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-きさらぎ賞-平林雅芳の目
2013/2/5(火)
日曜京都11R
きさらぎ賞(G3)
芝外1800m
勝ちタイム 1.48.9
タマモベストプレイ(牡3、フジキセキ・栗東・南井厩舎)
朝日杯で除外の鬱憤を晴らしたタマモベストプレイ!!
このタマモベストプレイの一族も凄いもの。兄タマモホットプレイが重賞2勝。現役のタマモナイスプレイも、オープン入りして頑張っている。
暮れの朝日杯を無念の抽選負け。シンザン記念へスライドして出走したが、好位から伸びきれずに終わってしまった。
今回は相手関係に恵まれたとはいえ、2番手から叩き合いの末に勝ち取った重賞勝ちである。距離1800で勝ったことの意義が大きく、今後に大きな含みが出てきたはずである。南井厩舎の基盤ともいえる血筋。大きな柱となって今年を走りぬくのであろう・・・。
パドックで観ていても、リグヴェーダは太いというか、何か《走る!》といった感じがない。大ざっぱに観た感じでは、②のマズルファイヤーとラストインパクトの気配がいい。特にマズルファイヤーは気合満面でやる気がある。
返し馬をしていく馬達を観ていても何かひらめきのないレースだな~なんて思ってしまう。
スタートからポンと出ていったのが、そのマズルファイヤー。アルムダプタが外から、中からタマモベストプレイと好位を固めていく。当然にユッタリな流れだ。あとはPVで見た映像では《これほどに内を開けていたのか~》と思える程に、8頭が馬場の6分ところを通っていて内がガラ空き。よほど馬場が悪いのか、外の緑の部分を通るのがベストロードなのかだろう。
バッドボーイが先手かと思うのが普通。それがあんまり行けてない。好位とは言え、がら空きの内から行くわけでもない。やはり折り合い重点が先決なのはどのジョッキーも一緒なのだろう。
最後方がラストインパクトで先頭から4馬身ぐらいでの塊となって、向こう正面から3コーナーへと廻っていく。2番手にバッドボーイとタマモベストプレイが並び、その後ろにクラウンレガーロとアルムダプタが並び、アドマイヤドバイにリグヴェーダ、そしてラストインパクトが相変わらずドンジリで最後のカーブへと向かう。
直線も目いっぱい外へと出てきた。アルムダプタがいちばん外へ、最内には4コーナー手前からリグヴェーダが入ったが、どうも外へもたれていて内へと入ってきた様子だ。
先頭のマズルファイヤーがそのまま押し切るのかという勢い。タマモベストプレイがその外へ出して追い上げる。バッドボーイがマズルファイヤーの内へ入る。その後ろから少し内へ入ってきたアドマイヤドバイ。しかし前2頭の勢いがいい。
マズルファイヤーが内、外タマモベストプレイの追い合いが続くが、ステッキを相当数入れた和田Jのタマモベストプレイが、少しずつ前へと出てゴールを迎えた。クビ差ではあったがそんなに開いていないぐらいの間隔、感覚であった。
アドマイヤドバイ3着。バッドボーイ4着だったが、少しバッドボーイが窮屈なシーンもあったり、最後方となったリグヴェーダが最後は外へと出てきたが、何かフラフラしている感じさえ見受けた。
10.9~11.9と最後の2ハロンの数字だが、勝負は4角手前から。逃げたマスルファイヤーを追いかけたタマモベストプレイの根性が、それを上廻ったものであった。6着ラストインパクトまでがコンマ4秒。2馬身少しでの差。
しかし完全に前へ行った馬での決着であった。タマモベストプレイと和田Jの気迫で勝ち取ったレースであろう・・・。
平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。
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