スイートメドゥーサがデビュー勝ちを飾る

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トピックス


土曜中京5R
2歳新馬
芝1400m
勝ちタイム1.24.0

スイートメドゥーサ (牝2、アグネスタキオン・栗東、松元厩舎)

※スイートメドゥーサがデビュー勝ちを飾る

オークス馬ローブデコルテの初子スイートメドゥーサ。阪神開催でのデビュー予定があらかた1月伸びてのデビュー戦となったが、その間にだいぶ精神的にもユッタリとして堂々たる風格。
ユックリのゲートの出だったが、中団の外目に付けて進め、4コーナでは早めの3番手に並び、直線は馬場のいい外目を真っ直ぐ、それもまったくステッキも入れない馬なりでのゴール。着差はそんなでもないが、観る者に衝撃のデビュー勝ちを与えた。これは楽しみな馬の出現であろう・・。

やや小雨が降る中京競馬場。パドックはそんな中でも熱心な人で溢れていた。17頭と数も揃ったなか、白い馬体で数字はそんなに大きくはないのだが、しっかりと落ち着いた雰囲気で周回するスイートメドゥーサ。なかなか悪くない。返し馬も悪くなく、残りは問題のゲートの出を待つ。ゲートを自ら出ようとしない事があったりで、デビューが伸びた経緯があるからだ・・。

確かに速くはない出ではあったが、まずまず中くらいの位置をスタート後に確保。シゲルミズガメザメイショウダルが飛び出て行く。この態勢で2ハロン過ぎまで行く。その後ろに続くグループもけっこう前を追いかけて行く。
先行集団が5頭ぐらいとなって3コーナーを廻って行く。スイートメドゥーサはちょうど真ん中ぐらい。スクワドロンが少し前の内目にいた。
3コーナーの中間ぐらいで、今度はメイショウダルが前に出る。2番手シゲルミズガメザの外にマルシゲサムライが上がり、スイートメドゥーサも外目を進出しており前から7頭目。3馬身少しまで接近している。
その後、4コーナー手前まで来たら、前はメイショウダルとマルシゲサムライが並んだがその後ろの一番外目にもうスイートメドゥーサが上がっていた。

カーブを廻って直線に入って来た。もう一度内から先頭をうかがうメイショウダル。馬場の4頭目分を通っている。その2馬身後ろぐらいをスイートメドゥーサがいい感じでいる。ステッキを4コーナーを廻る時に抜いたのは見えたが、左に持ったままだ。
そして残り200を過ぎたあたりでゴーサインを出したスイートメドゥーサ。先頭になったマルシゲサムライの外を何もせずに抜いて行く。少し押す程度で追っている動作ではなく伸びて行く。その後ろをウインドストリームが外から内へと切り込みながら迫ってきたが、ゴール前ではまた離された格好だ。
この2頭から離れた3着争いは、ゴール寸前で後方を進んでいたユキノスライダーがいい追い上げを見せて3着。3番人気のスクワドロンは伸びを欠いて14着、太かったか。

勝ったスイートメドゥーサは、調教に跨った時から好感触の鞍上だったが、実戦でもその雰囲気のままを出してくれた。火曜朝に担当の青木助手に聞いたが、《使ったダメージもなく心臓も実にいいと獣医が言ってたよ~》と明るい声だった。これは楽しみな牝馬である。母ローブデコルテに近づく活躍に期待だ。


平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。