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平林雅芳の目
2008/5/6(火)
ポイントは直線入り口だった・・・。
ジャケットを脱がないと居られないほどに暑い京都競馬場だったが天皇賞の始まるちょっと前ぐらいにはさほど感じなくなっていた。
スタンドに溢れんばかりの人、人である。
G1ファンファーレをかなでる楽団、スターターが所定の位置で旗を振ったときにあがった大歓声にも動じず、ゲートインが始まった。
最後に収まったアドマイヤジュピタがゲートオープンの瞬間に置かれていたのを観て、スタンドからまた歓声である。
しかし直ぐに追いつきホクトスルタンを先頭にした集団が1周目の坂を下っていく。
スタンド前を淡々とした流れで進み、ほとんど動きがないまま縦長のかっこうで向こう正面を過ぎる。
⑧のハロン棒が近づいた時に動きが出た。
3、4番手を進んでいたアサクサキングスが出ていき、中団より後ろで待機していたメイショウサムソンが上がっていく。
その後ろをマークしたように進んでいたアドマイヤジュピタも同じようにあがっていった。
直線入り口で、先頭のホクトスルタンと後ろの馬との差は、わずかに1馬身ぐらいか。
その横にアサクサキングスが続く。
ポップロックが内から出かかるのを、メイショウサムソンは蓋をするようなかっこうでカーブへと向う。
ホクトスルタンとほぼ並んだアサクサキングスが4角をちょっと外へ大きく廻った。
その外にきていたメイショウサムソンとアドマイヤジュピタだったが、真ん中のメイショウサムソンが少しひく格好になり、外からスムーズに出てきたジュピタとの差は1馬身半ぐらいも差が出ただろうか。
内のアサクサも伸びてはいるが、外のジュピタの伸びがいい。
ちょっと遅れ気味だったサムソンも武豊Jのステッキに呼応するように伸びだし、直線1Fを過ぎたあたりではグイグイと前に詰め寄る。
外を行くアドマイヤジュピタと、内を進むメイショウサムソンのデッドヒートがゴールまで続く。
一旦内が出た瞬間もあったように見えたぐらいだったが、ゴール寸前ではあきらかに外のアドマイヤジュピタが出たように見えた。
しかし際どい勝負に持ち込んだように見えた。
後で確認した着差を見るとアタマ差もあった・・・。
気がつくと、4角では完全にアサクサキングスの勢いに負けていたホクトスルタンが、そう差のない4着と粘っていた。
引き上げてきた岩田Jが「出遅れてしまった!」と言っているのが聞こえる。
実は昼休みとか、天皇賞までの間に横山典Jや四位Jと立ち話をした。
彼らの一致した意見は「何だかんだ言ってもメイショウサムソンじゃないの」であった。
「地力がある馬の前走だけで判断するのは素人だけで、我々はそんなの信用してないよ」との見方をしているのに驚いたぐらいであった。
そして、ホクトを捕まえた四位Jが、4角で直ぐ後ろにきているだろうメイショウサムソンを外に振り気味に廻るのは、プロならばやる『仕事』であろう。
それと、勝ったアドマイヤジュピタが、メイショウサムソンの後ろに丁度マークする絶好の位置となったのも勝負のポイントであろう。
私の『読み』も、当たったのか外れたのかよく判らない結果であったが、言えることは強い馬はちゃんと強い仕事をするものである。
一戦だけでその馬の評価を下げたりすると、手痛い仕打ちが馬券で跳ね返ってくることがまたまた判ったことであろうか・・・・。
ジャケットを脱がないと居られないほどに暑い京都競馬場だったが天皇賞の始まるちょっと前ぐらいにはさほど感じなくなっていた。
スタンドに溢れんばかりの人、人である。
G1ファンファーレをかなでる楽団、スターターが所定の位置で旗を振ったときにあがった大歓声にも動じず、ゲートインが始まった。
最後に収まったアドマイヤジュピタがゲートオープンの瞬間に置かれていたのを観て、スタンドからまた歓声である。
しかし直ぐに追いつきホクトスルタンを先頭にした集団が1周目の坂を下っていく。
スタンド前を淡々とした流れで進み、ほとんど動きがないまま縦長のかっこうで向こう正面を過ぎる。
⑧のハロン棒が近づいた時に動きが出た。
3、4番手を進んでいたアサクサキングスが出ていき、中団より後ろで待機していたメイショウサムソンが上がっていく。
その後ろをマークしたように進んでいたアドマイヤジュピタも同じようにあがっていった。
直線入り口で、先頭のホクトスルタンと後ろの馬との差は、わずかに1馬身ぐらいか。
その横にアサクサキングスが続く。
ポップロックが内から出かかるのを、メイショウサムソンは蓋をするようなかっこうでカーブへと向う。
ホクトスルタンとほぼ並んだアサクサキングスが4角をちょっと外へ大きく廻った。
その外にきていたメイショウサムソンとアドマイヤジュピタだったが、真ん中のメイショウサムソンが少しひく格好になり、外からスムーズに出てきたジュピタとの差は1馬身半ぐらいも差が出ただろうか。
内のアサクサも伸びてはいるが、外のジュピタの伸びがいい。
ちょっと遅れ気味だったサムソンも武豊Jのステッキに呼応するように伸びだし、直線1Fを過ぎたあたりではグイグイと前に詰め寄る。
外を行くアドマイヤジュピタと、内を進むメイショウサムソンのデッドヒートがゴールまで続く。
一旦内が出た瞬間もあったように見えたぐらいだったが、ゴール寸前ではあきらかに外のアドマイヤジュピタが出たように見えた。
しかし際どい勝負に持ち込んだように見えた。
後で確認した着差を見るとアタマ差もあった・・・。
気がつくと、4角では完全にアサクサキングスの勢いに負けていたホクトスルタンが、そう差のない4着と粘っていた。
引き上げてきた岩田Jが「出遅れてしまった!」と言っているのが聞こえる。
実は昼休みとか、天皇賞までの間に横山典Jや四位Jと立ち話をした。
彼らの一致した意見は「何だかんだ言ってもメイショウサムソンじゃないの」であった。
「地力がある馬の前走だけで判断するのは素人だけで、我々はそんなの信用してないよ」との見方をしているのに驚いたぐらいであった。
そして、ホクトを捕まえた四位Jが、4角で直ぐ後ろにきているだろうメイショウサムソンを外に振り気味に廻るのは、プロならばやる『仕事』であろう。
それと、勝ったアドマイヤジュピタが、メイショウサムソンの後ろに丁度マークする絶好の位置となったのも勝負のポイントであろう。
私の『読み』も、当たったのか外れたのかよく判らない結果であったが、言えることは強い馬はちゃんと強い仕事をするものである。
一戦だけでその馬の評価を下げたりすると、手痛い仕打ちが馬券で跳ね返ってくることがまたまた判ったことであろうか・・・・。
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