぐらいの間隔で続くが、一番外へタマモスコーピオンが並ぶ。
7頭がそんなに差がないまま直線へと入ってくる。やはり逃げたダイヴァーダウンが有利で、コーナーワークで2馬身と離しにかかる。2番手コスモアンノーンとの差を広げにかかる。タマモスコーピオンは4コーナーでもやや外へ膨れ気味で廻ってくる。
残り1ハロンでもダイヴァーダウンのリードはまだ2馬身あったが、やっとエンジンのかかり出したタマモスコーピオンがジワジワと詰めてくる。しかしダイヴァーダウンがかろうじて逃げ切ったかのゴール寸前、タマモスコーピオンが鼻面を伸ばして過ぎ去っていった。
パトロール・ビデオで見ても、タマモスコーピオンはフラフラ、フワフワの道中でありコーナーリングである。それでいながら追われてはしっかりとした脚を使ってのハナ差勝利。
まだまだ荒削りな部分があってのものだけに、まずまずであろう。次はもっとピリっとしたレースになるのだろうから。
日曜京都5R
2歳新馬
芝1600m
勝ちタイム1.37.2
プレミアムブルー(牡2、父サムライハート・栗東・鈴木孝厩舎)
※※プレミアムブルーがマイペースで逃げ切る。
パドックで見ている大勢のファンから『オオーッ!』と声が出るぐらいに、ダノングーグーはパドックで大変。1周するたびに前脚を大きく上げて立ちあがってしまう。2人引きしていてもそれ。もう一人スタッフが来ても一緒。そして馬っ気まで出してしまう。他の馬も鳴いたりと、騒々しいパドックだった。
その1番人気のダノングーグーは、5番手を進んでいながらもう直線では脚が残っていなかった。レース前にかなり体力を消耗してしまったのか。
それらを後目に外枠からポンと出てそのまま逃げ切ったのが、サムライハート産駒のプレミアムブルーで、1000メートルが1.02.4と完全な逃げぺースに落としての逃げ切りであった…。
大外のダノングーグーが、ポンと出て外へ少しヨレ気味か。タガノジョイナーが少し出がマズかったが、他は五分のスタート。すぐさまプレミアムブルーが押して出て行った。1ハロンで先頭に立つ。2番手にはエーシンスピーダー。この馬もパドックでややうるさい処を見せていた馬だ。その後をハギノタイクーンとレッドグルーヴァーが続く。
3ハロンを通過するあたりではダノングーグーも外の5番手で、レッドグルーヴァーとドラゴネッティと3頭で並ぶ位置だ。
3コーナーから坂を下って行く時には、先頭のプレミアムブルーにエーシンスピーダー、ハギノタイクーンと、半馬身ずつ続く。最後方のタガノジョイナーまでは10馬身ぐらいの間隔か。
4コーナー手前では、ダノングーグーも押し上げて5番手の外目まで上がっている。内ではドラゴネッティがラチ沿いをいい感じで追走だ。
カーヴから直線へと入ってくるあたりでは、プレミアムブルーが押しながらも先頭をキープ。むしろ2番手のエーシンスピーダーとハギノタイクーンの方が追走が苦しそうだ。そこを外へ出したドラゴネッティが、ダノングーグーを内から抜いて前に出てくる。
残り1ハロンを過ぎて、前はますますプレミアムブルーが勢いづいて差を広げだす。エーシンスピーダーとの差が2馬身と広がっていく。ドラゴネッティが内へもたれていたのを矯正して追い出しにかかる。
完全にプレアムブルーのものとなった勝利の行方。和田Jの左ステッキが振舞われる。その後ろで、これまたトップスピードとなったドラゴネッティが追い詰めて行くが差は詰まらずで2着。エーシンスピーダーが3着であった。4着にブービーにいたアプフェルヴァインが内から進出してきていい脚を見せていた。
ダノングーグーは最後は力尽きたのか、ブービーでゴールイン。
最後の2ハロンが11.3~11.5のラップ。和田J、会心の逃げきりでプレミアブルーがデビュー戦勝ちをしとめた。
ダノングーグーはレース前にあれだけイロイロあっては、力ももう残っていなかったかも知れない。次走には造りなおして出てくるだろう。
まだまだ幼稚園児の運動会といった印象の新馬戦でもあった。
平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。
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