【オークス】右肩上がりのデニムアンドルビー「使う毎に良くなっている」

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19日(日)に行われるオークス(G1)に出走予定のデニムアンドルビー(牝3、栗東・角居厩舎)を管理する角居勝彦調教師の一問一答は以下の通り(15日(水)、最終追い切り後)。

-:おはようございます。前走はデビューしてから4戦目、トライアルを勝ちました。3コーナーから長く本当にいい脚を使って勝利しましたね。

角居勝彦調教師:そうですね、はい。

-:3角スパートから、終いもしっかりしていました。

角:そうですね、位置取りが一番後ろだったんでね、ちょっと心配でした。

-:それにしても、2月の3日デビューから最初は勝てない競馬があったのですが、非常に順調に4戦消化して、ついに晴れ舞台となりました。

角:ちょっと時間がかかっちゃいましたね。

-:それでも未勝利、それからトライアルと連勝して臨むオークスなんですが、今日は追い切りが行われました。今日の追い切りの狙いはどのへんだったんでしょうか?

角:デビューからずっと使い続けて状態もできていましたので、まあ初めての距離ですからね、ちょっと折り合いだけどんなものかってことで、3頭併せの真ん中で我慢するようにしました。

-:その3頭併せの真ん中で、今日は調教が行われました。動きについて先生の採点はいかがでしょうか?

角:本当に人間の指示どおりに動いてくれる子ですし、まあ本当に余裕持っての先着だったと思いますんで、大丈夫だと思います。

-:精神面、それから体調面についてはいかがでしょうか?

角:飼い食いが最初は細かったんですけどね、使う毎にしっかり食べられるようになって、体調はどんどん使う毎に良くなっているような感触です。

-:追い切りを終了した時点で、特に心配材料というのはありませんでしょうか?

角:前走も輸送しての競馬でしたんで。今のところは特に心配なところはないかなと思います。

-:前回も東京に輸送されました。今回も東京輸送と、短期間に2度東京への輸送があります。そのへんも考慮しての、今日の追い切りだったんでしょうか?

角:そこは別に考慮しなくても飼葉を食べられているんで。まあ、折り合いを課題にしただけです。

-:「折り合い」という言葉が出ました。東京の2400m、折り合い面で心配のあるタイプなんでしょうか、無いタイプなんでしょうか?

角:前走を見る限り、多分無いんだと思います。

-:各陣営も距離延長がポイントとおっしゃっていますが、あの馬には2400mはプラス材料が多いんでしょうか?

角:前走のあの競馬を見るかぎりは、一番後ろでもキレイに辛抱するというか「行く気がなかったよ」ぐらいにね感じられてきましたんで。まあ、距離が延びるのは、やりやすくなるんじゃないかなとは思うんです。

-:今度のオークスでのポイントなんですが、先生はどんな風に今はとらえていらっしゃいますか?

角:桜花賞組とG1を戦っていた組との力関係だけだと思うんです。

-:さあ、今度はオークス、G1の晴れ舞台です。オークスに向けての意気込みをひと言、お願いいたします。

角:本当にギリギリ間に合ったっていう感じでしたけど、これだけ上向いた状態でG1を迎えられるというのは、本当に嬉しいかぎりだと思います。良い状態にもなってきてますんでね、是非、競馬場に応援にきていただきたいなと思います。

【騎乗する内田博幸騎手のコメント】
「前走は、すごく強い内容だったと思います。あれだけのパフォーマンスを見せられるというのは、やはり力があるからこそですね。角居先生は、任せて乗せてくれる先生で特に指示はなかったので、自分も馬のことを十分理解して良い結果を出そうという気持ちでした。それが良い方に向いたんでしょうね。
返し馬で、前に行く馬ではないなと思ったので、慌てずに乗りました。開幕週で前が止まらない馬場だったので、あの位置では後ろ過ぎるのでは、と思って見ていた方も多かったと思いますけど、馬を信じて乗っていれば結果は出ると思っていました。オークスの切符を取れましたし、キッチリと仕事が出来て良かったと思いました。
背中も脚の運びも良いですし、素直に指示に従ってくれる素晴らしい馬です。2000のレースで勝っているので、距離も問題ないと思いますし、枠もどこでも大丈夫です。相手は強くなりますが、この馬もヒケを取りませんし、この馬の走りをさせればおのずと結果はついてくると思います」


3頭併せの中がデニムアンドルビー